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嶋田青磁
2018年12月3日 23:33
L’Eden et après (‘73 Alain Robbe-Grillet)普段、前衛的な作品にあまり馴染みがないのだが、気まぐれで映画館に足を運んだ。前知識もなく、予告編のアナログな色彩と、退廃・幻想という世紀末的なキャプションに惹かれてのことだった。70年代といえば今よりもずっと、文学がメインカルチャーとして隆盛を誇っていた時代。アラン・ロブ=グリエの最初の作品が、ヌーヴォー・ロマ