「売り物クオリティ」#とは~ハンドメイドからnoteの書き方まで~
「#とは だけで30本書くチャレンジ」
~ No.2~
トップ画像は、最近久しぶりにミシンで縫って作ったミニバッグ。
何を入れるためのものだと思いますか?
………
………
正解は、こちら。
彫刻刀。
学校から、彫刻刀とそれを入れるためのおしゃれ(?)なケースの購入案内書を、小4長女が持ち帰ってきまして。
こういう。
(いやいやこんなケースから彫刻刀が出てくるって……)
しかしどれもデザイン的にピンとこなかったし、彫刻刀そのものは家にあり買う必要がなく、ケースだけの購入はできない仕組みとなっていたため、ケースを手作りしたというわけです。
設計も私のオリジナル。
水色のものが長女の。
それを見た近所のお友達も欲しいとのことで、もう1個作成。白黒バージョンもいい感じ。
で、長女からも、そのお友達のお母様からも、似たようなこと言われました。
長女:ママ、これ、売り物みたいだね!
お友達のお母様:これは、有料であるべきです!
……もちろん我が子から金取るわけにいきませんし、お友達のお母様の方も、日々大変お世話になっていて、私がパズル教室でバタバタしてる時にうちの子を預かってくださったりするめちゃくちゃいい方なので、その託児料金と引き換えということで、お代はいただきませんでした。
が、このミニバッグに対して「売り物クオリティに到達している」というコメントを、超身内とは言え2人からもらえたことは、とても嬉しかったです。
あぁそうか。私の持っている技能のうち、ミシンによるハンドメイドも、「売り物クオリティ」の域に近いものと考えていいのだな、と。もう販売はしないと決めて久しいのですが、技能として残っていることには一定の価値があると感じました。
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料理ができる。
絵が描ける。
花が生けられる。
人に何か教えられる。
……何でもいいのですが。
「私、○○できます」という技能には、2種類あります。
「売り物クオリティ」に達している技能
と、
そのレベルには達していない技能。
私自身の場合、元学習塾講師だったので、「人に何か教える」や「誰かの学びをサポートする」は、「売り物クオリティ」レベルの技能だと思います。
……そうでないと、過去の教え子さんたちに申し訳なさすぎますよね。そして今、パズル教室が安定的に運営できているのも、私のその「売り物クオリティの技能」を参加者の方々に認めていただけているからだと思っています。
そして、ハンドメイドについても、子育てサークルの活動の一貫として作品販売に燃えていた時期があるので、「売り物クオリティの技能」なのでしょう。自分の作品に値段つけて売ってました。ちゃんと売れてました。お友達だけではなくて、見ず知らずの誰かにも。さすがにそれで起業する~とかまでは行きませんでしたけど。
それこそ値段付けはいつも葛藤の連続でした。
しかしそれゆえにこそ、「この値段で売るからには、こういうとこはキッチリやらねば、とてもじゃないが売り場に並べられない」みたいな自分なりの基準ができあがっていき……
結果、ハンドメイド販売からすっかり卒業した現在も、我が子用のものを縫うにしても、「ここはキッチリと……」みたいな美学が多少作用します。そのため、今回は私的には売り物にするほどの集中力で縫ってはいないのですが、(本気で売るならまず試作を繰り返して作品の精度を上げねばならない)、まあ、「売り物みたいだね」ぐらいは言ってもらえる技能として身についている、と。嬉しい限り。
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…………
おそらく、自分の技能が「売り物クオリティ」のものか?そうでないか?の境目は、
「その技能で、赤の他人から、対価となる金銭を受け取ったことがあるか否か」
ではないかと思います。
※「赤の他人」であることが重要。家族・友人じゃダメ。義理や思いやりでお金払ってくれるから。
縁もゆかりもない赤の他人が「顧客」となってくれて、初めて、その技能で生み出したものは「売り物クオリティ」であると言えるでしょう。
ハンドメイドに関して言うと、私は今も、私の縫った子ども用エプロンを買ってくれた第1号のお客様の顔を、よく覚えています。友達ではなく、その時点では知らない人でした。その後お近づきになれましたが。
その瞬間の猛烈に嬉しかった自分自身の気持ちも、その時の周りの風景とともに、鮮明に思い出せます。「売り物クオリティの技能」が、1つ増えた瞬間でした。
一方、私は料理もかなり好きな方なのですが、自分の作った料理を、
「売ったことは、ない」
ので、たとえどんなにそれを食べた家族や友人が「美味しい」を連呼してくれたとしても、
私にとって料理は、「売り物クオリティではない技能」です。
(いつかタコ焼き屋になりたいという野望はあるのですが笑)
このようにして考えてみると、
自分自身の「私、○○できます」が、「売り物クオリティ」か否か?
を考えるのは、非常にシンプル。
自分で値段つけて売ってみて、赤の他人に買ってもらえるかどうか?を確かめればよい。ただそれだけの話です。
そして、「このこれを、この値段で、売るのだ」という覚悟を持つことが、その行動へ一歩踏み出すための鍵となるのでしょう。
…………
…………
あ~~~……毎度ほんっと文章長くなってスミマセン。
さらに話を、note界の話に移したいと思うのですが。
noteやってる方なら、一度は考えたことがあるでしょう。自分の書いたnoteの有料記事が、売れまくればいいのにな、と。
その手前の段階でまず、自分の文章が「売り物クオリティ」に達しているかどうか?を、自分自身が把握しなくてはいけません。
自分の文章が、「売り物クオリティ」かどうか?は、
noteの有料記事をひとまず書いてみて、全く知らない人に買ってもらえるかどうか?
によって、判断すれば良いのです。
有料記事を書いてみたものの売れないならば、まだその技能は「売り物クオリティ」ではない、ということ。
私自身は、過去いくつか有料記事を書いてみたものの、しかし買い手はほぼ友人の範囲内であったため、「文章に関してはまだまだだ」という確信を得ました。ので、修行しているわけです(もちろん、何か新しいチャレンジをした時に、お金を出してくれる友人がたくさんいる、ということもまた、財産なので、それはそれで大切にしていきたいと思っています)。
私の文章、今は、ハンドメイド販売で言うところの、「試作を繰り返し縫って精度を上げている」(そして大量の切ない布ゴミの山を生み出している)段階です。
いやぁ、Web上の文章での試行錯誤は、布ゴミが溜まらなくていいですね(笑)
いつか「売り物クオリティ」の文章を書けるようになりたいなぁ~という思いはありつつ、まあ、今はこのnoteを書く時間が気分転換なので、プライスレス。
当面は、他の「売り物クオリティの技能」で生きていこうと思います。
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物事を多角的に捉えて言語化することを目的とした「文章筋トレ」=「#とは だけで30本書くチャレンジ」。
2本目にしてまた長々しい文章になって、自分でもうんざりですが、今後も修行を続けていきたいと思います。
明日は、私の生き方のモットーでもある、「偶然の種を撒く」#とは について書きます。なぜnoteを続けようとしているか、に関する話に~…なったり、ならなかったり、すると思います(笑)
本日もご覧いただき、ありがとうございました☆
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