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▷”マジメ”ジンの文章部分を投稿 ▷夢中になるとつい「マジメ」になってしまう、その瞬間のきらめきを切り取るZINE! ▷Instagram:majime_zine ▷website : http://majime-zine.com/

最近の記事

WEBMAGAZINEがローンチしました!

【webmagazine→ http://majime-zine.com/ 】 本日、MAJIME ZINEのウェブマガジンがローンチしました。 これまではインクや紙を使って発信してきたので、ウェブというスピード感のある媒体に乗り出すことは一大チャレンジです。新しいメディアを使ってこれまで拾いきれなかったマジメ人の声を集め、これまでどおり丁寧にことばを紡ぎます。 記事の第1弾では、小学生の「交換ノート」のように編集部員が自己紹介をしています。第1回は編集長ナカノと副編集

    • CLOTHES AND ME text by おはな

      ☆おはな☆見出しイラストの大学2回生。京都府在住。アパレルでアルバイトをしている。フルーツが大好き!これからの季節は桃、ぶどう、梨を山盛り食べるぞ! 🌼何?  色、サイズ感・素材・組み合わせ・服飾のどれも「自分好み」を表現したものだと思う。たとえ、この服にこだわりがある!ではなくとも。  この服は私らしくないな、こっちにしよう!といった選択であったとしても。 🌼正解がある?  この質問をしたらほとんどの人が「ない。」と答えるだろう。 しかし、私には正解があるように思えて

      • わたしのたからもの~feel fine since 2000×"majime"zine~ ナカノ編

        ☆"majime"zine☆ "マジメ"ジン。ひとは夢中になるとつい「まじめ」になって、目つきが変わる。その瞬間のきらめきを切り取るZINE(小雑誌)です。何かに対して「まじめ」な友だち+ナカノで、その何かについて考えます。紙媒体も発行。instagram : majime_zine ☆ナカノ☆ 見出しイラスト、新潟出身京都在住の大学二回生。"majime"zine編集長。最近好きな音楽は、くるりとJack Johnson。  こどものころ、一時期タイムカプセルを埋めるこ

        • わたしのたからもの~feel fine since 2000×"majime"zine ~ 洋子編

          ☆feel fine since 2000☆ 2000年生まれの大学生、アユミ(イラスト右)と洋子(同左)によるweb magazine site。ゆるーく記事更新中!instagram : feelfinesince2000 ☆洋子☆ 大阪在住の大学二回生。最近は「ミーハーっぽいことをする」ことにハマっている。instagram : mozzarella_9 私の今の宝物は「高校三年の体育祭での経験」である。これは自分にとって新しい挑戦だったから。そして、私のアイデンテ

        WEBMAGAZINEがローンチしました!

          わたしのたからもの~feel fine since 2000×"majime"zine~ アユミ編

          ☆feel fine since 2000☆ 2000年生まれの大学生、アユミ(イラスト右)と洋子(同左)によるweb magazine site。ゆるーく記事更新中!instagram:feelfinesince2000 ☆アユミ☆ 大阪住みの大学二回生。最近ひょんなことから写真にハマり、来年には展示会も予定。instagram:@ayumien_  私は、昔から大事にしている特別なものはあまりなく、大切にしていても時間がたてば飽きて捨ててしまうような究極の飽き性である

          わたしのたからもの~feel fine since 2000×"majime"zine~ アユミ編

          プロ 音楽編 text by ナカノ no.3

           この疑問は私の中の片隅にあり続け、だんだん形を変えて、「プロではない私が音楽をする意味とは何だろう」という疑問までわいてきた。どうしたって、プロよりうまい演奏ができない私がプロと同じ曲を演奏して、お客さんに何が届く?自己満足で終わる演奏を音楽といえるのか?お金をいただく演奏会になると、お金をいただくのが申し訳なくなる時もあった。  このように悶々としながらいつの間にか大学生になり、初めての演奏会を迎えた。その演奏会では回生ごとにオーケストラを編成し、順番に演奏する幕があっ

          プロ 音楽編 text by ナカノ no.3

          プロ 音楽編 text by ナカノ no.2

           ここで、私が「アマ」として活動する音楽について話しをさせてほしい。  私も、中学生のころから始めたファゴットの演奏をなんだかんだ続けていて、今年で四年目になる。音楽の複雑な構造の中で自分の役割を考えること、美しい音を出すために姿勢、道具に関して研究すること、曲の中で一緒に演奏しているほかの楽器を思いやり、思いやられること。これらは一例に過ぎないが、個人的なことから百人以上のチームプレイに至るまで、美しい音楽を作るために試行錯誤を重ねることは、常に悩ましく、そして楽しい。今

          プロ 音楽編 text by ナカノ no.2

          プロ 音楽編 text by ナカノ no.1

          ☆ナカノ☆見出しイラストの大学二回生。新潟出身。京都在住。"majime"zine編集長。寄稿してくれる方大募集中。instagram:majime_zine この社会は、たくさんのプロでできている。 「プロ」とは、職業的、専門的な技術を持つ人のこと。  例えば私が前にするこのパソコンにしても、商品企画するプロ、設計するプロ、部品を作るプロ、組み立てるプロ、売りつけるプロ、壊れた部分をなおすプロ…。他にもたくさんのプロたちが、こうしてパソコンが私の前で躍動する状況を作

          プロ 音楽編 text by ナカノ no.1

          プロ 棋士編 text by 月岡耕太郎  後編

          ☆月岡耕太郎☆見出しイラストの大学一回生。北海道在住。幼少期に碁盤を発見し、自分で遊び始めたことがきっかけで囲碁を始める。それ以来、今でも囲碁を打ち続けている。  最先端の技術を駆使して作られたAIのおかげで、面白いことに江戸~昭和時代によく打たれていた手が見直されている。つまり、温故知新である。例えば漫画『ヒカルの碁』でおなじみ「秀策(注6)のコスミ」は江戸時代によく打たれていた手であるが、時が進むにつれ甘いと判断され徐々に姿を消していった。が、AIが「秀策のコスミ」を高

          プロ 棋士編 text by 月岡耕太郎  後編

          プロ 棋士編 text by 月岡耕太郎 前編

          ☆月岡耕太郎☆見出しイラストの大学生一回生。北海道在住。幼少期に碁盤を発見し、自分で遊び始めたことがきっかけで囲碁を始める。それ以来、今でも以後を打ち続けている。  今現在、第三次人工知能ブームはその盛りを迎えAIは急速な発展を遂げている。そんなAIブームの波は、私の趣味である囲碁にも多大な影響を与えた。    数年前までは囲碁のAIはまだまだ発展途上であり、「AIが囲碁において人間を超えたら、世界が滅亡するだろう」なんて豪語していた囲碁棋士もいた。しかし、2016年3月

          プロ 棋士編 text by 月岡耕太郎 前編

          HISTORY text by ナカノ 後編

           小学校の頃は、こういうキャラだった。中学生のときは、高校生のときは…。こんなふうにその時代を形容できるなら、そのひとが編んできた「歴史」はとても簡単で、単純なものに思えてしまう。  しかし、 ひとの「歴史」は、思ったよりもずっといろいろなことがあったはずであり(ほとんどは忘れてしまうけれど)、そのキャラに対して「らしくない」感情があふれ出した、笑いや涙も多くあったはずだ。  そして、その濃密な「歴史」を通してはぐくまれたひとの人間性は、思ったよりもっと豊かで複雑なもの

          HISTORY text by ナカノ 後編

          HISTORY text by ナカノ 前編

           私は大学生になり、地元を出、一人暮らしにも慣れて、一人でいることにもやっと慣れた。  周りにいる人びとは、四月に出会ったばかりで、私の属するコミュニティはすべて三月には想像できなかったものだ。  小学校と中学校は、だいたい家が校区に入っている学校へ行く。だから、多くのひとは、たまたま家の近くにあった小学校へ行って、たまたま家の近くにいた同い年と友だちになって、中学校で少し広がった「家の近く」の同い年と友だちになる。    高校では、たまたま学力が同じくらいの同い年と友

          HISTORY text by ナカノ 前編

          年を経る美 text by あんじー no.3

           これまでお話ししてきたように、私は時を重ねてきたからこそ滲み出てくる美しさが好きだ。それは今の時代の若さや幼さを愛で、新しいものをよしとして大量に消費し、すぐに廃棄する風潮とは逆行する。それでも、私は老いの物語る個人の経験や経年の美を支持する。マジメに綴ってきたが本心をあけすけに言ってしまえば、そうじゃないと面白くないのだ。若かったり、新しかったりするほんの一瞬だけに美が宿るなんてつまらない。ここから先の方がずっと長いのだから、そっちにも価値を見出したい。そういうわけで、こ

          年を経る美 text by あんじー no.3

          年を経る美 text by あんじー no.2

           この話に関連して、経年の美について谷崎潤一郎が『陰翳礼讃』の文中で語っている。私のお気に入りの文章のため、少々長くなるが引用させていただく。  われわれは一概に光るものが嫌いと云う訳ではないが、浅く冴えたものよりも、沈んだ翳りのあるものを好む。それは天然の石であろうと、人工の器物であろうと、必ず時代のつやを連想させるような、濁りを帯びた光りなのである。尤も時代のつやなどと云うと善く聞こえるが、実を云えば手垢の光りなのである。支那に「手沢」と云う言葉があり、日本に「なれ」

          年を経る美 text by あんじー no.2

          年を経る美 text by あんじー no.1

           突然だが、私はしわくちゃの祖母の手が大好きだ。あのふかふかと柔らかく、少しひんやりとした優しい手。小さい頃からずっと祖母の世話になっていたからだろうか、どうしようもない愛しさとともに、その手に美しさを感じてきた。だから、私はここで老いの美しさあるいは経年の美、そしてこの先積み重ねていく時間について皆さんと考えたい。 「ばあちゃんの手が大好き。」と私が言えば、祖母は必ずこう言う。 「あんたの手の方がしわもないし、張りのあるいい手してるじゃないの。」 確かにそれはその通りで、

          年を経る美 text by あんじー no.1

          "majime"zineとは

          こんにちは!"マジメ”ジン、編集長のナカノです。 ZINEとは自主製作の出版物のことで、"majime"zineも普段は紙媒体で発行しています。noteでは、その一部を載せていきます。 コンセプトは、夢中になるとつい「マジメ」になってしまう、その瞬間のきらめきを切り取るZINE! もともと、学校で「ナカノさんはマジメだよね」といわれ続けてきた私は、それが嫌で嫌でしょうがなく、大学生になってからある友だちにそれを打ち明けました。すると彼女は、こう答えてくれました。 「

          "majime"zineとは