変わり映えのない夜景と神さま
変わり映えのない夜景だけど、飽きもせずに毎日毎日撮り続けている。
私が世界一好きな景色。
この景色が楽しみで、竣工時からずーっと眺めてきた。
いつ完成するのかなー?って。
この場所には不思議なご縁で導かれた。
大袈裟に言ったら、そんな感じ。
初めて、この場所を見たのは…
かれこれ30数年前。
元々、我が家は父の会社が成功していたので、ドがつく田舎でも、余裕がある家庭だった。
その為、買い物に都内まで出かける事が度々あった。
その車中から眺めていたのだ。
ある買い物の帰りに山手通りを走る車中から、階段にびっしりと掲げられてる提灯を見た。
年に一度のお祭りの日だった。
車中から
"いつかあのお祭りに行ってみたいな…"
小学生だった私は、密かな夢を抱いた。
そのお祭りの夜と買い物に行く日が何年か重なり(後に、年に一度と知り…凄い偶然だなーって)
"行きたいなー"
は
"絶対に行こう"
に変わっていた。
そして、世の中のバブルが弾けるのと共に…父の会社も弾けた。
それからは、悲惨な10代を送る事になる。シングルになった母との生活は今までの生活とは180度違った。この悪夢で暗い場所で見てる夢が早く覚めないか…と長い間現実逃避をしていた。
そんな10代を過ごした地元が嫌いで、高校の卒業式翌日に逃げるように上京した。
初めの1週間は知り合いもいないし、1ルームの壁が薄いし、セキュリティも何もない板橋区の部屋から母がいる実家を思っていた。
寂しかった。帰りたいとさえ思ったけど、負けたくなかった。
ジャスティンビーバーの成功までの軌跡を追ったドキュメンタリー映画を見た時に彼が言った言葉がずっと忘れられない。
"成功して1番良かった事は何?"
"家族、そして、これからの自分の子供を豊かに出来た事"
10代だった彼の言葉が私の負けたくないって気持ちを更に加速させた。凄い人間だと思った。
そんな私も、
"自分の居場所" を作らないと…そう思った。
それからは、ひたすらに
"東京人"
のフリをした。
地元は
"東京"
人生を塗り替えて暮らした。
今は東京暮らしの方が長くなったからか、東京に "自分の居場所" が出来たからなのか…
地元について聞かれたら話す様になった。
子供達にも私が生まれ育った場所を見てほしいと思い、年に一度は連れて帰る様にしている。
嫌な思い出も子供達との思い出に変えていっている。
今は、懐かしい場所になった。
でも、東京のキラキラビル群を見ると落ち着くし、暗い道が怖くなった。
その昔、アルバイトからの帰り道が真っ暗で…自転車の後を車でつけられた事もあった。
その当時から危機感を察知する能力が長けていた事から、民家に逃げ込み、何事もなかったが…当時、自転車の高校生を狙った事件が数件起きていた。
同じ人達だろうが…恥を知れだし、今はきっとどこかで家庭を築いてるかもしれない…と思うと…ゾッとする。
そんな事から暗い道への苦手意識が強い。
そんなこんなで、東京人に成りすまして数年後にたまたま宅建を取る。
それがキッカケとなり、初めての不動産屋さんに就職するのだけど…
そこが…
何と…
あの行きたいと熱望したお祭りをする神社の目の前だったのだ。
そして、不動産に強い氏神様との事。
偶然にしては出来過ぎたストーリー。
呼ばれたと思うしか、、、、、考えられない。
そこからスタートした不動産人生。
あれよあれよと実績を残して、次から次に不動産業の色々な分野を学んだ。
そして、29歳の時に遂に、自分の会社を立ち上げた。
まさに、あの氏神様のお膝元で。
少し怖い話しだけど…
"土地には神様がいて、呼ばれる人がいる"
と聞いた事がある。
最近も同じ経験をした。
沖縄移住が決まる前、旅行で訪れた沖縄のとある神社での事。
アメリカのビザがうまくいかなかったら…沖縄移住しようかな?
なんて軽く思ったら…
そこから驚くスピードで全てが動き出して、沖縄移住となった。
スピード命の私でも、驚く速さ。
後に沖縄の方に移住の経緯を話したら…
"あの神様は沖縄の門番だからねー。許可されたんだねー。"
と…あっさりと、まるで普通の事の様に言われて驚いた。
そんな神様との出来事が普通の不思議な沖縄をメインにして、東京との2拠点生活をしている。
今のところ、どちらも好き過ぎて…どちらに戻る際も、もうちょっといたいなー…なんて贅沢な気持ちでセンチメンタルになっている笑
今は沖縄メインにしないといけない理由もある。
実は…基地内にある大学に通い出したのだ。
アメリカの大学。
もちろん、授業は全て英語。
会社を始めた時と同じ様に
"ド"
がつく程の必死さで頑張っている。
専攻は心理学。
まぁ、この経緯はまた記事にするつもりなのだけど、ちょっと勇気が必要なので、いつになるかな?
オキドキ(私の大学の担任が使う、話題を変える際のマジカルワード)
今は、大好きな東京を離れて、大好きになってきている沖縄で暮らしている。
もちろんだけど、東京の自宅は手放さず、いつでも帰れる場所を大切に守っている。
私にとっても特別な "巣" の様な場所。
今の私達家族には行ったり来たりの生活が楽しく、そして、合っている。
これから先の未来は分からないけど、そんなに先を考えたりするのは苦手だから…久しぶりに今にフォーカスを当てる時間を楽しんでいる。
"今"
にフォーカスする生活は、会社を経営してから初めてかもしれない。
常に5年後、10年後を考えていたから。
こうやって生活出来るのも、
"ご縁"
で繋がった周りの人のおかげだと、心から感謝している。
ミスチルの歌詞にある、
"愛する人も同じ様に今日も元気に暮らしている"
全てはこの歌詞にある…本当に思う。
"今日も愛する子供達は元気に学校に行った"
そんな当たり前の事を嬉しく思いながら、帰りのお迎え時間まで家事やら仕事をする。
私の可愛い子供達のニューヨーク出産についての記事はこちらから✨👍
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