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雑記

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#エッセイ

名前も知らない人のアカウントを2年かけて特定したら人生が確変に入った

名前も知らない人のアカウントを2年かけて特定したら人生が確変に入った

自慢じゃないけどネットストーカーが得意。彼氏の元カノのインスタグラムとか秒速で見つけちゃう。マジで自慢じゃないです。このあいだ、友人がVJをやっているというので1分でそのVJユニットのツイッターアカウントを特定して送り付けたら「ネトスト1級?」と聞かれた。粘着質の賜物ですわよ。

まあそれにしたってアカウント特定にはある程度の手がかりが必要になってくる。名前、居住地、出身大学、エトセトラ。なんらか

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かつて部室で見かけた100年前の旅行記を追い求めて

かつて部室で見かけた100年前の旅行記を追い求めて

大学に入った直後ほど、人から必要とされた時期はない。新入生というだけで各種サークルの先輩方にチヤホヤされ、やれ君はテニスに向いているだの、やれ君はボートに青春を捧げるべきだの、とにかく引っ張りだこである。自分には無限の才能が秘められているような気がして、僕は鼻の穴を膨らませながら意気揚々とキャンパスを歩く。どんな青春を送るかは、全て僕のさじ加減 ー 目の前には輝ける未来が待ち受けているのだ。

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殺人犯がいた職場での話 【前編】

殺人犯がいた職場での話 【前編】

これは公に書くことが出来ない、
書きたかったけど書けなかった。

ひとりの元警察官とひとりの元受刑者
そんなエッセイをひっそり書こうと思う。

■ 「そして彼はまた人を殺す」

「どうして殺したの?」

あの夜、私は一生で一度きりになるだろう質問をした。

この問いかけに人殺しである彼はこう答えた。

「アイツは決まりを破ったんだ・・死んで当然だろ?」

死んで当然・・・彼は自分や自分の周りにある

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