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巡礼のまんなかで韓国料理をたべるDay15 ホルニロス・デル・カミーノ~カストロヘリス(+20Km/323Km)/総務課長も歩いてスペインを横断しよう

オランダ人医師ルイスと韓国料理を食べる約束をしていました。

こんにちわ、相馬と言います。
昨年(2022年)、スペインの巡礼の道を1ヶ月ほど歩きました。

前の日のお話

前日、オランダ人医師ルイスと「この先に韓国料理を出すアルベルゲ(巡礼宿)がある。そこでまた一緒に飯を食おう。」と誘われ、ゆるやかにその宿を目指すことにしました。

この日も朝からほぼ平らな小麦色の土地を歩いて行きます。

だいたいそんな日が続く中で、少し高い丘から見渡して端っこに見えるあたりがだいたい20〜30Kmかなぁという感覚を持つようになりました。ちょうど毎日20〜30Km歩いていたので、私は毎日「地の果て」まで歩いている。その頃、

「人間は小さいのに、こんなにでっかい自然を相手にしてる。人間ってすげーっ!」

って、思いました。

「自然の前で人間の小ささを感じる」という言葉を聞くことがあるけど、逆だなと。

そんでもって目的地に到着。目的のアルベルゲは韓国人のおばさまが経営していて、メニューにも韓国料理、韓国焼酎などが並びます。

案の定、韓国人の青年スンジュも合流し、ルミとアルフォンソも合流。約束をしたルイスも夕飯前には現れて、約束通り一緒に韓国料理を食べるのでした。

2022年9月2日のメモ

  • いよいよ単調な道がスタート

  • 夕飯の話題はまずはマメ(足)の話

  • 今日もスンギュ(韓国の好青年。大阪に住んでた)、ルミ&アルフォンソと同じ宿。このあとルイス(オランダ人医師)も来るはず→そして一緒にご飯食べる。

  • 昼は辛ラーメン。夜はビビンバ。

  • 「日本人も韓国人も好きだけど、中国人はねぇ。。」といってた兄さんはUSアーミー。なるほど。

  • アメリカ人のおっさん(60台と40台くらい)は、ずっと道中の女の子の話してるw

朝イチで東京との軽い打合せを終わらせて出発。
何やら人の多い時間帯だった。
この時間帯はおだやかな天気。
ただ、雲もないのでまた暑くなるのだろう。
そして日の出。
このおじさんはなぜに振り返って太陽の方を見ていたのだろう。
そして、私はなぜに振り返ってそのおじさんの写真を撮ったのだろう。
巡礼者必ず撮るという長い影の写真。
東から西にほぼ一直線に歩いて行くので、朝方は道にながーい自分の影が映る。
また風力発電。
長い歴史の中で、この道で亡くなる方も少なからずいらっしゃる。
ちょうどこのあたりで何度かすれ違ったことのあるじいさんが疲れた様子で座り込んでいた。
「大丈夫?」と聞くも、不機嫌な感じで返事をされて感じ悪い。このじいさんは終始感じ悪かった笑
なんにもないところにぽつんと一軒家。な、アルベルゲ。
見た目もきれいで次回はここでもいいかもしれない。
道中、一番きれいだったひまわり畑。
風に立ち向かってる感じのひまわり。
窪地の町。巡礼中盤では有名な町の1つ。ホンタナス。
コルタード(エスプレッソにミルク)はこれで見ると1.1ユーロ。
ユーロ高とはいえ、なにかとスペインは安い。
お犬様。
中心部にある教会。どこも本当にきれい。
この写真に写ってる地平線のあたりが多分20〜30Km先。
なので、多分この日もそのあたりまで歩く。
並木のあるまっすぐな道。なんだか癒やされた。
修道院跡地。この中にもアルベルゲがあるらしい。
けっこうワイルドな感じだが、ベンチもおかれて観光地の風情。
あまざらしでさらに痛々しい感じのキリスト様。
アルフォンソと知らないおばさまとルミ。
16Kgの荷物を担いでいる私にはひざサポーターが必須。
この日の目的地カステロへリスが見えてきた。
山の上の城跡が印象的な町。
そして、この日の宿。ORION。
ビールを頼んで待っていたら、先に着いてたスンジュが出てきた。
奥はオーナーのおばさま。
これのために歩いてる。
ジョッキが凍ってるのがすばらしい。このあたり韓国クオリティ。
そして昼ごはんは辛ラーメン。ちょっと高かった(8ユーロ?)記憶があるのだが、ひさびさのアジアの味は格別。2杯目のビールと共に。
本日のベッドはこんな感じ。きれいな部屋。
そして散策タイム。
小綺麗な感じなのだが、廃業したホテル。
これをUPしたら、「これを買って宿をやるっていう余生もいいですね」と、後輩のコメントがついた。大好きな後輩だったが、ガンに侵されて今年亡くなった。
結構リアルなドクロさま
で、ばーっと飛んで夕飯のビビンバ。
確かに「これが正式なビビンバか?」みたいなネット上のコメントもあるのだけど、野菜がたっぷりでとても美味しいビビンバだった。
この日、食卓を囲んだ面々。
右から2番目がルイス。おばちゃん48才だったかなぁ。子育てひと段落でカミーノ。左のイケメンは転職の合間にカミーノ。みんないろいろな理由でカミーノ。
ご飯を食べてもまだ明るいから酔っ払ってフラフラしながら、散策。
町のシンボルみたいな教会。
僕の水筒を置き忘れてたら、宿の犬のおもちゃになってた。
15日目、終了。

次の日のお話


しがない(ほぼ)無職の中年ですが、サポートしていただけたら喜びます。