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いのちのひろがり

2023年5月20日 曇り

中村桂子先生の著書『生命誌とは何か』に非常に感銘を受ける中、子どもたちにも、その果てしなく深くて広い生命の歴史の一端に触れて欲しいと、今度は、先生の絵本を手に取ってみた。

庭にいるアリとわたしたち人間は仲間です。魚も、草や木も、キノコやコケ、細菌も、すべて仲間です。なぜかといえば、地球上にいるすべての生きものたちのはじまりは、もともと38億年前に生まれた、ひとつの細胞だからです。つぎつぎと仲間を生み出しながら、わたしたちへ受けわたされてきた「いのち」の物語を描きます。

福音館書店より

ちょうど一年前、長女が唐突に、「あのさぁ、昔地球が変わって、恐竜が絶滅したんでしょ?そのあと人間はどうやって産まれたの?」と聞いてきたことがある。

その知的好奇心に応えるのにもうってつけの絵本だろう。中村先生に出会えてよかった。

次女は、体調がすぐれないこともあり、一足先に寝てしまったが、昨夜は、長女と2人、この絵本を楽しんだ。

地球が誕生したのは46億年前、その後、地球に海が生まれ、その中で細胞が生まれたのは、38億年前。その一つの細胞から、いのちがひろがる壮大な生命誌を、ページをめくる度に感じられます。

長女は、食い入るようにその絵も楽しんでいた。毎ページ、いろいろなことを感じ取っているようだったけど、「そうか、水はご先祖さまなんだ。いつもご先祖さまで手を洗ってるよ」と笑ったのは、面白かった。

子どもの想像力には敵わない。

こちらの絵本、子どもだけでなく、大人にも一度は触れてみて欲しい本と言えるんじゃないでしょうか。

今日はこのあと、長女のスイミングスクールがあるが、生命誌の一端に触れた長女は、ご先祖さまと遊んでいるように感じたりするんだろうか。

ぜひ、皆さまも、いのちのひろがりを感じてくださいませ。

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