赤ちゃんには優しい

私は31年前、アメリカのニュージャージー州に生まれました。
両親はどちらも日本人。

当時はまだそんなにその地域にアジア人がいなかったため、
新生児室にだだ一人アジア人の私が寝かされているのを見て、

「娘がすでにインターナショナルな環境に…」

と両親は思ったそうです。

そして、アメリカ人の赤ちゃんに対する褒め方が凄い。

オーーゴージャス!!!
ゴージャーーーーース!!!!!

ってめっちゃ言う。

ゴージャス
Gorgeous : 形容詞
豪華な、華麗な、りっぱな
(Weblio調べ)

いや、娘の顔、まだ生まれたてだから
赤ら顔のしわくちゃ宇宙人ですけど?!

と戸惑う両親を尻目に

ゴーーーージャーーーース!!!!!
ソーーーーキューーート!!!!!

と言ってくれるアメリカ人。
なんという優しさ。

ちなみに、
私は生まれた時から剛毛で、
髪がフサフサだったため、
赤ちゃんの私を抱いた母がタクシーに乗ろうとしたら
タクシー運転手に

「そのベビーの髪はウィッグかい?!」

と言われたらしいです。
アメリカンジョークか?

そして黒髪パッツンで市松人形のようだった3歳頃まで

オーーーーソーキュート!!!!
アドラボー!!!!
ゴージャーーース!

と私はアメリカの方々に褒めちぎられ、
両親を誇らしい気持ちにさせ、
私の親孝行はそこで終了しました。

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