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芸術・美術

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目に留まる素敵な絵画、音楽についてゆるりと書いていきます(*´∀`)
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孤高の女性画家

孤高の女性画家

孤高の女性画家

アルテミジア・ジェンティレスキ。私が彼女を知ったのは大学4年の頃だったと思う。カラヴァッジョを調べていたときに「ホルフェルネスの首を斬るユディト」を観て衝撃を受けた。なんとも生々しく眼を背けたくなるような絵で、この絵を描いた人物はどんな人だはろうと思った。彼女の経歴を下に紹介する。

profile

’’アルテミジア・ロミ・ジェンティレスキは、17世紀イタリア、カラヴァッジオ派

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窮鼠はチーズの夢を見る

窮鼠はチーズの夢を見る

窮鼠はチーズの夢を見る

アマプラで観ました。行定勲さんが監督ということもあって、映像美や雰囲気、サウンドトラックに期待していました。
とにかく主役の二人が美しい。人を好きになるのに男性も女性も関係ないと思います。惹かれるというのは自然なもので、それを誰かが遮る権利はないかなと。
昨今、トランスジェンダーという言葉と意味が浸透し、カミングアウトをしやすくなってきてはいますが、やはりまだまだ難しい段

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青い鳥

青い鳥

19世紀末のパリのイラストレーター、アンドレ・マルティの「青い鳥」が大好きで本もなんとか手に入れてあります。
昔、ロートレックを調べていたら当時のパリの雑誌編集長がマルティで、二人はそれほど親交はなかったけど数回のやりとりはしていたということに驚いたことを覚えています。二人ともお気に入りのアーティストだったので。
でも、考えてみればマルティはイラスト、ロートレックはポスターで繋がりはありますよね。

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静かに炎を燃やす芸術家

静かに炎を燃やす芸術家

カミーユ・クローデルという、一人の美しくも儚い芸術家に、大学生の頃、私は恋をしました。情熱的で激しくロダンを愛し、裏切られ、精神病院に入院してからは、ロダンへの気持ちがことごとく崩れていく様を弟のポールに宛てた手紙に書いています。芸術家は生涯、純粋でなければならないのではないかと思うのです。

カミーユの若かりしころ。何を見つめているのか、探し求めているのか。
真ん中の作品は少女たちの声が聴こえて

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芸術は奥深い

芸術は奥深い

この本のタイトル、最初は?な感じですが、深い。ですよね。哲学的といいますか。芸術と技術って相反するようでいて、しっかり繋がってる。
技術が芸術を越すことは確かに技能的なものでは出来るけど、それだけではないのが芸術。言葉では言い表せない感性を持ち合わせていて、目に見えないランクがあるのが芸術であり、それを生む人が芸術家と評されるのだろうと思う。

🇫🇷France Paris―孤高の女性芸術家

🇫🇷France Paris―孤高の女性芸術家

カミーユ・クローデルという、一人の美しくも儚い芸術家に、大学生の頃、私は恋をしました。情熱的で激しくロダンを愛し、裏切られ、精神病院に入院してからは、ロダンへの気持ちがことごとく崩れていく様を弟のポールに宛てた手紙に書いています。芸術家は生涯、純粋でなければならないのではないかと思うのです。下の写真はカミーユの若かりしころ。何を見つめているのか、探し求めているのか。上の作品は少女たちの声が聴こえて

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心にのこる作品

心にのこる作品



高校生の頃、美術室に飾ってあった作品。どこの誰が、誰をどんな想いを込めて描いたのかずっと気に入った。大学生になり、ロートレックという19世紀末フランスの芸術家が描いた挿絵やムーラン・ルージュというポスターの魅力に引き込まれ、その芸術家について調べていくうちに、懐かしい絵に再会できた。ロートレックという一人の芸術家を調べていくと、この絵に描かれてる女性はきっとロートレックにとって、とても大切な人

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