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お手伝いより助かる!子どもだって家事参加。「家事シェア問題を語ろう」

連載「量産型シンプルライフ」第3回目のテーマは「お手伝いより助かる!子どもだって家事参加」です。家事シェア問題を語ります。

量産型シンプルライフ(造語)についてはこちら↓

お手伝いと家事参加ってどう違うの? 今話題の家事シェアとのつながりは? 夏休み序盤の7月中に考えておきたいなと思って記事にしました。

毎日が夏休み!
猫の手も借りたい夏休み!

うちには猫がいないから子どもの手を借ります。猫はいないけど、うさぎとモルモットとインコとハムスターがいます。かわいい。「ふれあいどうぶつえんみたい!」って近所の子ども達が「見せてー」「触りたーい」ってやってきます。かわいい。なんのはなしですか。冒頭から脱線しすぎですね。では改めて、

お手伝いってなんだろう?
家事参加とどう違う?

それが今日、この記事でみなさんと共有したいことです。

お手伝い問題って悩みますよね。家庭によって違うのは百も承知、こういうやり方すごく良かったよって話を、わたしはもっとたくさん聞きたいなと思って。noteになら、そういうリアルな育児日記あるかも! と考えて、note内でお手伝いについて書いてある記事を探して読みました。

そのなかで見つけた子育てを楽しもうさんの記事が素敵だったの。わたしがいいなって思ったポイントを抜粋します。詳しくは記事を読まれてくださいね!

①「家事の見える化」②「やり方を覚える」③「ポイントをつけよう」④「研究にしちゃおう」

なるほど!ぜんぶ大事……!小学生の子どもがいるご家庭にぴったりです。

こちらはkanakanakanaさんの記事。めちゃめちゃ面白くて一気に読んじゃいました。

お小遣い値上げ交渉からの家族会議の流れが素敵すぎて。わかるわかるわかる!ぶんぶん頷きまくる。

「ママを手伝ってご褒美にお金をもらう」のフェーズから、
「家族の一員として、仕事を担う」にレベルアップしてください。それはあなたたちのためにもなります。

kanakanakanaさん

ほんそれ!!!
こちらは、中学生・高校生の子どもがいるご家庭にぜひ読んでいただきたい記事です。

うちの子ども達のこと

ではでは。まずは家族構成から。こういう背景ってお手伝い事情に関わることだと思うの。ここ抜かして話しても実にならないですからね。

わたしはシングルマザーなので、我が家はわたしと子ども3人の4人家族です。子どもは現在、大学生高校生小学生です。みんなけっこう大きいです。

大学生高校生はバイトをしています。バイトを始めてから「お小遣いはもういらないよ」と言ってくれたので、やったーーー「ありがとう!」と受け入れたのですが、それ以降、「お願い」「手伝って」「助けて」と声をかけたとき、ちょいちょい「バイトで疲れてるから」と断られることもでてきました。わたしはこれ、とってもおもしろい現象だと思っていて、”どういう心理が働いてるんだろう”と考えたりしています。断る力って大事なので、断られるとけっこう嬉しいわたしです。

あ。話がそれました。
子どもとお手伝い、です。

「子ども お手伝い」で検索してみた

note以外のWEBページも検索して読みました。どのサイトでも、お手伝いのメリットがあげられていますね。なるほど~と思ったのは、どんなお手伝いができるか「年齢別」になっているところ。たしかにやれることの目安としてフックになります。

↑ 仕事が忙しくて子どもと関わる時間があまり作れなくても、お手伝いを通してコミュニケーションが取れる、という考え方けっこう好き。

↑ 「お仕度ボード」みたいに「お手伝いボード」を使うという方法。見える化するとスムーズに進むの、わかります。

↑ シヤチハタさんがなぜ子育て情報を?と思いながら読んだら、「ごほうびスタンプカード」にはんこを押すというアイデアが。「ネーム9 お手伝いポイント印」という商品も既にあるそうです。知らなかった~!

↑ コエテコさん、サムネ・タイトル・ディスクリプションが取得できないみたいです……教えてあげたくなってしまう……(余計なお世話だからやめなさい)。内容は、お手伝いが頭や心にもたらす良い効果について書いてありました。

↑ お手伝いしてくれたお礼は「体験型」がいい、というアドバイスに「へ~!」となりました。声かけに取り入れてみたいな。

お手伝いってなんだろう

そもそも論みたいな見出しになってしまいました。

子どもにお手伝いとしてやってもらう作業って、ざっくりいうと「自分のことを自分でやる」「家事をやる」この2つに分けられると思っています。おおー。足したら自立ですねー。

わたしが第一子を生んだのは20年前で、なんとなく覚えているのは「親の手が離れるっていつ?どういう状態を指すんだろう……うーーーん……ひとり暮らしで自活するとか、かな?」とイメージしたこと。そして、「わたしがいつまでもやってあげられるわけじゃないしね。それに、どうせなら自分のこととして楽しくやってほしいなあ」と。

わたしは哲学科卒なのですが、第一子を産んだあと子どもを通して見る世界はあまりにも新鮮で、”子育ては哲学だ”と思ったんです。(そのきっかけはこちら↓の記事に書いてます)

実験とか検証とか、そういう言葉を使うと語弊があるのですが、子どもと過ごす時間がそういう意味で”興味の対象”になったというか。「どういうふうに見えてるんだろう」「どういうふうにやるのかな」「どう感じているんだろう」って思いながらそばにいた気がします。

なんでも自分でやりたがる時期とか、後追いの時期とか、そういうときこそいろんなことを一緒にやってたなぁ、と思い出します。

卵を割りたがるブームのときは3食卵料理だったり。お風呂掃除ブームのときは水道代が爆上がりしたり。洗濯ブームのときはぐるぐるまわるドラムを最初から最後までふたりで眺めたり。床拭きブームのときはおしりふきを1日1パック消費してたり。数え上げればキリがない。

お手伝いにはいろんなかたちがあると思います。「靴並べ係」みたいに担当を決めるのもあり。その都度「手伝って」と声をかけてお願いするのもあり。お手伝いリストを作ってやった分がお小遣いになるのもあり。

我が家で大切にしているのは、家族みんなで住んでるおうちのことだから、みんなでやろうよって感覚。これは今も根っこにあるんんじゃないかな。

例えば、食事。「ごはんだよー!」って声をかけたら家族が集まって来て、テーブルにつく、というシーン。みなさん「ごはんだよー!」っていつ言いますか?

わたしはこの「ごはんだよー!」を、料理ができたタイミングで口にします。みんな集まって来て、お皿に盛りつけて、テーブルに運んで、カトラリーや飲み物を用意して、…そういう諸々を全員でやってます。うちではずーっとそうだから、子ども達はお手伝いと思わないまま育ってるんじゃないだろうか。わたしも「お手伝いありがとう」とは言わずただ「ありがとう」って言うしね。

洗濯も掃除も片付けも買い物も、全部そんな感じ。みんなでやる。みんなでやれるようにする。その過程で、取り出しやすく戻しやすい収納にするとか、誰が使っても危なくないものを選んで買うとか、個人のスペースと共有のスペースが混ざらないようにするとか、家族みんながやりやすいように工夫していたら、いつのまにかシンプルに暮らそうっていきついた感はある。

ズボラなわたしが楽なら、家族みんなも楽。の精神。たぶんそれはそう。

さっき、分担担当にちらっと触れましたが、我が家の場合は話し合ってみたところ、子ども達全員が「担当が決まってるのはいや」「やらなくちゃってプレッシャーに感じる」「やりたくない気分の日もある」と反対。へー、なるほどなーー、わたしも家事全部を自分でやらなきゃって思ってたら身が持たないもんなーーー、と納得。テスト前に勉強しないで他のことやりたくなるセルフ・ハンディキャッピング現象に近いよね。いやいや、なんのはなしですか(2回目)。

じゃあどうしようか?も聞いてみたわけ。すると「ママが大変なときは遠慮なく頼って」「普段担当してない分、言われたらすぐ動くって約束するわ」「いつならできそうか一緒に考えるよ」という提案が。それおもしろいね!ということで、我が家の采配はズボラなわたしのさじ加減次第となっております。

そうはいっても、わたしは毎日けっこう楽に暮らしてると思う。

「お風呂入りたいから、お風呂掃除してお湯ためて先入っちゃっていい?」って感じに子どもの行動と家事が結びついててありがたいし。ハンドソープも台所洗剤もシャンプーも洗濯洗剤も、気付いた誰かが補充してくれてるし。ティッシュもおしりふきも空になったら次を出してあるし。麦茶のポットもウォーターサーバーのボトルも「あっ。なくなった」ってセットしてくれる。ゴミ出しは「いってきまーす。ここの(玄関に置いてあるゴミ持っていくよー!」、郵便物は「ただいまー。はい、これポストに入ってたよ。チラシどれかいる?捨てていい?請求書はママね」って感じに”ついで処理”してくれる。料理も、献立は子ども達が楽しそうに決めてくれるので、わたしは用意されたメモを見ながら買い物してレシピ検索して作るだけ。

わたしも楽だし、子ども達も手伝わされてる感がないのがいいんだって。それならよかった。

でも、基本的にママが全家事を扱ってる事実は変わらない。

だから、それでも、わたしが手一杯なときは「みんなちょっと助けてーー!」ってヘルプを頼みます。「帰るの遅くなっちゃってごめん。急いでごはん作りたいんだけど、洗濯物干しと洗濯物たたみも気になるし、あと学校提出の書類を書かなくちゃなの」あけっぴろげに自己開示。家事タスクをばばばーっと列挙。

するとわらわらと近寄ってきた子ども達、口々に「つーか、皿洗いも残ってるじゃん、邪魔で料理できないっしょ。先にそれやるわ」「自分は炊飯器セットしてお味噌汁作るくらいならやれる。そしたらママはおかず作るだけになるよね」「今ちょっと手が離せないから(宿題)、みんな今日のお風呂は洗濯物の山から自分のやつ取って着てよ。減ったところをたたむわ、後で。干すのも遅くなっていいならやる」ありがたき幸せ!!!そして結論「こっちはやるからさ、ママは先に書類を書きなよ」……違いない。

そんな毎日です。

他にも、「あー!プリント整理めんどくさい……ママ代わってくれない?その間なにか頼まれごとやるから!」というタスク交換。「今度友達がお泊りに来たいって。自分もやるからおうちのこことここを掃除するの一緒にやってくれん?」よっ!巻き込み上手♡ そして全員がやる気ゼロなときは「誰も気にしないんだし何もしなくていいんじゃね?」モードでガス抜きDAYとなります。

はい、そんな毎日です。

補足するとしたら、こういう一人で抱え込まないでいいってことや、自分でやれそうにないことは誰かを頼るってことを、お手伝いを通して身に付けてくれたらいいなあ、とも思うのです。トレーニングっていうのかな。もしかしたら、こっちが主じゃない?って気もする(まちか先生的には)。

お手伝いの先に家事参加があるのかも

わたしは我が子を育てていてそう感じました。

チャンクダウンした”作業”としてのお手伝いから、暮らしを回していく視点につながる家事参加へ。それって素敵なことですよね!どうすれば”家事参加”を促せるのかは専門家のコメントが参考になると思います。(家事シェアについても後日追記します)

わたしの心からの気持ちとしてあるのは、「大人になるって楽しそう」って思ってもらえたらいいなってことなのです。

わたしは一人暮らしを始めてから生きてくって楽しいなって思いました。そういうタイミングがいつ来るかは人によって違うけれど、今日も明日も明後日も”続いていく”ものを自分事として楽しめるようになるって、とっても素敵なことだと思うのです。家事にしろ、仕事にしろ、趣味にしろ。だって人生は続いていくものだから。

楽しめるさじ加減を知る
限界を迎える前に頼る
出来ること出来ないことを開示する
一緒にやる楽しさを味わう
そういう価値観を共有できる人達との関係を大切にする

わたしは、これお願い!と頼んだときに断られたり、代替案を出されたり、やってくれながら「大丈夫?最近しんどいの?」と状況を聞いてきてくれたり、そういうやり取りができる”お手伝い”&”家事参加”は、子どもの育ちにおいてとっても有益なんじゃないかなって思うのです。学校とか社会とか、そういう場面でも必須スキルですよね。

お手伝いって、どうやってやらせるか?にあまり重きを置かず、やりたくないな嫌だなって思ったときにどう反応するかのトレーニングって捉えるといいんじゃないかなぁ。ま、手伝ってって言って嫌って言われたらイラッってするかもしれないけれど(わたしもよくイラッとするしw)……。

どの子もテキパキ動きだす魔法の言葉があるわけじゃない。日々の積み重ねのあらわれかなって思うの。

簡単に断ってくれる家族に、じゃあどうする?って会話をつなげてみるのも、ありです。

わたしも、何度も言ったことあります。「やりたくないのは分かったけど、誰もやりたがらなくて残ってるいろいろをやるのはママだけなのはなんで?」って。

わたしはハロオタ(モー娘。とかハロー!プロジェクトのファン)なので、今でも辻ちゃんが大好きなのですが、夫の杉浦太陽さんのインタビューでここ大事ー!って思うフレーズを紹介しますね。

「妻が立って動いているときは、やることがあるということだから僕は座らない」

杉浦太陽さん

これね、真理だと思うのです。

家族に対しあけっぴろげに自己開示を続けてきたわたしですが、その結果、杉浦家のような関係性となりました(たぶん)。夫とは分かり合えなくて離婚しましたが、子どもとは分かり合えて互いに助け合うスタイルになっています。

一「ママ、もうゆっくりしたらー」
私「だってまだあれとこれがあるもん、他にもあるけどせめてそれだけはやらなくちゃ」
二「せめてって、どれよ?」
零「やっとくから寝ろって、倒れるぜ」
私「頼んでいいとー?」
一「ええんやで」
私「ごめんなんかもうもしかしたらヤングケ
全「いいから寝なさいwwwww」

ヤングケアラ―にさせてしまってたらどうしようと言おうとしたら遮られました。

また別のとき、娘がなんかだかそばでいろいろ助けてくれるなって思ったら、「よーし!ぜんぶ終わったね!じゃあママ、座ってコーヒーでも飲みなよ」って言ったんですね。

やだイケメン。杉浦太陽くんみたい。
一緒に暮らして…っ (,,• •,,)キュン♡

……あ。暮らしてたわ、娘なんで。

なんのはなしですか(3回目)。盛大に脱線してしまい収拾がつかないんですけれど、夏休みのお手伝い問題、何をするか子どもさんと話し合うときに、親も思いきって自己開示してみたら家族の毎日が激変すると思うんです。試してみてほしいなあと思うまちか先生なのでした。

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