Luna

読書が大好きで私の人生に欠かせないとても大切なものです。ここでは読んだ本の感想と日々の…

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読書が大好きで私の人生に欠かせないとても大切なものです。ここでは読んだ本の感想と日々の生活の中で感じたことを綴っていきます。

最近の記事

【13歳のきみと、戦国時代の「戦」の話をしよう。】房野史典

今回読んだ本は歴史のお話です。 今まで歴史が苦手でしたが、あるテレビ番組で戦国武将の特集をしていて、それがとても面白く興味を持ちこの本を購入しました。 感想 とても分かりやすくて面白い!!! 今までは戦国武将の名前は知ってるけど・・・くらいのレベルだったのですが、この本は説明が分かりやすく難しい言葉を使わないので読みやすいです。 これなら歴史が苦手な方でも楽しく学べると思います。 作者の房野史典さんはお笑い芸人さんなので人をひきつける話がとても上手です。 房野さん

    • 【ビオレタ】寺地はるな

      今回読んだ本は寺地はるなさんの作品。 ストーリー 主人公の妙は四年間付き合った彼氏に突然、婚約破棄をされてしまう。 悲しくて雨の中、道端で大泣きしていた妙に怒って声をかけてきたのが見知らぬ女性の菫だった。 菫に事情を話しているうちに菫が営む雑貨店「ビオレタ」で働くことになってしまった。 感想 妙はひねくれた性格でいつも自分は孤独でさびしくて誰にも必要とされていないと思っていた。 自分本位で周りの人を僻んで相手の気持ちを考えることもしなかった。 しかしビオレタで働き

      • 【多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。】Jam

        今回読んだ本は久しぶりの自己啓発本です。 タイトルに惹かれて購入しました。 感想 この本には気持ちが楽になる考え方のコツが64個書かれています。 内容もとても分かりやすく4コマ漫画で猫たちが説明してくれるのも可愛かったです。 この本を読んで気付いたことは例えば相手の何気ない言葉に傷ついて、そのことで頭がいっぱいになってしまっても、その相手は自分が思っている以上に何も考えていないことの方が多いのです。 そんなときはこの本のタイトルにもなっている『多分そいつ、今頃パフェ

        • 【さくら日和】さくらももこ

          今回読んだ本は、さくらももこさんのエッセイ。 さくらももこさんのエッセイにすっかりハマってしまいました。 感想 今回読んだエッセイもとても面白くずっと笑いながら読んでいました。 どの話も面白いのですが特に『おめでとう新福さん』は群を抜いてよかったです。 さくらももこさんのエッセイを読んでいて感じることは、さくらさんは大人になってもいつも楽しいこと、面白いことを全力で探して実行して「こんな風に生きれたらいいな~」と心から思いました。 そして多才で可愛らしい方だなと感じ

        【13歳のきみと、戦国時代の「戦」の話をしよう。】房野史典

          【隣人の愛を知れ】尾形真理子

          今回読んだ本は尾形真理子さんの作品。 前作がとてもよかったので読み終えてすぐにこの作品も購入しました。 ストーリー 6人の女性が主人公の物語。 夫とうまくいっていない結婚3年目の女性、ママの愛に飢えている小学生の女の子、不倫に溺れている女性、女優の仕事が忙しく夫とぎこちない関係が続いている女性、還暦が近いスタイリストの女性、子育てが終わり物足りなさを感じている女性。 6人の女性が抱えるそれぞれの苦悩を描いた作品です。 感想 とても面白くあっという間に読んでしまいまし

          【隣人の愛を知れ】尾形真理子

          【夜は猫といっしょ】キュルZ

          今回読んだ本は猫好きな私が読みたいと思っていた猫が主役のコミックエッセイ。 ストーリー 猫のキュルガと飼い主フータとの日々の何気ない日常を描いた物語。 感想 猫を飼っている方や猫好きな方が知っている「猫あるある」がたくさん出てきます。 猫の気まぐれなところや何を考えているのか分からない不思議なところが描かれています。 おもちゃで夢中になって遊んでいたのに何の前触れもなく急に興味を失ってしまったり、そうかと思えば急に甘えてきたりなど、とても共感できました。 私は猫の見

          【夜は猫といっしょ】キュルZ

          【タカラモノ】和田裕美

          今回読んだ本はビジネス書作家で有名な和田裕美さんの自伝小説です。 ストーリー パパとママとお姉ちゃんと主人公ほのみの家族の物語。 ほのみのママはスナックの仕事をしていていつも夜は家にいない。 男の人にもモテていつもいろんな人と付き合っていたし服装も派手で他の家のママとは違っていることに「かわいそう」と友達に言われていた。 しかしほのみは可愛いママのことが大好きだった。 感想 ほのみは自分のことが好きではなかった。 しかしママはいつも笑ってほのみのいいところを褒めて

          【タカラモノ】和田裕美

          【もものかんづめ・さるのこしかけ・たいのおかしら】さくらももこ

          今回読んだ本は、さくらももこさんのエッセイ。 このシリーズは『もものかんづめ』『さるのこしかけ』『たいのおかしら』の三部作です。 さくらももこさんといえば「ちびまる子ちゃん」が有名ですが面白いと評判のエッセイをまだ読んだことがなかったので笑いを求めて読んでみました。 感想 とにかく面白いです。 さくらももこさんの子供の頃からのエピソードが綴られているのですがもう笑いがとめられません。 どの話も面白おかしく書かれていて文字だけでこんなに人を笑わせることができるなんて、

          【もものかんづめ・さるのこしかけ・たいのおかしら】さくらももこ

          【風と共にゆとりぬ】朝井リョウ

          今回読んだ本は朝井リョウさんのエッセイ第二弾。 第一弾があまりにも面白く笑わずにはいられない、とても大好きなエッセイなので今回も楽しみを抑えられずにワクワクしながら読みました。 感想 予想通り一話目から爆笑です。 どれだけ面白いかというと思わず声に出して笑ってしまうし、どうしても笑ってしまうから、なかなか先に進めないくらい面白いのです。 今年の夏にエッセイ第三弾が発売決定とのことなので今からとても楽しみです。 発売したらすぐに購入します。 朝井さんのエッセイはすご

          【風と共にゆとりぬ】朝井リョウ

          【泣きたい夜の甘味処】中山有香里

          今回読んだ本は中山有香里さんのコミックエッセイ。 普段コミックエッセイはあまり読みませんが、この本の存在を知ったときにとても惹かれどうしても読みたくて即買いした本です。 ストーリー 熊と鮭が営む一軒の甘味処。 夜だけしか営業しておらず提供するのは甘いもの一品だけ。 悩みを抱えた人や疲れた人がこのお店に来て甘いものを食べて熊と鮭の話を聞くと自然と心が癒される、そんな一軒のお店での物語です。 感想 まず表紙が可愛くて見ているだけで癒されます。 とても心温まる物語で疲れ

          【泣きたい夜の甘味処】中山有香里

          【東京タワー】リリー・フランキー

          今回読んだ本はリリー・フランキーさんの作品。 以前ドラマで観たことがありますが原作を読むのは初めてです。 『母親の愛』をテーマにした物語。 ストーリー 主人公のボクは暴れん坊のオトンとその家族とオカンと暮らしていた。 しかしオカンはボクが4歳になる頃にボクを連れてこの家から出て行った。 その後、オカンの故郷である福岡の田舎に行くのだがオトンとは離婚はせずここから別居生活が始まった。 15歳になったボクは高校入学と同時にオカンと離れ一人暮らしを始める。 高校卒業間

          【東京タワー】リリー・フランキー

          【わたしを離さないで】カズオ・イシグロ

          今回読んだ本はカズオ・イシグロさんの作品。 初めて読む作家さんですが、ずっと読みたいと思っていた作品です。 ストーリー 1990年代末のイギリスを舞台にした物語。 介護人の仕事をしている主人公のキャシー・Hは提供者と呼ばれる人たちの介護をしている。 キャシーが生まれ育ったのはヘールシャムという施設。 ヘールシャムで過ごした日々を今でもよく思い出すキャシー。 友達と過ごした思い出。 保護官と呼ばれている先生たち。 年に四回行われる交換会に出品する作品を作ったこと

          【わたしを離さないで】カズオ・イシグロ

          【コンビニ人間】村田沙耶香

          今回読んだ村田沙耶香さんの本は、第155回芥川賞を受賞した作品です。 ストーリー 主人公の恵子は小さい頃からみんなに奇妙がられる変わった子供だった。 問題を起こし怒られても周りが何に対し怒っているのかも分からないし、母親が学校に呼ばれ先生に謝っている姿を見ても、なぜ謝っているのかが理解できなかった。 しかし自分を大切に思ってくれている両親が悲しんでいる姿を見たくないため家の外では皆の真似などをし自分から行動することをやめることにした。 恵子が大学一年生のとき新しくコン

          【コンビニ人間】村田沙耶香

          【赤と青とエスキース】青山美智子

          今回読んだ本は私をいつも癒してくれる青山美智子さんの作品。 一枚の絵画をめぐる『愛』をテーマにした五つの連作短編集。 ストーリー 一章「金魚とカワセミ」 オーストラリアのメルボルンに交換留学生として行くことになった主人公のレイ。 楽しく充実した毎日が送れることを期待していたレイは現実とのギャップに日本に帰りたくなる。 そんなときに出会ったのが現地に住む日系人のブー。 やがて二人は恋をし、レイが日本に帰るまでの期間限定での交際が始まるのだが・・・ 二章「東京タワーとアーツ

          【赤と青とエスキース】青山美智子

          【Nのために】湊かなえ

          ストーリー 高層マンションに住む野口夫妻の死体が部屋で発見される。 その現場に居合わせた男女4人。 なぜ4人はその現場にいたのか。 なぜエリート夫妻は亡くなったのか。 4人の証言とそれぞれの視点からの回想で物語は進んでいき次第に事実が明らかになっていくのだが・・・ 感想 まず読み始め数ページでこの物語はきっと私好みの作品だろうと確信しました。 この時点で私は興奮と共に気持ちが高まっていく。 その確信通りすぐに物語に引き込まれ先が気になって読む手がとまらない。

          【Nのために】湊かなえ

          【火車】宮部みゆき

          今回読んだ作品はずっと読みたいと思っていた宮部みゆきさんの火車。 ストーリー 怪我をして休職中の刑事、本間は遠縁の男性から失踪した婚約者を捜してほしいと頼まれる。 婚約者はなぜ突然失踪したのか。 なぜ失踪しなければいけなかったのか。 何の手がかりもなく失踪した婚約者を捜すことになった本間は彼女の過去や人物を調べていくうちに、それは予想もしていなかった事実に直面するのだが・・・ 感想 物語の序盤から一気に引き込まれました。 捜索しているうちに婚約者が失踪した理由が明

          【火車】宮部みゆき