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米国はソ連に対し、対日参戦の見返りに千島列島と南樺太の領有を認め、占領する為の軍事支援を行った事実【プロジェクト・フラ ~日本に対する米ソの秘密裏の合同作戦~】リチャード・A・ラッセル
はじめに1930 年代、米国とソ連が協力して日本を抑制する可能性は、1933 年にワシントンがモスクワ政権を承認した決定の背後にある暗黙の目的の 1 つでしたが、物憂げな考えといくつかの空虚なジェスチャー以外には具体的な戦略には発展しませんでした。10 年代の終わりまでに、両国はアジアにおける日本の侵略に対して独自の政策を採用しました。 1939 年、ソ連軍は日本との血なまぐさい国境戦争に勝利しました。その後、日本の関心は植民地大国のアジア領土に向けられました。同時に、ヨー
【CIA】中央情報局による日本の戦略的重要性/STRATEGIC IMPORTANCE OF JAPAN SUMMARY (翻訳)
■原本PDFダウンロード■米・中央情報局(CIA)公式サイトPDFをダウンロードしなくても、公式サイトのWEB画面上で原本確認できます。 日本の戦略的重要性 要約第二次世界大戦における日本の敗戦は、極東に力の空白を生み出し、ソ連の影響力の拡大とアメリカの戦略的利益が直接対立することになった。 というのも、日本は現在、軍事的には無防備だが、訓練された兵力を大量に蓄えており、この兵力が動員され、後方支援が提供されれば、将来、極東地域を巻き込む武力紛争の結果を左右する強力な
「対日超党派報告書」bipartisan report concerning japan~米国による日中戦争計画~ジョセフ・ナイ著
この米国政府の戦略文書は、かつてCIAを統括する米国大統領直属の国家安全保障会議NSCの議長で、同時に東アジア担当者であり(クリントン政権)、後に安全保障担当の国防次官補であったジョセフ・ナイが、米国上院下院の200名以上の国会議員を集め作成した、対日本への戦略会議の報告書である。 1、東シナ海、日本海近辺には未開発の石油・天然ガスが眠っており、その総量は世界最大の産油国サウジアラビアを凌駕する分量である。米国は何としてもその東シナ海のエネルギー資源を入手しなければならない