越前谷匡史

1995年にリクルート入社。新卒採用チームに配属され、通算で5年経験。その後、リクルー…

越前谷匡史

1995年にリクルート入社。新卒採用チームに配属され、通算で5年経験。その後、リクルートキャリアにて人材紹介事業を10年以上関わる。第二新卒を支援するグループの立ち上げを主導。2015年末に退社し、起業を経験。2018年5月会社売却後、9月にAll Personalに入社。

最近の記事

在宅勤務中の積極的”歩き”のススメ

 4月8日から在宅勤務開始した方もいれば、すで数週間経っている方もいらっしゃると思います。私も3週間前から基本的に在宅(週1回ぐらいオフィスへ)で、ここ1週間は完全に在宅勤務です。みなさんはコンディションといいますか、体調はいかがですか?数週間、在宅勤務をしてみて、私なりにコンディションを整える流れが見えてきたので、共有させてください。 通勤で結構歩いていたことを実感  自身のコンディションは運動や歩いた量に左右されるので、週末はランニングをしていています。しかし、ハード

    • 庭で咲き始めたユスラウメ。この季節になると、高校時代の恩師の言葉を思い出します。「季節の移り変わりを感じられる人になりなさい」と。忙しい時でも、世の中が騒々しい時でも、庭のユスラウメが咲いたこと、どこからか沈丁花の香りがすること、空の青さが徐々に増してきたことを感じていたいです。

      • 非常時のマネジメント

         コロナウイルス感染拡大の影響で日本のみならず、アメリカの株式市場も混乱しています。この混乱は一過性のものと信じたいですが、この先何が起きるかわかりません。一方、この数十年で大きな経済的混乱と言えば、リーマンショックでしょう。2008年9月に始まり、2009年は経済の落ち込みが激しく、私含め当時のビジネスパーソンは皆しんどい経験をしたのではないでしょうか。当時30代後半で20名ほどのメンバーを預かっていたマネージャーだった私の身に何が起こったのかを、これから書こうと思います。

        • ”トイレ小”座りませんか?

           トイレで小をするとき、男性のみなさんどうされていますか?立ってする人、座ってする人がいるかと思います。ちなみに、私は座ってしています。座ってするようになったきっかけは、自宅のトイレを掃除するようになってから。掃除をしてわかったのが、尿が便座の裏側や床、そして壁にも跳ねていること。それまでそのようなことは気にしなかった・・・わけですが、掃除をする立場になって初めて、「こんなに汚しているなら、立ってすることに合理性がない!」と思ったわけです。  世の中の男性はどのくらい座って

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        • 庭で咲き始めたユスラウメ。この季節になると、高校時代の恩師の言葉を思い出します。「季節の移り変わりを感じられる人になりなさい」と。忙しい時でも、世の中が騒々しい時でも、庭のユスラウメが咲いたこと、どこからか沈丁花の香りがすること、空の青さが徐々に増してきたことを感じていたいです。

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          合成の誤謬

           大学時代、経済学の授業で非常に印象に残った言葉として「合成の誤謬(ごうせいのごびゅう)」がある。語感にインパクトがあるのと同時に、内容としても示唆に富む。合成の誤謬とは、ミクロの視点では正しいことでも、それが合成されたマクロの世界では、必ずしも意図しない結果が生じることを言っている。例えば、景気が悪化すると、家計は節約を進める行動をとる。家計(ミクロ)の当たり前の行動である節約が、社会全体(マクロ)では消費の低迷を招き、企業の生産活動の低下、ひいては社員の給与の引き下げなど

          合成の誤謬

          KENTAと変化/個性の発揮

           プロレス界の最も熱い話題はサイバーエージェントがプロレスリング・ノアを買収したこと、そしてKENTAが二冠王者の内藤哲也に挑戦することだと個人的に思っている。どの世界でも、すごいな、素敵だな、面白いな、と思える人は自分の個性を最大限発揮している。個性の発揮とは、強みを理解して、それを活かしているということ。二冠王者の内藤はここ4年ほど、プロレス大賞を受賞したり、NHKプロフェッショナル仕事の流儀に出るなどプロレス界のスターにのし上がった、まさに個性を発揮している人。一方で、

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          ”水を運ぶ人”と”名もなき家事”

           オシムジャパン時代に日本代表だった鈴木啓太。チームのために献身的に走る彼をオシムが「水を運ぶ人」と表現していました。また、鈴木啓太のことを中村俊輔は「チームのバランスを見て、嫌な仕事もできるのが啓太の人間性だと思う」と言っていたそうです。「水を運ぶ人」って良い表現だし、素敵だなと私は思います。フォワードのように目立つ仕事はしないけど、相手からボールを奪ったり、こぼれたボールを回収して、フォワードにボールを運ぶ。「水を運ぶ人」がいないとボールがフォワードに渡らないわけで、チー

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          子育てと経営

          一見脈略がなさそうな子育てと経営。しかし、個人的な経験から感じるのは、この2つが非常に近しいものではないかということ。経営陣同士、経営と社員による率直な意見のぶつけ合いは大事であり、一方、子育ては夫婦の意見の差異が出やすく、そこで夫婦の意見の摺合せすることが大事だと感じています。自身がベンチャー企業に在籍するからこそ感じる経営と私が経験した子育てについて記します。 【家族構成】まずは自分の家族構成から、みなさんに共有すると、自分(47歳/ベンチャー企業勤務)、妻(49歳/パ

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          完き人〜渋沢栄一の人材観

           昨年9月から論語と算盤の読書会に参加している。論語と算盤は渋沢栄一が経済人がなすべき道を示したもの。私自身が40代後半でビジネスパーソンの後半戦に臨むにあたり、どのような思想や想いを持っていくかを考えるにあたり、ヒントになることがあるのではないかと考え参加し始めた。読書会の参加者は20代から70代、職業も幅広く、様々なバックグランドの方に触れられることが魅力であり、かつ、中国古典研究の第一人者である守屋淳先生の要所におけるコメントが示唆に富む場。 渋沢の人材観  先月は

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          面談は経験と感覚の対応でよいのか?

           私はリクルートキャリアで10年以上にわたり人材紹介に携わり、特に個人の転職希望者に相対するキャリアアドバイザー側で関わってきた。初めて人材紹介ビジネスに私が触れたのが2003年で、転職の際に専門家に相談できる仕組みがあることに新鮮さを覚えた(実際、この感動が理由でリクルートから転籍した)。当時の転職はリクナビNEXTのようなメディアを通じたものが圧倒的に多く、今のようにビズリーチのようなスカウトメディアはなく、転職における人材紹介ビジネスの認知度も低かった。そのような中で、

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          虚心坦懐〜リーダーシップの旅を読んで〜

           私が在籍している株式会社All Personal主催の戦略人事を考える人事向けコミュニティ「CANTERA」。コミュニティと言ったのは、座学やディスカッション、そして課題もあるが、あくまで参加者の自発性をベースに、仲間とディスカッションや人事に関する悩みを共有しながら、いつでも相談できる仲間が集う場だからだ。昨年の秋にCANTERAに参加者として加わり、課題図書として課されたリーダーシップの旅(光文社新書)を久しぶりに読み、そして、新年からの自身のテーマをリーダーシップの旅

          虚心坦懐〜リーダーシップの旅を読んで〜