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"空気を読む"が通じない、留学先のシェアフラットで起きたトラブル

多くの人が"空気を読む"っていう慣用句を知っているだろう。 

2007年の流行語大賞では"空気読めない"の略である"KY"、がノミネートされた。

それくらい空気が読めないことは日本では許されないとまでは言わないが、空気を読むスキルは必要だと感じる。

自分は「空気を読もう」って意識している訳ではないが、ぶだん自分が"空気を読みながら"生活をしているのを、留学にきて感じるようになった。

それもそのはずである。

日本は最もハイコンテクスト文化の国、ローコンテクスト文化の国が多い欧米諸国に留学にきたら、"空気を読む"が通じないことに違和感を覚えて当然だ。

だから、確かに思うことは伝えたほうがいいなって考えるようになった。

伝えてわかってくれるんだったら、その方がいいなあって思うようになった。

でも今まで"空気を読む"のが当たり前だと思っていた私にとって、直接伝えるのがけっこう大変。

日本だったら言わなくてもわかってくれる人が多いところをわざわざ言わなきゃいけない。

ハイコンテクスト文化の国の中の更にハイコンテクスト寄りな人間なのでなおさら(笑)

でも、、、

やっぱりもうちょっと空気を読んでくれ!!!

はい、魂の、心の叫び。

私は今住んでいる学生寮でちょっとしたトラブルがあった。

1月から始まった春学期、つまり私にとってノルウェーで2セメスター目、8人でのシェアが始まった。

わたしが住んでいるフラットは、シェアキッチンを個人の部屋が8つ囲っている間取り。

ドイツ人5人、フランス人1人、ベルギー人(仏語)1人、オランダ人1人、日本人1人っていうEUの連帯を感じる(?)フラットに住んでいるんですれども(笑)、彼らは毎週末友だちをたくさん呼んでパーティーをしている。

パーティーはわたしも好きだし、全然する分には構わない。

ただ、それが節度のあるパーティーなら。

何が不満かって、彼らは


・すんごいボリュームの声で叫ぶ
・謎の合唱
・BGMのボリュームがクラブ並
・何かの破壊音がする
・パーティーの次の日のお昼まで
 キッチンが災害後レベルで汚い
・トースターが紐で宙吊りになっている
・少なくとも1つは食器が壊れている

決まりにあるように0:00以降静かにしてくれればいい。

ここまでの流れで予想はできるかもしれないんですが、彼らが0:00だからと静かになることはないんです。
 

早くて1:00くらい、遅いときは早朝まで。

そして先週ついにsammenという管理会社(?)から

Unless the responsible for the party don’t come forward by Friday the 10th of May 2019, the fine of NOK 1500 will be divided among all the tenants on the 1th floor in R-block at 〇〇.

こういったメールが届いた。

つまりパーティーの責任者が直接オフィスに行かなければ、フラットに住んでいる全員に罰金が課されますよ、という通達だ。

一切パーティーに参加していない私からしたら、約2000円弱も罰金で払わなきゃいけないなんてもってのほか。

グループチャットで問題がどうなっているのか問うても、一切返事はなし。

私も直接話しにいけよって自分でも思ったが、悪いことしていない私が彼らに文句を言うのは、文句を言うこと自体がストレスだったのでそのまま何かしらのアクションを待っていた。

結局、パーティーに参加していなかった他のフラットメイトから解決したらしいよ、と教えてもらった。

問題を起こした張本人たちは、何も言ってこず。

この問題に関しては空気を読むを超越した問題というか、「言わなくてもわかるよね?」っていうレベルの問題。

言ったほうが分かりやすいっていうローコンテクストの文化もわかるのですが、最低限コンテクストを読もうとする努力があった方がみんなが気持ちよく生活できるなあと思った出来事でした。

では、愚痴みたいになってしまいましたが。。

minami

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