医療費削減❌ドナー❌オプトアウト

腎不全や肝不全は患者の治療は大変。

もちろん、患者自身の生活の質や余命も重要な問題だし、医療費も高い。

ここで患者も国もWin -Win(ウィンーウィン)の策がある。

それは臓器移植だ。

近年ではドナーの選別が緩和されている国も多い。

生体間移植の条件は血縁者や同じ同世帯の者に限らず、親しい友人や見知らぬ匿名のドナーに拡大している国もある。

また、B型肝炎の患者への移植の場合ならば、B型肝炎ウィルスを保菌していてもドナーになれるとか、HIV陽性者への移植ならばHIV陽性者でもドナーになれるとか、規制が緩和されている地域もある。

そして、脳死の場合の同意には二種類ある。

同意する場合に意思表示が必要なオプトイン。
意思表示がない場合には自動的に拒否と判断する法律。

逆に、拒否する場合にのみ意思表示をするオプトアウト。
意思表示がなければ自動的に同意とみなす法律。

イギリスやフィンランド、オランダ、ハンガリー、ギリシャ、カナダの一部を始めとして世界各国にオプトアウトの国がある。

ドイツやオーストラリア、デンマークやアメリカでは今まではオプトインだったが、オプトアウトへの変更を議論している。

日本は?

保険証や免許証、ドナーカードが同意の意思表示として使われるオプトイン。

しかし、医療費の予算削減は常に議論に上がっている。

ただ予算を削るのでは、それは日本国民の命を削っている。

それならば、移植ができなければ苦しみ、命に関わる人々を救うと同時に、臓器不全に必要な様々な医療を不必要にできる「臓器移植」をより受けやすい環境にするための法整備に尽力するのはどうだろう?

国民の知らないところで、数々の法改正がされ、憲法まで改正されそうになっている。その中には抗議したいものもある。

どうせやるなら、移植を必要とする多くの人々を助ける法案を是非検討してもらいたいものだ。

あなたも意思表示を忘れずに。

同意も拒否も本人の意思です。

何を選択するか強要はしません。

しかし、自分がどちらを選択しようと思っているのかをご家族と話し合い、ぜひその意思を保険証や運転免許証、ドナーカードへの記入で表明してください。

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