まきぐそ

特殊なコールセンターで夜勤業務に従事する人。

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最近の記事

母親が孤独死した話❻

母親が孤独死した話❺ やっと本格的な遺品整理へ 公正証書が生きてるか確認した4日後、不用品買取業者と遺品整理業者に入ってもらい、家を一気に片付けてもらった。 公正証書にあった宝石貴金属は全て売り払われ、雑貨屋で買ったようなアクセサリー類が残されてあった。 不用品買取業者の営業も「これは事前にいいものは全部処分されてますね」と言っていた。 贅を尽くして買い集めたであろう着物類は26着で数千円だった。 「いやー、これとかすごいお金かかってますよ。この生地だとあつらえでしょう

    • 母親が孤独死した話❺

      母親が孤独死した話❹ 有効か分からない公正証書 母親の自宅から公正証書が見つかった2日後、またもN県に飛び引き続き遺品整理をする。 昼過ぎからは公証役場で公正証書が生きているのか確認するのと、市役所で国民健康保険証の返還と高額療養費制度の還付の手続きのため都市部に戻った。 初めての場所だったので何がどこにあるのかもさっぱり分からなかったが、駅から公証役場までタクシーに乗ると案外近かった。 中に入ると一旦待合所で待たされて、しばらく経つと受付の人がやってきた。 「今日はど

      • 母親が孤独死した話❹

        母親が孤独死した話❸ 見つかった公正証書 火葬を終えて母親宅に入ってから数日間、遺品整理に追われるが一向に終わる気配がない。 私達は在宅勤務や出勤をこなしながらも遺品整理のためにN県に足を運んだ(この時、ちょうど老害さんがコロナに感染し、その穴を埋めるべく通し勤務をしながら遺品整理に通っていたので、2日間で2時間しか寝られず、瞬きした途端に寝たことが何回かあった)。 寝室側の整理を進めていると「○○公証役場」と書いた茶封筒が出てきた。 中身を見るとそこには といったこ

        • 母親が孤独死した話❸

          母親が孤独死した話❷ 未踏の地へ N県警に遺体を引き取る旨を伝え、直葬(警察署から遺体を搬送してそのまま火葬する)の手配をした翌日、私と妹はN県に飛んだ。 車で高速を使うと40分程度で到着するらしいが、電車だと2時間ほどかかる。 警察署の最寄駅に着くとGoogleマップを頼りに歩いて向かう。 もうすぐ夏真っ盛りでクソ暑い中、なぜ市役所とか警察署は最寄駅から離れた所にあるのか不思議に思いながら歩いた。 警察署に到着し駐車場を見ると、すでに葬儀会社が到着しているようだった。

          母親が孤独死した話❷

          母親が孤独死した話❶ 遺体を引き取るか、引き取らないか 兄を追い返してから、警察署に安置されている母親の遺体を引き取るか引き取らないか妹と話し合うことにした。 引き取ると火葬しなければならないし、遺品整理などもしなくてはいけない。役所の手続きやらも正直面倒臭い。そしてそれらにかかるお金を捻出しないといけない。 もし引き取らなければN県の自治体が火葬し、無縁仏となる。別にそれはそれでいいんじゃないかとも思ったが、私と妹は遺体を引き取ることにした。 6年も音信不通にしていたが

          母親が孤独死した話❶

          突然の警察からの電話 7月某日、夜勤明けでグースカ寝ていると電話が鳴った。 私は知らない番号から電話がかかってきてもすぐには取らない。 着信履歴を見て番号を検索し、よく分からない電話番号には一切出ないし、かけもしない。 眠気まなこで着信履歴を見ると末尾4桁が「0110」で、検索してみるとN県の警察署からの着信だった。 N県警というと直近の某元総理大臣銃撃事件で「警察の防犯体制がなってない」等と相当叩かれたところだ。 「私、自分で銃作ってないけどな…」と思いながら掛け直してみ

          他人の言う噂は信用しろ

          新リーダーがAに着任する前から「新リーダーはマウントを取る人」「新リーダーはDのSVからNGを出されている」「新リーダーはどこにでも首を突っ込み何でもやりたがる人」とまあ色々な噂が耳に入っていた。 でも私は自分の目で見て判断したい人間。 他人の評価などはアテにしない。そう思っていた。 私は日曜日に希望休を出している。 そしてOPのイッシーさんは土日に希望休を出している。 新リーダーも今月から日曜日に希望休を入れ始めた。 するとある日「日曜日に出勤している老害さんが大変そうだ

          今後、全てが終わり次第「母親が孤独死した」って記事を書こうと思います。

          積み重なる苛立ち

          進まない研修先日の出来ないオペさん達に対する苛立ちに加え、またも問題が勃発。 イッシーさんと新リーダーの新しい客先の研修を「客先担当の日勤が資料を作っているので出来上がり次第、同時進行で開始する」と老害おばさんには伝えていた。 そして日勤が作った資料とカリキュラム、問題まで作って「研修はここまで終わってます。私が休みに入るので老害さんはこれをやってください。問題は3問作ってありますからお願いします。」と引き継ぎをし、休みに入った。 そして休み明け、イッシーさんに「研修やった?

          出来ないあちらのバイトさん達

          オミ株の脅威コロナ禍でオミ株の猛威がジワジワと近づいてきて、身近にもオミ株の被害に遭う人やその巻き添えを食う人が出てきた。 とうとう不倫常習おじさんにまで被害が及び、不倫常習おじさんと同じ時間に仮眠室を使った長谷兄がその巻き添えを食らった。 不倫常習おじさんは期間未定の自宅待機になり、長谷兄は7日間の自宅待機になった。 その間、長谷兄の業務を私と新リーダーと老害おばさんでカバーすることになった。 何も出来ないバイトさん達そのせいで私や老害おばさんはあちらのバイトさん達と一緒

          次期リーダー候補

          異動してきた人半ば無理やりマルチ化された部署に隣の部署から異動してきたオペレーターがいた。 見た目は若く見える50〜60代くらいで、メイクは一昔前(もっと前か?)に流行った囲みメイク、髪の毛は茶色のロング、よく見たら猿の惑星みたいな顔のおばさんだった。 その人は隣の部署で一緒に働くおばさんリーダーと揉めたらしく、うちの部署に異動してきたらしい。 そしてその人は必ず長谷兄と同じ遅番、同じ日に出社してきた。 マン汁さんとシナモンさんによると、長谷兄はそのギャルおばさんをリーダ

          部署の合併 その2

          合併当日とうとう部署の合併当日になった。 出社すると窓際の席に、遠巻きにしか見たことのない受電端末が3台とあちらの部署のマニュアルが4冊ずらりと置かれていた。 そしてあちらの部署のリーダーであるマン汁さん(名前の理由は後日記事にする)とシナモンさん(言わずもがなサンリオのシナモンが大好きな人)を紹介してもらった。 あちらの部署にはおじさんオペレーター(不倫常習おじさん)が1人いて、その人は21時〜23時まであちらの部署に座って優先的に入電を取り、私はこちらであちらの部署のあふ

          変遷

          私は自分が入社した頃から今までのシフトをスキャンしてスマホの中に入れている。 それを見てると増えたり減ったりするメンバーの名前や、一番下にあった自分の名前が段々と上に上がってきて今では上から2番目になってたり、「あー、この時はこうだったな」とか「この時めっちゃ辞めたかったな」とか色々と感慨深い。 以前、歯科助手として一瞬勤めたことのある歯医者で「電話応対がなってない」と言われ、そこを辞めてから電話応対のない仕事ばかり探していて「自分のできる仕事で電話応対のない仕事は時給が少

          研修続きの毎日

          新しいリーダーギャルが退職し、新しいリーダーを立てることになったのが8月。 以前から「夜勤に入りたい」と言っていた日勤のリーダーを新しいリーダーとして立てることになり、研修を始めることになった。 新しいリーダーは全く別の部署にいた人で、こちらのメインの業務は全くの未経験に近い状態なので、一から研修をすることになった。 ところが新しいリーダーが夜勤に入った途端、研修に参加させていたASD男子がコロナに罹患し、彼女は濃厚接触者疑いになり2週間も足止めをくらった。 そして9月から

          プライベートな話。

          以前、記事にも少し書いたが私は母親と絶縁している。 5年前の8/7に何も言わずに実家から出て行った。 なので8/7は私の独立記念日だ。 実家には東京から強制送還させられたゲーマーの兄も住んでいたが、母親は次第に兄のご飯を作らなくなり、2週間に1回5袋入りの袋麺をポンと置いておくだけになった。 見兼ねた私と妹は兄の家を借りたり、軽トラを借りて兄の荷物を運び出し、無理矢理引越しさせた。 すると兄は自分で仕事を探して定職に就いた。 母親からは何の音沙汰もなく5年が過ぎていて

          落胆

          誤算先日、部下の一人がコロナに罹患した。 その部下を交えて研修を実施したせいで濃厚接触者疑いとなった私と他2人は2週間の自宅待機を強いられた。 その間、私の従事するリーダー業務をカバーしたのがおばさんだった。 あー、これで完全に異動の話は流れたなと思った。 2週間の自宅待機が明けて、日勤のリーダー等に謝罪して回った。 「いやいや、あなたのせいじゃないんだから大丈夫だよ」と言われたものの、部下を研修に参加させたのは私の判断だったので謝罪した。 誰もおばさんの異動の話がどうなった