【なんて幸せなことか】床に携帯落とした🤣

「最悪!」部屋中に響き渡ったその声。

床に携帯を落としたのだ。

まぁ、病院は耐性菌の温床。(補足は注釈にて)

だから、床に大事な物を落とした時には、「あちゃ〜」という気持ちになる。

しかし、九死に一生を得た?後に、しかも体調が悪すぎて、トイレに行けずにベッドで排泄している状態の私にとって、「最悪」とはどうも違う意味にしか感じなかった。(携帯は拭けば、キレイになるから😉)

床に大切な物を落として、「最悪!」と声を上げるAさんを見て、笑いが止まらなくなった。(この瞬間も、私は寝たまま排尿中というタイミング🤣。)

「そんなことが、本当に人生で起きた最悪のことだったら、超幸せじゃん❣️🤣🤣🤣 」

皮肉ではなく、本心で「こんなにどうでもいいことで騒げるなんて、めっちゃ最高じゃん!随分と回復したなぁ〜」と楽しくも嬉しい、なんていうか、マラソンを完走した達成感にも似た感情に満たされた。だからこそ、この些細なことで目一杯の感情表現をしているAさんと携帯の実態、世界や人生最悪とのギャップが妙に面白すぎて、笑いが止まらなくなる。

「シー!静かに」とか言いながら、二人で大爆笑。甲高く怪しげな爆笑が響き、声を抑えようと心がけては、やっぱり笑いが溢れ出る🤣🤣🤣。

大体のことは、その瞬間は「うわ〜、最悪だ〜」と思っても、第三者的視点で自分らを見ると、結構どうにかなることに感じて安堵することも多い。

そして、自分の反応や感情が笑えてくる。

この世の多くのことは(自分含めて)喜劇だ。

それを試聴しているような姿勢で生活していると、ありとあらゆることが面白く感じる。

今だよ、今!

今しかないんだよ🤣😉

今を大切に生きよう!

追記:「病院のトイレにジャケット落とした……」は心から同情した…… こういう時は、絶句して、「最悪!」と声を張り上げる余力は、Aさんすらなかったよう。そのジャケットどうする? いや、本当にどうしようかね……

注釈
1)病院では、様々な抗菌薬を使用している。すると、その辺にいる細菌たちが少量ずつ抗菌薬を暴露して、耐性を獲得しやすい。加えて、抗菌薬治療中の患者さんや慢性的に予防投薬を受けている患者さんも、耐性菌を保菌している患者さんも出入りする。だから、病院はどんなに清掃していても、ある程度環境に耐性菌がいることはよく知られている。水での清掃では、当然これらが排除されることもない……

2)(1)のことがあるから、医療従事者は無症候性の保菌者の率が非医療従事者よりも高いとされている。免疫力がしっかりしていれば、暴露しても感染しない細菌は多々ある。(皮膚や鼻、口などの粘膜、腸など至る所に細菌がおり、それら人間にとって共存が必要な善玉菌は皆が自身のフローラ(細菌叢)として共生している。)その中に、耐性菌が紛れ込むことはある。保菌者は、健康そのもの。しかし、免疫力が弱い人や特殊な暴露では、その健康な時には無害な菌に感染することがある。そのため、アメリカの便移植用バンクでは、一律で医療従事者は便のドナーになれないくらいに、便移植ドナー条件が厳格だったりもする。当然、私も病気じゃなくてもドナーになれない。病気があれば、ドナーになれない。

3)事実は言おうが言わなかろうが変わらないので、これ(1)も(2)も無感情の注釈といった感じ。

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