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普段投稿しているInstagramで書きそびれていることを書き足します。
「文化史」とは、歴史の授業で単元が終わりかけのころに覚えさせられるあれ、ではありません。歴史をみるための重要なパースペクティブなのです。ヤーコプ・ブルクハルト、ヨハン・ホイジンガにはじまり、ピーター・バークやリン・ハントなどの名だたる歴史家たちによって、文化史は生き続けています。 「歴史を見る眼」を養うための技法を考えていきたいと思います。
表題のとおり、noteを開設することにいたしました。簡単に自己紹介をしておくと、20代博士課程の大学院生です。それ以外の情報は、今後の記事のなかでところどころ漏れ出るようにして判明していくかもしれません。 このアカウントの名前どおり、「文化史」の視点から歴史にかんして自分が考えたことを発信したいというのはもちろんのこと、日常的な生活を文化史のレンズから覗いてみるとどのように見えるのかを言語化してみたいというのが開設する動機です。 最初に断っておきますが、この動機はあっけな
最近の様子を見ていると、すっかり「コロナ禍」は過ぎ去ったようだ。街には国内外の別を問わず観光客があふれ、人びとはマスクを外している。みな、旅に出たり、自分が住んでいる街から遠く離れた場所へと出張したりする。 そんな中で生きていると、ふと、「いわゆる2020年以前の「日常」ってこんなかんじだったっけ?」と戸惑うことがある。 著者であるわたしは、2020-2023年にかけて、20代中盤を過ごすこととなった。人生においては大きな分岐点を迎える年齢である。実際、生活も大きく変
こんにちは。今週は台風が猛威を振るっていて、わたしが住んでいるところでは長時間停電していました。自然の脅威を前にすると人間は無力にならざるを得ませんね……。被災された方にはお見舞い申し上げます。 さて、今週(これももう2週間以上前になってしまっていますが……)は「島」にかんする本を投稿してみました。わたし個人は関西の山奥で育ったので、まったく島とは縁遠いのですが、ひょんなきっかけで小笠原諸島に興味を持ったので、それにまつわる文献を集めてみた結果、意外と面白い地平が開そう
こんにちは。最近は台風が猛威を振るっていますね……。被災された方にはお見舞い申し上げます。そしてまた新しい台風が来ているとかなんとか……。めっちゃ降ったり、めっちゃ暑かったりせずに、適度に雨が降り、適度に暑いくらいにならないものですかね、、。 ちなみに個人的なニュースをいうと、最近家から最寄り駅まで歩いて帰ってみることにしていますが、歩きながら考えると意外とけっこう良いことを思いついたりするものですね。やっぱり執筆も、身体運動なので体を動かすことは重要です。当然っちゃ当然
こんにちは。ついに8月に突入ですね。まだまだ暑い日が続きますが、体調だけには気をつけていきたいところです。 あと個人的なニュースを言うと、最近の話題作『君たちはどう生きるか』を見に行ってきました。そんなに熱心なジブリファンではないので、細かいところまでわかったとは言えませんが、楽しませてくれた映画だったと思います。 さて、先週は「歴史人類学から「新しい歴史人類学」へ」というテーマの文章を書きましたが、これが大作になってしまってめちゃくちゃ疲れたので、今回は本当にライト
こんにちは。もう各所梅雨明けしたようですね。本格的な夏幕開けということですが、今年は例年よりも暑いそうなので、夏バテ予防はもちろんのこと、日焼け等にも気を付けていきたいところです。にしても、暑いのはいやだな……。はやく10月くらいの気温になってほしいものです。 それはさておき、さっそく本題へ。今回は、人類学の名著かつ古典にあたるような本を6冊取り上げました。大雑把にいえば前半は山口昌男関連、後半は歴史学にとくに影響を与えた著作ということになるかもしれません。 今週の6
こんにちは。もはや季節は完全に夏ですね……。これから2ヶ月ほど酷暑が続いていくと思うと、それだけで気が滅入りそうです。 さっそく本題へ。今回のコンセプトは大まかに言えば、ノンフィクションにかんするものということになりそうです。もう少し詳しく言うと、前半3つは「ハウツー」本、後半3つは実際の著作になっています。 これらの本は、石戸諭さんの配信(左のURL参照)から影響を受けました。ということで、この配信で紹介されていた石戸さんの著作もここで紹介したという次第です。 今
こんにちは。前回の投稿では、「けっこうライトに済ませるつもり」と言いながらも約3200字も書いてしまいました。文章をコントロールするのはとても難しいですね。 さっそく本題にいきましょう。今回の6冊を貫くテーマは「歴史学と古典」だったのかなと思います(じつはいつもはっきりテーマを決めないまま投稿しているのです)。結果的には、文化史にかんするエッセイを書くというのが主たる目的のこのnoteに、もろに関係してくる本を取り上げるかたちになりましたね。 執筆している現段階では、
こんにちは。いつも投稿しているinstagramでは、比較的カジュアルに書けるのですが、noteは少し筆が重くなってしまいますね。あと、instagramにくらべてものすごく執筆に時間がかかってしまう……。文章を書くのは難しいなぁと思う今日この頃です。 さて、今回のテーマは、そんなに統合的なものではないのですが、基本的には大塚英志さんの著作を中心に取り上げました。というか、6冊中5冊が大塚さんのものですね。あと、大塚さんの本でいえば、『「彼女たち」の連合赤軍』(角川文庫、
こんにちは。この前noteを初めて書いてみたのですが、やっぱり文章を書くにはそれなりに時間がかかってしまいますね。少し書くのが億劫だなと思っていたのですが、こうして無事にInstagramをまとめるマガジンを更新することができてほっとしています。 さて、本マガジンは、普段投稿しているわたしのInstagramの投稿をまとめて、さらに書き足りない点を加筆するものです。今回は書きたいことがいろいろあるので、まとまりがなくて散漫な文章になってしまうかもしれません。あらかじめお
はじめに こんにちは。文章らしい文章を投稿するのはこれが初めてです。今回は日頃活動しているInstagramについて。 さて、わたしはいつもinstagramに気になっている本を上げているのですが、最近はそれだけでは少し飽き足らなくなってきてnoteに飛び出してきた次第です。 現在、約2年5ヶ月にわたって毎日投稿しているのですが、だいたい「6投稿ひとくくり」で、あるコンセプトに基づいたかたちになるようにしています。ちなみに今回のテーマは「タコ」でした。 なぜタコなのか、と