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誰も自分に関心など持っていないという現実にぶつかった娘の涙。

旅先の京都梅小路公園にて、娘が大号泣。

涙のわけは、歌でお金が稼げなかったから。

「公園でみんなにお歌を聞かせてあげたら、喜んだ人たちがお礼にお金をくれるかもしれない!みんなの前で歌ってみていい?」


いつか原宿の駅前で歌っていたストリートミュージシャンに感動して、パパと一緒に投げ銭を入れた経験があったので、自分にもできると思ったようです。

結果は







撃沈。

そもそもすぐに心が折れてしまって最後までちゃんと歌えない。

当然のことなんですが、やってみて初めて気が付いた5歳女子。

「みんなのために歌ったのに、誰も振り向いてくれないし褒められない。」
「一生懸命みんなのことを想って歌ったのに全然うまく伝わらない。」


と嗚咽していました。

「どうして?」


と聞かれたので、

「気持ちが熱くても、相手が望んでいなかったら、うまく伝えられないこともある。」
「気持ちを伝えるには、相手に伝わりやすいように相手の気持ちを考えてから伝えるようにしなければならない。」
「そもそも、みんな自分のことで精一杯だから、人のことに関心を寄せる余裕がない。」
「だからまだ仲良しになっていない人たちに何かを伝えるのって、本当に難しいことなんだよ。」


といったようなことを伝えました。

「でも、パパは知らない人たちに魔法を見せて喜んでもらってるし、お金をもらうこともあるでしょ?なんで?」


「パパはね、知らない人たちに魔法を見せてお友達になることが本気で好きだから、そのためにどうしたらいいか、ずーっとずーっと勉強して、たくさん練習して、たくさん失敗して、やっと少しだけできるようになってきたの。でも、まだまだ思ったようにできないから、今でもたくさん失敗するんだよ。」


最後に、

「でもね、すみちゃんが今日気がついたこと、パパは大人になってから知ったんだよ!5歳のときにそんなこと考えられるなんて、うらやましいな〜。」


と付け加えると、満面の笑みを浮かべながら公園の芝生に走って行ってしまいました。

旅先の京都梅小路公園で大切な学びがありました。

それから2ヶ月くらい経ちましたが、保育園では日々お友達とのコミュニケーションに挑戦し、壁にぶつかったり、時にはとっても楽しいことが起こったり、奮闘しているようです。


毎晩寝る前に1時間くらい自分の考え方と、お友達の考え方の違いを力説してくれるんですが、これがとても幸せな時間なのであります。


死ぬまで人一倍悩んで悩んで悩み抜き、たくさん学んでほしい。


真剣に悩んで乗り越えた人にしか持てない人間の深みが、ぼくは大好きです。


***

最後までお読みいただきありがとうございました!
本日も魔法に満ちた1日をお過ごしください✋✨

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