マガジンのカバー画像

個人的プレイリストのライナーノーツ

38
とあるプレイリストにまとめた曲を、一曲ずつ触れていく。 ごく私的な記録。
運営しているクリエイター

記事一覧

M38.ジャージ(Demo Ver.)

サバシスターの『ジャージ(Demo Ver.)』です。

正直なところ、私はサバシスターというバンドや、『ジャージ』という曲について、語るべき言葉をほとんど持っていません。
というのも、このバンド、この曲を知ったのがつい最近、9月に入ってからのことだからです。
最近は全く前情報のない「自分の中で完全に新しい音楽」を好きになることがほとんどなかったので、あまりない機会なので触れてみよう、というのが今

もっとみる

M37.祝日

M37.祝日

カネコアヤノ『祝日』です。

ここ一年弱くらいは、私の中でカネノアヤノの音楽がとっても大切になってきていて、逆に触れるタイミングに悩むな、なんて思っていました。
YUKIについて書いた時に、彼女の声は世界を包むようだと書きました。その時に、カネコアヤノと良い意味で対照的だと思ったので、続けて書こうと思った次第です。

カネコアヤノの声は、そして歌の世界は、とても個人的な小さいもので

もっとみる

M36.うれしくって抱きあうよ

YUKI『うれしくって抱きあうよ』です。

最近ちょっとしたきっかけで、JUDY AND MARYのCDを見かけ、そう言えばYUKI触れてないな、と思い立ちプレイリストに追加。
本稿に至ります。

YUKIを初めて意識したのは、音楽番組で『うれしくって抱きあうよ』を歌っている姿を観た時でした。(今調べてみたところ、この時が5年ぶりのテレビ歌唱だったようです。)
包み込むような歌声に、タイトル通り「

もっとみる

M34.35.オレンジ/pray

赤い公園『オレンジ/pray』

両A面シングルのこの2曲。セットで扱おうと思います。

赤い公園は、常に愛聴していたというよりは、ふとした時に思い出したずーっと聴いて、いつのまにか忘れて、また思い出して……というような形でやや波のある付き合い方をしてきました。
自分の好きなバンドマンが赤い公園について言及することは多かったけれど、自分にとっては適度な距離がありました。「そういえば、今赤い公園はど

もっとみる

M31.愛はおしゃれじゃない

岡村靖幸w小出裕介『愛はおしゃれじゃない』

岡村靖幸とBase Ball Bear小出裕介のコラボシングルより、『愛はおしゃれじゃない』です。
リリースは2014年の4月ですが、そもそもの発端はと言うと、2012年7月リリースのBase Ball Bearのミニアルバム『初恋』まで遡ります。

ミニアルバム『初恋』には、岡村さんがプロデュースに参加した『君はノンフィクション』という曲が収録されて

もっとみる

M30.踊り子

Vaundy『踊り子』

最近投稿していなかったので、もう気付かれないかもしれませんが、続けます。
さてさて、最初にプレイリストに入れた30曲の最後の曲です。

Vaundyはもう売れっ子も売れっ子なので、大抵の人には説明が不要なのかもしれません。が、正直なところ私はVaundyに詳しくありません。
去年の夏頃に存在を認知した記憶があります。(当時の自分の髪型がVaundyに近く、「Vaundyじ

もっとみる

M29.売旬feat.志磨遼平

女王蜂『売旬feat.志磨遼平』

女王蜂のアルバム『綺麗』に『売春』という曲が収録されています。
女王蜂のフロントマンはアヴちゃんと言います。
アヴちゃんはとても不思議な人で、よくわからない人です。
1番最初は、女性なのか男性なのかよくわからないという印象を持ち、次第にそんなことはどうでも良くなりました。(誰に対してもそうですが)
アヴちゃんはアヴちゃんです。(これも普通のことですが)
彼女の特

もっとみる

M28.バラ色の日々

及川光博『バラ色の人生』

こんなにもここ1,2ヶ月の気分とかけ離れた曲はない。

ミッチーこと及川光博の初期作です。
ライブで「日本の宝、及川光博でした。」と言ってから歌い始める音源が残っているのですが、そんな風に始めて様になる人間なんて彼くらいしかいないんじゃないかと思います。

こんな曲の気分になれていた数ヶ月が恐ろしい。

彼に関して書きたいことはあったのだけど、よくよく考えたら公の場で書

もっとみる

M27参考文献のような何か

以下の文章は2017年6月に某インターネットマガジンに『ファンクギャング、束の間のキングオブロック』と題して投稿、掲載された文章です。M27.の参考文献的に載せておきます。
個人的には、音楽との出会いを初めて文章に起こしたものになります。
-------------------------------------------------

“忌野清志郎ロックン・ロール・ショーLove&Peace”

もっとみる

M27.強烈ロマンス

ミツキヨ『強烈ロマンス』

なんであえてミツキヨを入れたのか、『強烈ロマンス』を入れたのか、あんまり覚えていません。

とりあえず、ミツキヨのキヨこと忌野清志郎は過去にもこのnoteで触れたことがありますが、彼にまつわるエトセトラ(PUFFY風)は、過去に別媒体で書いた文面が詳しいので、それを別途掲載しておこうと思います。
ミツキヨのミツはミッチーこと、及川光博。
M28.がミッチー単体の曲なので

もっとみる

M26.COSMOS

おとぎ話『COSMOS』

おとぎ話は、元毛皮のマリーズ、現ドレスコーズの志磨遼平と親交の深いバンドとして知りました。
ドレスコーズ が1人ぼっちになってからの最初のライブでバンドメンバーを務めたのがおとぎ話のギター牛尾健太とドラム前越啓輔でした。
残念ながら、そのライブには参加できなかったのですが(受験する年度の冬でした。「息抜きに物販だけでも行きたいなあ(´・ω・`)」と漏らしたら親に烈火の如

もっとみる

M.25走れ!

私は中学生の頃までアイドルを毛嫌いしていました。

ちょうど自分が能動的に音楽を聴き始めた時期にAKB48をはじめとする大所帯アイドルが台頭、即座に「これはノーサンキューだな」と思った記憶があります。
モーニング娘。は物心ついた時には既に存在していたし流行っていたので、抵抗なく受け入れられていたのですが、それ以降のアイドルには偏見と言っても差し支えない拒否反応がありました。
特に理由はなかったので

もっとみる

M22.青空

aiko「青空」です。

私はaikoに疎く、それこそ『カブトムシ』と『花火』、それから『milk』くらいしか知りませんでした。(今でもそんなに知っているわけではありません。)

aikoをきちんと聴いてみようと思ったのは、ストリーミングを解禁した時です。2020年2月26日です。この日にリリースされたのが『青空』でした。つまり、ストリーミング解禁時の最新曲ということになります。

とりあえず、サ

もっとみる

M23.熱帯夜

SHISHAMO『熱帯夜』です。

SHISHAMOは女の子3人のガールズバンドです。
最初に知ったのは、多分音楽雑誌とかネット記事の見出しだったような。名前だけを知っている時期が続きました。
聴いてみようと思った決め手は、OKAMOTO'Sというバンドが、Instagramかツイキャスか何かでやっていた生配信でした。彼らが『OPERA』というアルバムを制作していた時期、合宿形式で泊まり込みでレコ

もっとみる