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6か月娘、初めてのお泊り・母、久々の夜の散歩

初めてのお泊り。もちろん実家以外でという意味です。

都内のとあるホテルに外泊。

いつもは布団なので、ホテルにお願いしたベビーベットも初めて。

ホテルにチェックイン後、夫は夕飯の買い出しへ。遅い時間まで賑やかな所に娘を連れて出ると、夜中頻繁に寝言泣きがあったので、部屋の中で食べることに。18時半には夫とお風呂に入り、私が受け取る家とおなじみのスタイルをすることに。

その後、娘はご機嫌でまだまだ寝そうにもなかったので授乳をすませ、夫と彼女を部屋に残し、久々夜の街に繰り出す。
とはいえ、多分まだ20時とか、しかもただのコンビニ。しがクレンジング買いに行くだけ。

懐かし夜の空気。ちょっとだるそうなコンビニ店員さん、足早に横を通り過ぎてくサラリーマン、飲み会帰りの若者たち。ああ、そうそうこんな感じだった。歩きながら何だかとても遠いところからきた感覚に、そんな自分にびっくり。そして、私をぐんと遠い世界に連れて行った出産の日が頭によぎり少し涙がこぼれそうになる。

こういう人通りの少ない夜道の心許なさとか、大きな足音にびっくりしたりとか、でも、突如表れるカフェの光とそこに集う人を見た時の安心感。夜の散歩をした日々がわっと思い出される。いつか娘にも、夜を楽しむ日々が訪れるといいなぁと思いつつホテルに戻る。

ホテルに着くとふと上を見上げる。

数年前までは夜に散歩をすると、一人の部屋に帰る。それが当たり前だった。今から帰るところには夫とそして、何よりかわいい娘がいる。どの窓が部屋だろう。思い立って夫にラインをした。

「今、ホテルの坂の下にいるけど、窓から見える?」
「見えるよ」と、返事が来る。
そして、「ライト点滅させてみたよ」と。
もう一度上を見上げると、とある窓から携帯のライトが点滅しているのが見える。この間見た映画の真似だろう。思いのほか見えると嬉しい。私も慌てて携帯のライトを点滅させた。

あそこに光がある。まさしく、文字通り私たちの光が、あそこにある。

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部屋に戻るとすっかり彼女は夢の中。ママがいなくなって、ちゃんと泣いたらしく、夫が揺らして眠りについたそうだ。しかし、夜中の授乳のあとばっちり目が覚める。きっちり1時間半、娘に付き合い、大人はヘトヘト。もちろん、朝ビュッフェの目指す時間には起きれず眠い目をこすり、私たちは下の階に降りる。

席に着くとすぐさま娘の離乳食の準備。お湯をいれるタイプのベビーフードを持参した。そういえば、このホテル数年前に来た時の朝ビュッフェでは、ゆっくり母親とご飯食べた。ソファの配置を眺めていたらそんな記憶がよみがえる。不思議なものだ。数年後、私が今度は娘と来た。

もちろんその頃とはうって変わり、娘にご飯を食べさせながらかつ、ぐずり始める彼女を抱っこしながら交代で料理を取りに行き、せわしなく食べる。なんだかんだちょっと大変。

心残りはあるような気がするけど、でも、それは、状況のせいにしちゃいけない、なぜならビュッフェとは大抵そういうものだし。最初の1口が意外とピークだったり、期待してたおかずがそうでもなかったり、フルーツジュースが最早1番じゃない?ってなったりする。今回は、ベーグルととろろ。

娘と一緒に食べられるようになるのも楽しみになる。きっと親に似たら、ビュッフェの選択肢の多さと食べたい気持ちと食べられる限度の葛藤に混乱すると思うからちゃんとサポートしなきゃ。

「その気持ちわかるよ。沢山あるとどれを食べたいのかわからなくなっちゃうよね。もっと沢山食べたいのに食べれなくて残念だよね。」

そんな声かけをする自分が目に浮かぶ。

なにせ、初の外泊で夜中に1時間半寝れなくなる子だもの。

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*心理士プチメモ

子どもが混乱した時は、大人が気持ちを言語化してあげることで、きちんと負の感情を消化していきます。子どもは消化するのに時間がかかります。でも、負の感情をちゃんと感じて消化するという学習は、子どもも、大人も大切なこと。

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