他者性の理解こそコミュニケーションの原理

(あの人はそういうの嫌がるよ)

(あの人は礼儀に厳しいよ)

(あの人はもっとこういうのが好み)

上記の様にでかい顔で他人を代弁する人間が居る。

お前は誰だ?

お前がその人間の何を理解しているのだ?

お前が理解しているのはその人ではない、

お前が創り出したその人間にすぎない。

お前はその人の1パーセントも解っていないだろう。

自分の考えや感覚、思い込みを過大解釈して、

自分が感じることや、考えることが、

他人も自分も同じなのだという立脚は、

自らの分際を知らないということなのだ。

こういった他者同一性を盲信している人間ほど、

コミュニケーションの本質を理解していない、

また他者への敬意、尊敬が無く、

自分本位の解釈に世界を収縮し、

小さな世界の井の中の蛙となっているが、

その己の立場さえも理解できない。

己の分際を知れや。

美学者母

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