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【海外記事】採用側はあなたのポートフォリオの何を見ているのか1

今日はこの記事を読んでみます。

長い記事なので何回かに分けて記事化させていきます。
本日もよろしくお願いいたします。


デザイン採用担当者はあなたのUI/UXポートフォリオのどこを見ている?

他人のポートフォリオを見ていると、芸術的な形式への尊敬を持つようになります。これはあなたの視野の外側へ歩みをすすめ、他人をあなたのストーリーの中へ引き込むための挑戦です。

あなたは過去のプロジェクトを振り返り、それらに内在するものや意味を活き活きと魅力的な方法で他人へ示す必要があります。また、あなたの血と汗と涙の努力を明確に示せるような工夫を行うことが必要です。ポートフォリオを作ることは簡単なことでは決してありませんが、もしあなたが正しくそれらを行うことができれば、仕事を探す中で有利な立場となることができるでしょう。

見る側の立場に立つことから始めてみましょう

私はデザイン採用担当として、WebベースツールであるFigmaによるデザインポートフォリオを見てきました。応募者の多くがプロジェクトの概要を長文で書きすぎていたり、ランディングページに過剰なアニメーションをつけてしまうようなミスを繰り返しています。

私は通常のデザイン業務と同様な気持ちでプロダクトデザインのポートフォリオを作ることを推奨します。それは見る側の立場に立って考えることです。


あなたのポートフォリオを見る人と目的を明確化させる

この業界においては特に、あなたのオンラインポートフォリオをレビューする人があなたを面接するかどうかを決めています。

リーダーは非常に多忙です。彼らはつねに次のミーティングの準備をし、電話をかけ、面接を行っているため、ポートフォリオを見る時間は限られています。彼らは短時間の間に多くの情報を素早くフレーズで認識しようと努めています。

  • あなたがどんなデザインをやってきたのか

  • どこにあなたの特性や情熱があるのか

  • 特定の役割に対して正しい経験を得てきたのか

  • どのようにデザインの困難を克服してきたのか

  • あなたの全体的なデザインの能力

彼らがこれらのことをポートフォリオをくまなく掘り下げて見ることで理解しようとしてくれることを期待してはいけません。
代わりに、あなたが応募しようとしている役職に最も関連する情報を簡潔にまとめておく必要があります。

この投稿では、私は可能な限りあなたのポートフォリオのランディングページや個人プロジェクトを効果的に提示する方法を教えようと思います。

デザインプロジェクトを読み手に見やすくする

完璧なランディングページを作る秘訣は各プロジェクトのサムネイルをぎゅっと詰め込む構造にすることです。

例えばもしあなたが直近で一流企業向けのプロジェクトを終えて、彼らのロゴを使いたい場合、各ロゴのサムネイルは同じサイズにする必要があります。もし代わりにあなたのランディングページ内で他のプロジェクトで実際に行った仕事を掲示する場合、スクリーンショットのスタイルが同じであることを確認してください。

あなたが何をアピールするにしても、私は各プロジェクトの主要要素(企業名やあなたのプロジェクトにおける役割など)の文字のスタイルは共通でわかりやすいフォーマットにする必要があるでしょう。

ポートフォリオを開いて、同じサイズの丁寧に作られた8つの四角形を目にしたときほど幸せなことはありません

結局、採用担当者は限られた時間の中で数百ものポートフォリオにざっと目を通します。私達はもし美しく素晴らしいかたちで整理されたランディングページであるなら、各プロジェクトについてより詳しく見てみようと思うでしょう。それを理解するのに少ない労力で済むからです。

もちろん、あらゆる良いルールは破られるためにあります。もしあなたが本当に見てもらいたい特定のプロジェクトがあるのであれば、画期的な方法でそれを示すことを挑戦しても良いでしょう。
サムネイルの違いについてきちんと考え抜くことはレイアウト全体への考慮につながり、行き当たりばったりなデザインとなることを防いでくれます。

簡単に情報にアクセスできるようにする

あなたの仕事にたどり着くまでにどれくらいクリックする必要がありますか?
あなたのターゲットは情報を積極的に取りに行ってはくれません。あなたのホームページはあなたのデザインプロジェクトを俯瞰してみることができるようにする必要があり、そのために1クリックのみで情報を見れるようにする必要があります。


何を見せるのか、をデザインする

ポートフォリオの中にあなたのどのプロジェクトを掲載するかを考える時、あなたはあなた自身のキャリアのゴールに合わせてそれらを選択する必要があります。

あなたはどんな仕事に興味がありますか?モバイル?ウェブ?それともVRデザイン?
それらに合わせてあなたのプロジェクトの中でも関連するものを目立たせるようにしてください。
あなたはeコマース業界から金融やヘルスケアなどにジョブチェンジしたいと考えていますか?そのような背景に応じて過去のプロジェクトを選択してください。

「あなたのプロジェクトを仕立てなさい」というのは奇妙なアドバイスに聞こえるかもしれませんが、求職者は大抵この部分でつまづいています。
彼らは一つのポートフォリオの中に自身の全キャリアを詰め込もうとします。そしてそれらは全部採用担当者が目を通してくれるものと考えていますが、実際にはそうはいきません。

1.大昔にトップブランドの仕事をしていた場合

たとえあなたがAppleのしごとをしていたことがあったとしても、それが90年代中盤であるならそのプロジェクトをポートフォリオに載せるべきではありません。代わりに、あなたの履歴書の中でそういったブランドで働いたことがある経験を示すことで、あなたの通常業務の実績の輝きが増すことになるでしょう。
もちろんもしあなたが2000年代初頭に有名なアイポッドのシルエットキャンペーンに携わっていたのなら、それはきちんと示すべきでしょう。
しかし、単にブランド名を示すためだけに、あなた自身の実績が表現されていないような仕事をポートフォリオに掲載するのはやめましょう。

2.あなたが今後働きたい業種に対しての経験がない場合

もしあなたがWeb業界に行きたいと思っているのにモバイルの仕事しかしてこなかった場合、ポートフォリオにどんなものを入れればよいのかを悩んでしまうことでしょう。このようなケースでは、私はモバイルだけのポートフォリオを提出してベストを尽くそうとするのではなく、いくつか副業としてWeb開発のプロジェクトを行ってみることをオススメしています。このようなアプローチはあらゆるデザインにも言えることです。

3.あなたの最も大きな功績が適切な媒体や業界に存在しない場合

あなたのデザインプロジェクトが幅広い領域にあるものの、あなたにとって最も大きな仕事が志望する業界へマッチしていないという場合について話していきましょう。あなたはいくつかのモバイルプロジェクトで大きな成果を残しましたが、Webの仕事がしたいと考えているとします。

4.あなたが心からジェネラリストになりたいと思っている場合

もしあなたが立ち上げ間もないスタートアップや小さい企業の初めてのデザイナーであったり、小規模な企業へ加わる場合は様々なデザイン業務をこなさなければならいないため、これまでの私のアドバイスは無視してください!
ジェネラリスト志望の場合、あなたは幅広い経験値を示す必要があります。どんな領域でデザイン制作したのかを明らかにし、あなたがプロジェクトの中でどんな役割をしたのかを明確に示しましょう。

次回へ続く→


感想:ポートフォリオづくり嫌いな自分ならどうやって見てもらいたい情報を見てもらうか

ちょっと絵などがない固い記事ですが、内容はかなり具体的で面白く読めました。
ポートフォリオは見る対象に合わせて作れ、とは確かに学生時代から自分も言われていたことですが、自分が学生だった10年以上前はポートフォリオはA3の紙に印刷して冊子を作って企業に送るのが一般的で、なかなか相手に合わせてポートフォリオの構成を変えるというのが難しい事情もありました。(それでもやる人は複数パターンのポートフォリオ作っていたりもしましたが、、)

今ではネット上でポートフォリオを作ることが一般化し、そのカスタマイズも比較的容易になったようにも思うのですが、ポートフォリオづくり大嫌いな自分はそれすらも面倒で、「自分ならどうするかなぁ」と考えたりしていました。
(筆者ポートフォリオ↓)

そこで一つ考えたのは、サイト構成を見直して、見る人側が見たい情報にアクセスできるようなサイトにしてはどうか、というものでした。

現状だと自分は「デザイン」というくくりで作品をひとまとめにしてしまっているのですが、そこを「UI」「グラフィック」「ブランディング」などというようにメニューを分けて構成させるというのも一つだなぁと思いました。

こういう「これやっておきたい」みたいなことって日常ふわっと浮かんできたりするのですがそのまま忘れてしまったりするので、そろそろタスク管理の方法など考えなければならないなぁと思った冬の朝でした。


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