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ひよこのるる
2019年8月31日 19:20
2018年11月以来発表してきたぼくの訳詩約70編の、作者別の目録です。もし気に入った作品を見つけたら、同じ作者や時代の他の作品も読んでみていただけたらとてもうれしいです。 *作曲家・ミュージシャン別の索引も用意しております。 *以下、作者の生年順に並べています。Marcus Valerius Martialis/マルクス・ウァレリウス・マルティアリス(ローマ)c.40-c.
2022年8月1日 20:10
Paul Verlaine (1844-1896), Vœu (1866)(川路柳虹の訳を参考にした。)『土星人詩集』(Poèmes saturniens)からの1編です。日本ではあまり知られていないようですが、手元にあるJean Orizet編のフランス詩アンソロジーでは、「よく見る夢」と「秋の歌」と並んで『土星人詩集』からこの詩が取り上げられていました。原文は、ギリシャ語由来の
2021年7月8日 19:59
Paul Verlaine (1844-1896), Green (1872)果物と花と葉っぱと枝を差し上げましょうそれからあなただけのために打つぼくの心を。どうか真っ白な両手でぼくの心を引き裂かないでください。ささやかな贈り物があなたの美しい瞳に快く映りますように。体じゅうに朝露をまとったままぼくは参りました。朝の冷たい風で 額の露は凍てついています。願わくは ぼくの疲れがあな
2019年11月14日 21:58
Paul Verlaine, Mon rêve familier (1866)(上田敏・堀口大學・渡辺洋・大熊薫の訳を参考にした。) *レオ・フェレによるシャンソン(1964年)があります。
2019年5月28日 21:21
(永井荷風・渋沢孝輔の訳を参考にした。)「憩らい」は、この詩が収録されている詩集の La Bonne Chanson というタイトルを『優しき歌』と訳した立原道造の用字を借りました。 *レイナルド・アーンによる歌曲(1893年)[楽譜]があります。
2019年5月22日 22:02
前回の「月の光」に続いて、ヴェルレーヌの詩をもう一つ訳してみます。1881年の詩集『叡智』(Sagesse) より。アルトゥール・ランボーへの発砲事件を起こした後に獄中で書かれた詩です。Le ciel est, par-dessus le toit,Si bleu, si calme !Un arbre, par-dessus le toit,Berce sa palme.La