「誰かを幸せにしたい」という想いを軸に。キャリアコンサルタントの介在価値の実現へ
エムスリーキャリアは、一人ひとりの医療従事者にベストパフォーマンスを発揮してもらうため、キャリア支援を通じて人と組織から医療を支えています。「どうすればコンサルタントとして価値貢献できるか」を常に考え、求職者の幸せの実現に向けて成長し続ける山口 真凜の歩みと想いに迫ります。
目に見える形で貢献したい。大事なのは「誰を幸せにしているか」を明確にすること
──まずは山口さんがどのように学生時代を過ごしてきたのか教えてください。
大学では教育心理学を専攻していました。子どもがとても好きだったので、子どもにどういう教育をすると、どういう心理的な影響があるのかなどを主に学んでいました。課外活動にも積極的に参加していて、ボランティアサークルに入って小学生のキャンプに付き添ったり、地域の児童館で子どもたちと関わったりする機会もありました。
また、マルタ共和国に短期留学した際は、現地の幼稚園の教育に触れるなど、座学よりも実践的に学ぶ方が好きでした。短期留学や一人旅をするために、いろいろなアルバイトも経験してきましたし、“自分の好きなことをやる”という生活を送っていましたね。
──就職活動はどのように進めていたのですか？
大学3年生の夏ごろから、インターンシップや合同説明会に参加し始めました。サービス業でのアルバイトやボランティア経験を通じて、人を喜ばせる仕事や、地域や社会に貢献できることがしたいと考えていました。そこが軸になっていて、さらに子どもが好きということもあり、最初は玩具メーカーや日常生活に欠かせないものを作る食品メーカーに興味を持っていました。
──そこからどのように気持ちが変化していったのですか？
これという直接的なきっかけはないのですが、自己分析をする中で“誰を幸せにしているか”が目に見えることが、自分自身のやりがいにつながると考えるようになりました。
より一人ひとりを幸せにし、その人にダイレクトに貢献できる仕事ってなんだろうと考えたときに、真っ先に思い浮かんだのが人材業界でした。ここなら一人ひとりに寄り添った対応ができ、さらには誰を幸せにしているかが目に見える形で実感できると思いました。
エムスリーキャリアは、人材エージェントからの紹介で知りましたが、社会貢献ができる医療業界に携われるのに加え、「誰のために仕事をするか」などもイメージできたので、やりがいを持って仕事ができるのではないかと思いました。また、医療を支えられることが純粋にかっこいいなと思い、選考を受けることにしました。
一緒に働きたいと思える人たちがいた──社員が楽しく働く姿に魅了され入社を決意
──エムスリーキャリアの選考を受けて、どのように気持ちが変化していったのか教えてください。
説明会に参加したときに、社員の人が「納得感を持って仕事ができます」と話していたのが、とても印象的でした。私の勝手な想像なんですが、選考を受けるまでは「人材紹介＝人を商材にする」というイメージがあったんです。
ですが、話をいろいろ聞くうちに、求職者と医療機関それぞれの想いを重視したマッチングを行っていることがわかり、これまで抱いていた不安がなくなり、志望度が上がっていったことを覚えています。
──入社の決め手はなんでしたか？
社員の人柄や働く姿勢に影響を受けたことが大きかったと思っています。“こういう仕事がしたい”という軸はある程度固まっていたので、最後は一緒に働きたいと思える人がいるかどうかを重要視していました。
その点でエムスリーキャリアは、社員一人ひとりが楽しく働いていることが伝わってきましたし、実際皆さんも仲間と一緒に働くことが楽しいと言っていたので、私もその中で働きたいと思いました。
また、面接の際は私自身の話だけではなく、その人がどんな考えで仕事をしているかなど、働き方について具体的に話してくれたのも印象的でした。より入社後のイメージが持てたということと、私が考える「誰かのために」が実現できる環境だと感じて、入社を決めました。
顧客と共に歩んできた2年間。一緒に喜びをわかち合えることが大きなやりがいに
──入社した後の配属先を教えてください。
2020年に入社後、2年間は薬剤師の正社員での転職を考えている方々のキャリア支援を行いました。1年半は東海北陸のエリアを、その後半年は千葉県を担当し、2022年4月からは医師のキャリア支援グループに異動し、現在は南日本エリアを担当しています。
──実際にキャリア支援をしてみて感じたことは？
薬剤師のキャリア支援では、新型コロナウイルス感染症（COVID‑19）の影響から、薬局やドラッグストアなど医療機関側の採用基準が高くなり、入職が決まりづらい状況になっていました。
そのため、求職者の希望を把握するだけではなく、その方の仕事に対する想いやアピールポイントを引き出し、ご自身では気づけない魅力を医療機関に伝えるなど、一人ひとりに寄り添ったマッチングを行うことを意識していました。
求職者と力を合わせて進めていき、厳しい状況の中でも内定が出たときには、一緒に喜びをわかち合えることにとてもやりがいを感じました。
また、配属先では若手のメンバーも多く、「みんなで大変なことを乗り越えていこう！」という一致団結した風土もあり、一緒に働いているメンバーが頑張っているからこそ、自分も頑張ってこられたのだと思います。
──薬剤師のキャリア支援の中で印象的な出来事はありますか？
入社1年目のときに、ご高齢で調剤未経験の方のキャリア支援を行いました。その方は薬剤師が多いエリアに住まれていて、他の紹介会社にも登録されていましたが、なかなか入職が決まらないとのことで当社に登録していただきました。
薬剤師免許を取得したからには、どうしても薬剤師としてのキャリアを積みたいとお考えでしたので、実現に向けて自分ができる精一杯のマッチングを行いました。
そうして候補となる医療機関と交渉の末、なんとか面接先を見つけることができました。そこから面接日を迎えるまでにも、面接の練習や対策をオンラインで行い、その方は薬剤師として無事ご入職されました。
その後も、求職中のご友人に私を紹介してくださったり、年末年始やお盆などの節目にはメッセージをいただいたりして、今でもその方とはつながり続けています。
一人ひとりに寄り添い、その人を幸せにできるコンサルタントをめざしている自分にとっては、その想いが体現できた忘れられないキャリア支援でした。
変化の真っただ中で見えてきた、キャリアコンサルタントのさらなる介在価値
──入社3年目から医師事業部に異動していますが、どういう経緯でしたか？
2年間、薬剤師のキャリア支援を経験し、成長を実感できた部分もあれば、まだまだコンサルタントとしては力不足だなと思うことも多々ありました。そんなときに、社内でキャリア志向調査のアンケートがあり、今後の自分のキャリアについて考える機会がありました。
その際に今後のキャリアを広げるために、医師や病院へのコンサルティングにも挑戦してみたいと思うようになりました。また、医師事業部は長期にわたって求職者と関係性を構築していけると聞き、これまでの経験を活かせるのではないかと考え、アンケートにもそういった想いを記載しました。
その想いを会社が汲み取ってくれ、入社3年目に医師事業部への異動が決まりました。こんなに早く異動が決まるとは思っていなかったので驚きましたが、不安よりも期待感の方が大きかったです。
──部署異動して感じた変化はありましたか？
医師のキャリア支援グループは経験者採用で中途入社した人が多く、皆さん多様なスキルとバックグラウンドを持っているので、メンバーとの会話の中で新しい学びを得られることにおもしろみを感じています。
また、以前よりも将来のキャリアについて話す機会も増えましたね。何年後にどうなりたいかを考えて、それを実現するためにこの1年で何をするべきか、という話を上司や同僚とする機会も多いですし、コミュニケーションが取りやすい環境だと思います。
──仕事内容としてはどうですか？
仕事の主軸は大きく変わりませんが、転職の背景や希望条件だけでなく、個々の想いや生活にまで寄り添うことを意識するようになりました。私たちコンサルタントが介在する価値を最大化させるには、表面的な条件だけではなく、その方が心の奥底では何を求めているかまで把握して、その想いを実現できるような提案をしていくことが重要だと思っています。
そのためにはヒアリング能力はもちろんですが、求職者との信頼関係を構築することが何よりも大切です。求職者の期待を少しでも超えられるように、知識をさらに身につけ、一人ひとりに寄り添ったベストな提案ができるように意識して取り組んでいます。
──コンサルタントとして成長したと感じたことはありますか？
二つの事業部において、求職者と法人のどちらとも携わってきたからこそ、さまざまな知識と経験を得ることができたと感じています。
3年間、顧客に一番近い存在であるコンサルタントとして身を置けたことで、同じ希望条件であっても一人ひとりの背景の違いや想いを汲み取れるようにもなりました。自分の介在価値をより感じることができるようになったことは、成長できたところなのかなと思います。
──最後に、山口さんが感じるエムスリーキャリアの魅力を教えてください。
若手でも意欲さえあれば、いろいろな分野にチャレンジできることだと思います。マネジメントやエキスパートをめざす人もいれば、私のようにコンサルタントとしての価値貢献を追求していく人もいて、それを実現できる環境があります。
頑張った分だけチャレンジできる機会を与えてもらえる――エムスリーキャリアはそんな魅力のある会社だと思います。
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