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#69 ~ギフティッド(ギフテッド)チャイルドといじめのお話し~

最初に、下記をいただきました!!

あなたの記事が話題です!
#きしゃこく先生 🌈 さんの「🌈朝活7時 社会人先生 記事紹介」で紹介されました。

みなさま、ありがとうございます🌟
画像がスクショで取れなかったのは残念でしたが、とても嬉しいです!

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さて、今日はいじめについてです。

私が社会理解が進む前のマイノリティタイプの子どもを育てる中で、後悔していることが一つあります。

それは、
社会デビューする前に、自分の身の守り方を教えなかったことです。


教えなかった理由としては、

・子どもに余計な先入観を与えたくなかった

・ネガティブバイヤスを持ったり、人に対して構えて欲しくなかった

・自分自身も社会生活を通して身に付けてきたので、子どももそうだろうと考えていた


その考え方自体はそこまで間違いだったとは思わないのですが。。。

ギフティッドチャイルドの育て方を学んでいくうちに、発達凸凹を抱えている子どもがいじめにあいやすい傾向があることを知りました。

少し古い記事ですが、こんな結果が出ています。



ギフティッドと言う言葉は教育用語なので、厳密には発達障害とは分けて考えられていますが、誤診が問題になるほど似通った傾向として現れる場合も。

違いとしては、発達障害はいつでもその傾向があり、ギフティッドは状況によってその傾向が出たり出なかったり(出したり出さなかったり?)することでしょうか。

他人ごとではありません。

我が子は平和主義で温厚だったため、自分からトラブルを起こす事はなかったのですが、それでも時にライバル視されたり、状況が見えすぎることで大人の裏表まで見えてしまい傷ついたり。

また、マジョリティと視点が違う事で、居心地がよくなかったり、嫌なことを我慢してしまったり、ある意味いじめでは?と言う状況になかったりしたこともありました。

そんな時に、身の守り方を知っていたら!

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私がいじめと発達凸凹について学んだことを総合すると。

1.ASDやADHD傾向がある子どもは、いじめの加害者になる割合は定型発達児の平均とさほど変わらないが、被害者になる割合は3~4倍高い

2.基本的に、みんなで同じことをやろうと言う社会性が高い集団は、良くも悪くもそのペースを乱すものを排除しようとする

3.共感性が高すぎる集団は、所属意識が高くなるとともに、ますますその傾向が強くなる

学校は当てはまりやすい?

社会性が高いと言うことは、一見良いことのようですが、誰かを排除する方向に働くのは全く良いことではありません。

そして、ギフティッドや発達障害等、マイノリティで集団と特性が違う立場の子どもは被害者になる可能性が高い💦

この様な集団としてのいじめを回避するために重要なことは下記だそうです。

1.クラスのリーダーの役割
教員・クラス長や部活長等、その集団をまとめる立場の人がまず多様性を認めること
同じ空間内で個々の個性や才能が伸ばせる環境作りをする

2.いじめは加害者・被害者だけでは解決できない場合が多く、仲裁者が居る事は大きな鍵
事前にその種を蒔いておく

3.傍観者を作らない
傍観はいじめに加担するのと同じ、自分も当事者であると言う気づきを育てる

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被害者、加害者、傍観者。
細かく分けるともっと違う立場もあるのですが、
どの立場の子どもにとっても良いことは一つも無いのがいじめ。

事前に備えておくことで、トラブルから身を守ることが出来れば!


まず基本は「嫌なことは嫌と伝える」ことを伝えておくこと。

しかし悲しいかな、周囲の反応を考えてしまう子どもや、自分を責めてしまう子ども程、言えない場合もあります。

そんな自分の頭で考えられる子どもだからこそ、いじめのメカニズムや自分の特性を知っていることで、自分の置かれている状況に早い段階で気付き、自分を抑えたり責めたりする可能性を減らせるかも知れません。

この様な内容を子どもに伝えることは、それぞれのご家庭の事情や子どもの性格・精神年齢にもよるので、必ずしも良いとは言い切れないと思いますが、少なくとも「周囲に理解されにくいマイノリティタイプの子どもに、集団生活でどんなことが起こる可能性があるのか」を想定して、備えておくことは重要だと思います。

そして、不幸にもいじめが起こった場合は、教員・保護者など周囲の大人は問題から目を逸らすことなく、原因を探り、対策を講じることで、負の連鎖を断ち切って行きたいものです。

ギフティッドを含め、発達凸凹がある子どもたちのいじめや生きづらさが減り、幸せな子どもたちが増えることを願っています。




ご覧いただきありがとうございます。

ギフティッドチャイルドの子育て、不登校、留学を通して我が家が選択してきたアレコレを綴っています。

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