マガジンのカバー画像

本の感想

14
運営しているクリエイター

#おすすめ本

【内緒にしといて】長井短

ねもちゃんとのラジオ面白かった演劇モデルの人の本読んだ。

モデルで芸能人でめちゃくちゃ楽しいんだろうなって短絡的に結論出しちゃうけど、そうでもないらしい。

生涯一軍なんだろうなと思ってるあの子にもちゃんと辛いことめんどくさいことがあるのに勝手にないっしょって思うのと同じらしい。

目立ってる部分だけ見てその人じゃないのにその人のこと勝手に理解した気になることあるよね~( ´_`)

自分がされ

もっとみる

「この素晴らしき世界」東野幸治

目が死んでるでお馴染みの東野幸治さんの本読みました。

主にひどい話や悪口がとてもわかりやすく書かれていました。

でも悪口にもちゃんとそこまでの経過や意味が書いてあるので、それはもちろん東野さんのせいとかでもないので、ただそこにある悪口がすっと入ってくる感じでした。

実際会ったらきっと優しくてうんうんって話聞くのが上手で一人で帰り道に思い出して声だして笑ったりしてるんやろなぁ。

それぞれの『

もっとみる

「ヒップホップ・ドリーム」漢a.k.a.GAMI

漢さんを初めて見たのはフリースタイルダンジョン。

初代モンスターの一人だった。
大将のような体格だけどなぜか先鋒のイメージ。
絶対、次鋒と中堅ではない。

見た目はTHEラッパー。
ラップの声は地声よりちょっと高くて淡々と畳み掛ける。
ただいっぱいケンカしてきましたヤンキーでしただけではない、このかっこよさは何?と知りたくて本を読んだ。

自分の家族や生まれ育った町のこと、友達のこと、音楽のこと

もっとみる

「きみの言い訳は最高の芸術」最果タヒ

最果さんの文章が好きです。

本を買う基準てなんなんですかね?
わたしはこの人の文章が好きだ、なんか信用できる
と思ってしまうと立て続けに買ってしまう。

やった!文庫版が出てる!最初の数ページ立ち読みして今度買おうと思ってて忘れてたやつだ!と思って買った。
でも読み進めて感じる既読感。

中盤のロザンの道案内しよの話で確信しました。
これ全部読んだやつ。

でも文庫版だけのおまけが多めだったし全

もっとみる

「死にがいを求めて生きているの」朝井リョウ

生きがいだと思ってることが、死にがいになってる人がいるんでしょうね。

今「死にがい」と打とうとしたら「死苦い」と表示された。
なんだか生きがいがあるキラキラした人が本当は死んじゃうぐらい苦しい状況なんじゃないって暗に表してるように感じた。

雄介みたいに何者かにならなきゃやってられない人。
わたしも雄介みたいなところがあるから読んでてなんか自分が痛々しく感じた。

生きがいなんてなくていいじゃん

もっとみる

「桃色の半生!~仲井優希がぱいぱいでか美になるまで~」ぱいぱいでか美

なんて呼ぼう。
なんか響きがかわいいから、ぱいぱいさんと呼びます。

ぱいぱいさんを知ったのは有吉反省会。そこでの大吉先生とのコントが好き。
ゲスの極み乙女。の紅白見てたら、あ!ぱいぱいでか美!なんで!と思ったのを覚えてる。
そういえば相撲やってるのもなんか知ってるな~と、追いかけてたわけではないけど、わたしは思ったよりぱいぱいさんを知ってるようです。

あとわたしの大好きな大森靖子さんの愛してる

もっとみる

「超歌手」大森靖子

初めて聴いた「死神」の「いつか男とか女とか関係なくなるくらいに愛し合おうよ」
次に聴いた「絶対彼女」の「ディスったやつの家にバラの花束を毎日送るの」
ああ、この人好きってなりました。

前書きですでにぶっ飛ばされた感じ。
発見がいっぱい。
できるのかまだ分からない未来の自分じゃなくても、だめな今も最高!だめなりにがんばろうねって超やさしい。
頑張ろうよ!ってただ背中押すんじゃなく、上から見下すでも

もっとみる

「さざなみのよる」木皿泉

残り半分をいっきに読んだ。

ナスミが言ってた覚えておきたいと思った言葉は、自己啓発本で嫌というほど見てきた言葉と似てた。
物語にするとこんなにも心に入ってくるのなんでだろう。
すごいなぁ。
自己啓発本では泣いたことないもんね(笑)

やっぱり物語ってただの作り話といえばそうだけど、実際にめちゃくちゃ地味な物語みたいな毎日を生きてるわけで。
ひとつとして同じ話はないんだけど、手に取るように分かる気

もっとみる