初発時:リハビリ編 退院に向けてpart 1

寝たきりから6ヶ月以上...... 

リハビリは先ずベッドの角度を起こすことから始まった。

何ヶ月も完全フラットの状態で寝ていたのだから、若干角度を上げただけで血圧の変動があるリスクがあった。

いわゆる起立性低血圧。

この場合、立つのではなく、30度程度へとゆっくりと血圧を測りながら上半身をベッドごと起こしていく。

先ずは30度でその日の目標は難なくクリア。

それでも、いきなり60度にチャレンジせず、もう少しだけ起こしたところでストップして様子をみた。

どう?

数ヶ月ぶりの半座位は?

それはまぁ格別だ😊

私も満面の笑み。

付き添いの家族は大興奮で写真を撮った。

ICUにいた時からずっとリハビリをしてくれていた理学療法師の先生もとても温かい笑みだった。

翌日はもう少し高く、60度の角度に上げた。

四肢は自力では動かせず、体幹も支えられない。

自分で座った姿勢を保てないため、沢山の枕で身体のあちこちを支える。

腕の位置も、脚の位置も、頭も回せないくなっていたため、頭の角度なども適宜調整してもらった。

すると、日に何度もベッドを起こして姿勢を整えてもらう回数も、一回に座った姿勢を続ける持続時間も増えていった。

さらには、リハビリで座位になり、枕を入れて姿勢を整える。その後、数時間後に看護師さんが枕を抜いて横にしてくれるまで回復した。

その後、リハビリの指示で枕をクッションとして使う時のポイントを看護師さんに伝え、リハビリ以外でも座位を取らせてもらう時間ができていった。

こうして、一日に一度、リハビリの時にだけ座位になる練習をして、様々なクッションで身体の位置を整えて、時間を決めてまた横にしてもらうことを繰り返した。



エピソードを変える『書きかけ』

次に始まったのは再び呼吸する練習から始まった。

🤣🤣🤣まだ人工呼吸器に乗ってて、全身麻酔も入ってる。

それまでは、理学療法は脚のリハビリ主体で作業療法は手のリハビリが主体だった。

しかし、待ちに待った抜管!(抜管とは、人工呼吸器に繋ぐ管を抜くこと。正確には、気管切開しているので、首に付いているカニューレ(管)の先の人工呼吸器を外して、人工バナに変えるだけ。)

この時は作業療法の時も人工呼吸器装着中に自分で呼吸をする練習。

理学療法中も再び自分で呼吸をする練習をした。

アハハ、そういえば、息を思いっきり吐いて、吐いて吐いて、吐いて〜!

吐ききったところで、

吸って吸って、思いっきり吸って〜。

ハイ!

吐いて吐いて吐いて〜

と繰り返すのだが、たかだか数分間の間に寝入ってしまうこともしばしば。

寝ると、今まで随分と長い間呼吸をしていなかったから、脳が呼吸を忘れる。

呼吸器のアラームとリハの先生に起こされた。(いや、リハの先生が起こしてくれたというべきかな)

そして、再び呼吸の練習。

息を吸うためには、先ずは肺の中の空気を吐き出さなければならない。

吐ききると、努力せずとも自然に吸気は可能になる。

これをどれくらい続けたのだろう?

いつしか、人工呼吸器の設定を変更して、圧だけかけて補助するだけで、息を吸うのも吐くのも本人主導でできるまでになっていた。

あとは、この補助の圧を下げていくだけ。

こうして、補助輪付きの呼吸練習を随分と重ねた後に待ちに待った人工呼吸器を実際に外してみる瞬間がやってきた。

この時はまだ手足が動かせず、四肢や体幹のリハビリは呼吸の後となることになっていた。




ここからエピソード分ける!『書きかけ』

それが多少動かせるようになっても、寝返りが打てない

約一ヶ月はかかるだろうと言われた寝返り再習得も、もっと短期間で習得。

それから、着々とリハビリを重ねて、歩けるように!

そして、ついに病棟内フリーを勝ち取った!

最初は看護師さん付き添いで歩行可能であったが、その後見守りなしが許可された初日!

早速病棟内の廊下を歩行!

看護師さんにも沢山挨拶してもらい、沢山褒められた。

嬉しい💕

約1時間後、ICUでお世話になった看護師さん(?だったかな?)と廊下ですれ違った。

「え!?」

「もしかして、まだ歩いてるの!?!?」

「はい♬♪」

あの時ほど、ただ歩くだけというのが楽しく感じたことはないかもしれない。

この時は明るい未来以外想像すらしたことがなかったなぁ

ぜひサポートよろしくお願いします。 ・治療費 ・学費 等 に使用し、より良い未来の構築に全力で取り組みます。