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心の違和感こそ、本音に気づく鍵

一緒に喜べたらいいのに、心から喜べない。
人に与えれば良いのに、惜しんで嫌だと思ってしまう。
人を肯定できない自分がいる。

どうしてこんな自分なんだろう?

「嬉しい知らせを聞いて一緒に喜ぶ」ことが一番素晴らしいと分かっているのに、本音はその逆だったから、自分はなんて最低な人間なんだろう、と思った。

そう責めても本音を変えることはできなくて、それがもっと嫌だった。

けれど最近、それが少しずつ変わってきた。
今は自分の気持ちに目を向けて、どうしてそう思うの?と考えるようになった。

例えその気持ちが自分の倫理観とかけ離れていても、どんなに醜い思いだったとしても。

今そういうふうに考えられているキッカケは、倫理の授業で「防衛規制」について学んだことからだった。

防衛機制は、受け入れがたい状況、または潜在的な危険な状況に晒された時に、それによる不安を軽減しようとする無意識的な心理的メカニズムである。
(ウィキペディアより)

私はその当時、とても悩んでいることがあった。

それはとある友人が私に相談をしてくれる際、話を聞いているといつも気持ちがモヤモヤしてきて、何だかもう聞きたくない……と思ってしまうことだった。

正直言うと、本音ではイライラしてしまっていた。

そしてそう感じてしまうのは、防衛規制の「投影」が働いていたからだと思う。

投影がどんなものかはまたまたウィキペディアから。

心理学における投影とは、自己のとある衝動や資質を認めたくないとき、自分自身を守るためそれを認める代わりに、他の人間にその悪い面を押し付けてしまうような心の働きをいう。
(ウィキペディアより)

今になって思う、その友人が相談してくれた悩みと自分の悩みはよく似ていた。

しかも、それは長年悩んできたことであったから、説明文でいうところの『自己のとある衝動や資質を認めたくないとき』に合致しているように思う。

けれど、私はそれに気づいた時、霧が晴れたようにスッキリして気持ちが軽くなった。
私が悪くなかったんだと思えたからだ。

そして、自分の悩みを認めたくない私がいたことに気づけた。

ここに気づけたことによって、「自分は友人に相談もきちんと聞けない最低な人間だ……」という考えから、「そう思ってしまう根本の原因は自分の悩みだったんだ」と解決策を導き出すことができた。

今は友人の悩みを聞いていて、あの時感じていた感情をもうあまり感じなくなったように思う。


そして私はその経験から、心理学に興味を持つようになった。

私は時々嫌な感情を持ってしまうことがあるのだけれど、そのたびにその感情を持つ原因って何だろう?とよく考える。
そしてその際、心理学の知識が役に立つことが多い。

ぶつかった壁や悩みに自分の頭だけで考えると、個人的には右往左往しているだけで「ツライ」がずっと続いてしまう。
けれど、心理学を通して私たちの心や身体の仕組みについて知ると、自分のことを客観的に冷静にみれるな、という感覚がある。

そして、今日の題名に戻るのだけど、自分の感じる気持ちに素直になって受け入れると、自分の本音が分かってくるように私は思う。

さっきの話で言うと、私は「友人のことを快く思えない」という気持ちから目を背けていた。

分かっていたけど、そう思ってしまうことが駄目だと思っていた。

けど、その気持ちを受け入れて、「私は友人のことをそう思ってしまうけれど、その気持ちの正体って何だろう?その気持ちの裏にある私の本音は何だろう?」とひとつひとつ考えてみると、意外なところに行き着いたりする。

「自分の気持ちを認めてあげる」というのは、解決の一歩なのかもしれない。



今回色々とエピソードを話しましたが、あまり心理学にも詳しくないので間違ったことを言っているかもしれません。
なので、これが100%そうだ!とは思わず、こういう考えもあるのだなくらいに思っていただきたいです。

それと、防衛規制の話で、その当時先生に「防衛規制は自分を守るためにやっているわけであって、良い悪いの話じゃないよ」とおっしゃっていました。
私は今回自分の気持ちに気づくために防衛規制からヒントを得ましたが、例えばこの話でも出てきた「投影」などが働くこと自体悪くないでのだと思います。
少しデリケートな話ですね……。

この話が皆さんのヒントになったら嬉しいです。

では!



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