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蜜と毒

善と悪、光と影。蜜と毒。
すべては表裏一体。

なんかカッコいいことを言おうと試みたが、今日も変わらぬ幸せな一日を過ごしただけ。

今朝、ピオーネが届いた。このところ話題が家族か食べ物しかないね。

ブドウの中ではピオーネが一番

今回は伯母から一箱。今まで食べた中で一番甘くておいしいピオーネ。高いお金を払えば買えるわけではないと、ピオーネが教えてくれる。おじいさん(知らない方だけど)が

「来年は育てられるか分からない。できるうちにできるだけ。」

と作って下さる希少な品を伯母が送ってくれる。

それを味わえるのは、叔父がおじいさんのところへ草取りをしに行ってたり、母が親族のために様々な徳を積んでくれていたり、娘の存在のおかげだったり。伯母の思いやり、金銭的・心理的にも余裕がある生き方をしてくれているからこそ、遠くの我が家にまでピオーネが届く。

私がすることは、必ず確実に大きな声で主張するだけだ。

「娘と私はブドウも大好きです!ありがとう」と。


蜜のつまったピオーネをまずはひとつまみして悦に入る。周囲の方々の善行や、まばゆいほどの親族との関係性に感謝して。

すると母から電話がかかってきた。

「今おじいちゃんとおばあちゃんを病院に連れて行ったの。良いモノ食べさせすぎないでくださいって。災いして血糖値が高くなりすぎてるの。あっ、ピオーネの蜜は毒よ。体の小さい娘ちゃんにあげすぎの、気をつけなさいね。」

糖はエネルギーにもなり、毒にもなり。
蜜もエネルギー源であり、毒にもなる。

完全に良いモノも、完全に悪いモノもこの世にはない。行き過ぎるのが危険。

ピオーネにうかれきった母に
いいパンチが飛んできた。

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