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アイデアがもう出てこないんじゃないかと不安になったことあります?

最近、上記タイトルのような質問をされました。
20代の頃の大昔にこの『不安』で大分悩んだ時期がありました。いやホント、同業者の方ならこれで悩んだことは一回二回(もしくは常に)はあるんじゃないかなと思います。

ああ、自分の中で少し解決しているのかもしれない

その質問にスッと答えることができて、「ああ、これは自分の中で少し解決しているのかもしれない」と感じたので、なんか記録としても文章で残そうと思いました。

もうこれ以上、アイデアが出てこなくなるのではないかという不安、そしてその解消の方法について自分ではこうしてるのが効いているのかもしれないというものを記していきます。(※大したことではありません)

アイデアを出し続けるための方法、それはどんなことにも感想を持つこと

アイデアを出し続けるための方法、それはどんなことにも感想を持つことじゃないかと思うんです。

これは僕が、「これをしてるから今まで仕事続けてこれたんだぜ」という明確な答えではないんですけど、ふと思い返すと「これもその一つかも」という程度のことなんですけど、今の自分における答え、端的にこれだと言えること。まぁ、そんなに大したことでもないんですけどね。

感想…何を思って何を考えたか

なんでもいいんです。
いや少し違うな、なんでも、できれば全部について、感想を持つんです。

そんで、感想というのは、「おもしろかった」「楽しかった」というような、小学生の遠足の感想文ではもちろんなくて、もっと解像度の高い、何を思って感じ、何を考えたかというところまでを頭の中でやることだと僕は意識しています。

映画、テレビ、本などの明らかにインプットとして捉えられるものの他、日常の会話やニュースもだし、あとは今ならTwitterなどで流れてくる言葉たちもそうですね。いいねを押すついでに何か感想を頭に張り巡らせる。

僕は映画で結構それやってるし、残してる

特に映画に関しては、僕の一番好きな趣味であるので、最初はWordから始まりブログになり、媒体を変えつつ今はFilmarks(映画の感想を書くSNS)を使って、ずっと見た作品の感想を残すようにしました。何年前からなんてもうわかりまへん。
Filmarksで今900以上、今までの他の媒体を入れればもう余裕で1,000、2,000は超えてるんじゃないかなとは思います。

感想を持つ癖がつくと、その場その瞬間でも言葉が出てくる

どんなことでも感想を持つこと、それをしてると癖になって、感想が瞬発的にも出てくるんですよね。ほんでそれが頭の回転力の強化にもなっていってる気はします。(僕が頭の回転が速いということではなく、パワーって感じ)

例えば打ち合わせの場で、お客様の事業や説明していただいた話にもちろん感想を伝えることができるし、単なる感想では終わらせずに、そこからデザインとしてのアイデアへと昇華させて「それならこうしたら良いかもしれませんね」などとその場で提案ができたりもします。
こういうアイデア出しって、感想を持つからこそ出てくるんですよね。

「もっとこうしたらいいのに~」って感想、それってもはや提案じゃないですか。

そしてアイデアが出ている

そんな提案でも、もちろん納得してもらう内容じゃないといけませんけど、『その場で提案する』ことができれば、お客様の信頼度も上がります。
てか、その場で提案できる=アイデア出てますからね。元々のアイデア出てこーへん問題なんて、もう何にも不安でないという…。

はい、「アイデアがもう出てこないんじゃないか?」という不安は、これで解決。(簡単に書いてるけどもちろん簡単じゃないぜ)

感想を持つ=興味を持つ

こんなことを書いていると気付くのが、何に対しても感想を持つということは、何に対しても興味を持つということなんですよね。

当たり前ですけど、興味を持たないと自分の頭に何も入ってこないし、入ってこないんだから何も考えられない、感想なんて出てくるわけないんですよね。これがいわゆる『インプット』へのキッカケなんですけど。

興味を持たなきゃクリエイターではない?

なんでも拒否や否定をする人いますけど、僕が思うにクリエイターには向いていないかな…。感想を持つからこそアイデアが出てくるという理論からいくと、感想を持たないならアイデアを出すのは困難となり、まーシンドいでしょう。(言い切れることではないけども)

ここで昔の僕は救われたのかもしれないんですよね。なんでも興味を持っていた、それで感想を持てた、そこからアイデアが出てきた、という形。結果論ですけどね。ワハハ

興味を持ったら疑問や感情を表していく

興味持ったけど、じゃあどういうふうに感想を持てばよいのか?
これは僕もハッキリと言葉にはできないんですが、頭の中でやってることを挙げるとすれば、疑問や感情を表していくことかなって思います。

これはどういうことかというと、「なんでこれを考えたんだろう?」「なんでこれを作ろうと思ったんだろう?」とかそういう疑問を持つことで、「もしかしたら、こうなのかな、そうしたらこれはちゃんと的を得てるな」とか連想して感想を持つことができる…気がします(ちょっと自信ない)

また、「わおー!これは笑える!」とか「げげ!なんて嬉しい話!」などと感情の部分を表すことで、そこから「そう思うのも〇〇が活きてるからだよね。〇〇の作りがとてもいいもん」みたいな広がりを見せていく感じでしょうか(やっぱりちょっと自信ない)

そんなふうに感想への入り口を作ってる気はしています。そこからどんどん考えを巡らせていく。そうして感想を濃くしていく。考察に近いけど、ここで感情の部分を大切にしてるのは、感想は心に生まれたものな気がするからです。

「あなたのハートには、何が残りましたか?」という昔のテレビの洋画劇場の名台詞がありますが、そこは大事にしつつって感じですね。考察はその次、もしくは並行してやっていく。考察するとまた感想が出てくるしっていう良いループも生まれてくる。

アウトプットって、感想だけでもいいんだ

ここでアウトプットについて、皆さん重く考えすぎな気がするんですよね。って話をオマケで。

よく「インプットしたらアウトプットしましょう。そこまでやらないと成長もしませんよ」と言われています。僕もそれには賛成だし、やっぱりそれをやっている人は成長してるなーとも感じます。
ただし、そのアウトプットがとても重いものになっていて、全然アウトプットできてない…という人も多い気がしています。いやいやもっと気軽にやればいいじゃんって思うんですけどね。

アウトプットが負担にならないように

何か形にしたり、SNSで発信しないといけないなどと、ちょっと面倒な作業としてアウトプットを捉えている人がいるんですよね。
それって感想を持つことだけでも良いアウトプットになっていると思うんです。メモ書きしてもいいけど、頭の中だけで完結してもいい。感想を持つことでしっかりアウトプットしてることになるんです。(むしろこの2つはイコールか)

アウトプットができてない人は、感想を持つ、それに慣れてなかったら少し濃いめの感想を頭の中で練るということをしてみてほしいなぁって思います。あ、もちろんですけども、インプットするには興味を持つことが大事ですね。

終わり

以上、「アイデアがもう出てこないんじゃないか?」に関しての僕の考え方と、感想を持つことでうまくいくよって話でした。

オジサンから言いたいことは、こんなふうに日々で感想を持ったり、どんなことにも興味を持てば、このお仕事は続けられるよってことです。

たぶん若い時期に絶対に不安になります。僕がそうでした。遠のきたいと思って実際そうする人もいるかもしれません。でも大丈夫。

まずはこのnoteの感想からどうぞ!


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