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パンツとステンドグラスとday20マンシージャ・デ・ラ・ムラス~レオン(+18Km/460Km)/総務課長も歩いてスペインを横断しよう

パンツが盛大にぶら下がっている町を通り過ぎ、それはそれはすばらしい大聖堂のステンドグラスに心洗われたのがこの日。(というか、我ながらこのステンドグラスの写真は素晴らしいのでぜひご覧下さい)

こんにちわ、相馬といいます。
昨年(2022年)、スペインの巡礼の道を1ヶ月ほど歩きました。

すっかり冷え込んだこの日、暖かくなると信じて短パンで歩き始めます。この巡礼でも指折りの素晴らしい朝焼けを見て、一つ目の町に。その町の中心に入ると

なぜかパンツが盛大にぶら下がっています。

一瞬、「干してる?」と思ったのですが、そんな量ではない大量のパンツ。その後、いろいろとググってみてるのですが、いまだにその正体はわからないパンツの町。

そして、この日の目的地は大都市レオン。

その大聖堂は世界遺産にも指定されており、「世界で最もすばらしいものの1つ」とされるステンドグラスが有名です。その素晴らしさは私ごときが撮った写真でも感じていただけると思いますので、このままスクロールしていただければ。


2022年9月7日のメモ

  • 朝焼け、素晴らしい。

  • パンツがぶら下げられた町があったり。

  • ルートの半分以上が市街地。だが、都会への期待感が高まる。

  • いよいよ足が痛くなってきて、明日は休みで正解。

  • レオンの飲み屋街最高。飲んだくれたいが明日は朝6時から打ち合わせ。

  • レオン大聖堂のステンドグラスは圧巻。必見。

  • おすすめされたパラドールは高級感が漂いすぎて、ビーサン、短パンでは無理

  • 調子にのってお通しを食べ、しかし、夕食はケバブ(ほんと、安くて、野菜がとれて、肉もたくさんで最高。)


この日はぐっと冷え込んで朝方には1桁。
昨日会った日本人の方(Hさん)と同じタイミングで宿を出るが、このあたりでもう1人の日本人の方(Kさん)を待つという。「どうぞ先に行かれてください。自分のペースで歩くのがカミーノですから。」と言われる。「おぉ、なんてさっぱりとした素敵な方だ」。
カミーノではまた会えるかは運次第。「また会えたらいいな」と思いながら、先に進みます。
やがて陽が出てきます。陽が出てきた瞬間から、すっと暖かさが感じられてきます。
この日の朝焼けは本当に素晴らしかった。
で、ずんずん歩く。
そういえば、このあたりはけっこうトウモロコシ畑。
そして、パンツの町、ビジャモロス・デ・マンシージャ。
町の名前すらもすこし卑猥さを感じる。いや、感じない。
びっくりするほど普通で生活感までただようパンツ。
今もって私の巡礼最大の謎だ。
そうこうしているうちに長ーい橋。
このあたりからはすっかり市街地になってくる。
いつもの町は端から端まで10分とか15分くらいなのだが、大都市はなんとなく市街地に入ってから真ん中まで2時間くらいかかったりする。このなんとなく続く市街地が大都市の「予兆」といった感じでテンションがあがる。
巡礼っぽい道と見せかけて電線があったり、建物が写り込んだりするのが都市部。
ただ、けっこう牛とかもいる。
いよいよ大都市が近づいてきた。見渡す限り人工建造物!
町の入り口には巡礼者向けの案内所。3人ともじいちゃんで微笑ましかった。
そして、このあたりから足に違和感が出だし、中心部に着く頃にはけっこうな痛みに。
この日は豪華なホテル(80ユーロくらい?)にしたの正解。
さらに、次の日もこの街にいることにしたの正解。
痛い足をひきずって観光に。
ニンニク祭り。
ピーマン祭り。
どこに行っても市場の空気はとても素敵だ。
これのために歩いてる。
そして、この町がお通し(※)文化の総本山だ。
※この地域は飲み物を頼む毎に1品タパスがついてくる。それを私は「お通し」と呼んでいる。
そして、この町のシンボルというか、スペインのシンボルの1つ
と言ってもよいであろうレオン大聖堂。
数年前に工事が終わったようで、すごくキレイな姿。
中に入るとただただ圧巻のステンドグラスです。
(以下、ステンドグラス部分はコメントなしでご覧下さい。)
当時の人をしてこんなすばらしいものを作らせしめたキリスト教というもののすごさを体感します。
ところかわってパラドール。昔の宮殿が今はホテルになっています。
「泊まれば?」「ご飯くらい食べれば?」と、知り合いに言われていたのですが、短パン、Tシャツ、サンダルで中に入れるような空気ではありません。上等。
パラドール前のバルで一杯。その名も「バル パラドール」(たしか)
パリッとした感じのバーテンさんが印象的だった。
超地元っぽいバルでも一杯。
お通しの本場というか、食の街です。
いつか普通の観光旅行(歩かないやつ)でスペインに来るならここにはぜひ来たい。
しかし、巡礼だからこそ太ることを気にせずに食べれるとも言える。
また店を変えて一杯。
こういう「一杯飲んで、また次の店。」はスペインでは定番の飲み方らしく「タペオ」というらしい。「はしご酒」ですね。
寿司ケースは指さして「ポルファボール」といえばいいだけなので、とても楽ちん。
こんな外観。
またお店を変えてビール。こちらのお通しはコロッケ。
宿の帰るまえに高タンパク、低カロリー、そしてスペインでは安価なおつまみを調達。
素晴らしい部屋でしばし昼寝。
夕飯を食べに出かけて一杯。ここのお通しはポテトサラダ。というか、揚げたポテトにマヨネーズソースたっぷり。毎日30Km歩いてる生活ではないと怖くて食べれない。
ここの店は4種類のお通しがあり、そこから選ぶ。
右からポテトサラダ、チョリソ、あとはなんだろう。
夕暮れの大聖堂もまた素敵。
大聖堂を中心に、放射状に近い形で道が出ているから、いろいろな表情の大聖堂が見られる。
上の写真にも写っているミニ。
結局、この日の夕飯はケバブ。安い、うまい、野菜が多い、最強の食べ物の1つ。
20日目、終了。

しがない(ほぼ)無職の中年ですが、サポートしていただけたら喜びます。