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#65 ~二人の自分・「常識とは18歳までに身に付けた偏見のコレクションである」byアインシュタイン~
相対性理論で有名な物理学者アルベルト・アインシュタ インの言葉。
「常識とは、18歳までに身に付けた偏見のコレクションである」
私はギフティッド子育てを通してその言葉の意味を知りました。
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昨年有識者会議が始まったことにより、一気に浸透したギフティッドという言葉。
それもあってか社会の常識も少しずつ変わりはじめているように感じています。
そのようなムーブメントが起こるずっと前、
私が子どもを育てる上で高い壁となったのが、自分の中の古い価値観や常識と言われるものでした。
例えば、
学校は行って当たり前
女の子とは、男の子とは
誰とでも仲良く、友達100人できるかな!
短所を克服することが重視される学び
世間のいわゆる一般的な考え方の同調圧力
この価値観にどっぷりつかって育った私は、それまでは疑問を感じることも無く、出来ない時は自分が努力する方向で過ごしてきたのですが、
ギフティッド教育を学んでいく中で、このままの自分でいたら子どもを潰すことだけは確信して行きました。
そこで産まれたのが二つの目の価値観。
子どもを育てるために必要な視点を持った新しい自分です。
これは結婚や海外生活など、文化や価値観の違う人の中で生活するのと似ているかもしれませんね。
気付きがあり、戸惑いがあり、今まで見えなかったものが見えるようになると言うのでしょうか。
自分がそれまで居た場所の価値観が全てではないと言う驚きがあるのです。
ただ、ここで注意したいのは二つの価値観があまりにかけ離れている時。
どちらが正しいというわけではないのですが、すり合わせに時間がかかることも。
私の場合は、
子供に合う教育を進める自分と、世間の価値観に合わせているもうひとりの自分。
自分の中にあるこのふたつの価値観がせめぎ合うことがありました。
![](https://assets.st-note.com/img/1644532365214-ZlsCeOYYq8.png?width=800)
古い自分が気がつかなかったことに新しい自分が気が付く反面、
古い自分なら上手くでやれてたことが新しい自分にはできなかったり。
新しい自分だからこその出会いがある反面、過去に親しかった人達が離れていったり。
この時は子育てでいっぱいいっぱいでうまく言語化できませんでしたが、しばらくの間は何とも言えない落ち着かない状態が続いたものです。
・「それで良い」と新しい価値観を認めてくれる存在が少なかった
・聞いたことが無いものは無かったことにされることに理不尽さを感じた
・新しい価値観には私自身にとってもそれまで信じていた常識と相反するものもあった
また、両方とも間違っていないはずのに、
不思議な顔をされたり引かれたりされることで戸惑ったこともありました。
しかし、進むしかありませんでした。
何故なら、昔の私のままでいたら子どもが潰れることだけは確実だったから。
その後時間が経つ中で、自分の中の二つの価値観が落としどころを見つけて融合し、本当の意味での新しい自分になりました。(^^♪
今ではアインシュタ インの言葉通り、
「常識とは、18歳までに身に付けた偏見のコレクションである」は本当だったなと感じています。
自分なりの学び方を追求し、興味のある分野は自らの力で進んでいく力のあるギフティッドチャイルド。
その反面、学校が合わずに幼い頃に潰れてしまったり、鬱や適応障害などの重大な二次的症状が出たりと困難の多い人生を送っていることもあります。
どんな子育ても正解はずっと後になってからわかるものですが、
ギフティッドチャイルドに関わる保護者さんや先生方は特に子どもの抱える困難を忘れずに、新しい自分になることを恐れずに進んでいきましょう!
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ギフティッドチャイルドの子育て、不登校、留学を通して我が家が選択してきたアレコレを綴っています。
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