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本棚ならぬ小物棚

はじめて一人暮らしをするとなったときに、大きい本棚をふたつ買ってもらったのだが、その後の引っ越しで片方を処分することになった。そもそも高さのあるものなので、スペース的には今も一つで十分。でも本棚がふたつ並んでいたあの光景、けっこう楽しかったな。本はもちろん、本以外の物をどんどこどんどこ飾りまくっていたのが懐かしい。よくわかんない置物や雑貨もとりあえず本棚のそれっぽいところに載せていた。用途、見失いがち。

現在の本棚も本以外のスペースがけっこうあるのだが、本については短歌、俳句関係のスペースと、文庫本スペースと、単行本サイズのスペース、みたいな感じでざっくりとわけている。最初だけわけるけど、だんだん本が増えていって出し入れしていくうちに混ざり合うのはしかたない。
あと、本を整理しているとあるあるなのだが、あ、こんな本あったな、と思ってうっかりひらいてしまうとそのまま立ちっぱなしで読み始めてしまったり……昔からの習性は変わらず。幼いころは本棚の前で正座して青い鳥文庫を読みふけっていた。さぞかし足のしびれに強いおなごに育ったろうと思わせておいて全然すぐしびれます。なんなの? 青い鳥文庫では好きな作品にたくさん出会えた。「怪盗クイーン」シリーズとか、あの分厚さもたまらんかったですね。

本以外のところは小物を入れたり飾ったり(まーた飾ってるよ……)、アクセサリーケースをどかん、謎のぬいぐるみをぽん、などとフリーダムを体現した場を展開。他に置く場所がないのだ。ぬいぐるみもさ、押し入れに詰め込むこともできなくはないけど、せっかくいるんだったら陽の光(LED)を当ててあげたいっていう。
アクセサリーケースが意外と大きくて、仕方なしに本棚にお邪魔させている(高さ的になかなかのフィット感で便利)のですが、あれは普通はどこに置くものなんでしょうか? ドレッサーみたいなおしゃれ家具がいるのか……? あつ森の家具をじっくり見て勉強すべきですかこれは。

最近の悩みは、読みたい本がありすぎて脳と時間が足りないこと。歌集を読みたいし、ハリポタ原作も読みたい、小説も読みたい。読書タイムだけ阿修羅風分身術を使えたら便利なのですが……いや、そこで使えるなら毎日使いたいですが……。
ハリポタの第1話を早速読みはじめたら、映画の始まり方と全く違っていてびっくりした。映像化するにはもろもろ端折らないといけないから当たり前か。日本語の小説と比べると、読むスピードは高速ウェイウェイロードから横断歩道手前くらいまで落ちるのだが、すごく面白い。じわじわ進めていきたい。
歌集は、御縁あっていただいた現代歌人文庫の『山中智恵子歌集』に服部真里子氏『遠くの敵や硝子を』(ようやく入手)を予定しているが、ねむ樹をじっくり読んでいてもう少し先になりそう。
小説はいまは落ち着いていて、『シャーロックホームズの凱旋』を3月に読んだきりだな……森見登美彦先生ッ!と脳内で叫んで読了しました。愛です。愛。むかしと変わらず面白かった。bar 凛トでいただいた周年記念手ぬぐいも本棚に飾っております(本棚かーい)。

よく本棚紹介ではその写真を載せたりするけれど(「たべるのがおそい」創刊号?で見た気がする)、人様に見せられるくらいきれいではないので、やめます。でも人の本棚を見るのは好き。

#わたしの本棚

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