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ひよこのるる
2019年9月27日 21:37
いつも運任せで翻訳している。気になった詩に体当たりしてみて、日本語が浮かんでくるのを待つ。それらしい形になったら出来上がり。ならなければお蔵入りになる。一編仕上げるたびに、ぼくに訳せる作品はもう全部訳してしまったという感覚に陥る。感性のどこかに引っかかる作品が見つかるまでこの無力感は続く。 *かつて学生合唱団に所属していたとき、ぼくは演奏会が面白くなかった。演奏後にはたくさん拍手
2019年9月22日 21:34
Alphonse de Lamartine, L'Autmmne (1819)ごきげんよう! わずかに緑の残る林よ、まばらに黄色くなっていく芝生よ、最後の美しい日々よ! 喪に服する自然は傷ついた心に似つかわしく 僕の目を和ませる。誰もいない小道を 僕は夢見心地で辿っていく、暗い林の足元を淡い光で照らす衰えつつあるあの太陽を最後にもう一度見たくて。そう、朽ち果てようとしている
2019年9月17日 19:24
Victor Hugo (1861)先日のランキングで35位になっていたヴィクトル・ユゴー(1802-1885)の秋の詩を訳してみました。1902年になって出版された遺作です。
2019年9月16日 06:52
poetica.fr という、フランス詩を読んでコメントを投稿できるサイトを見つけました。「いいね」の数とコメントの数が表示されているので、「いいね」の多い順(同じならコメントの多い順)にソートして、上位300編を並べています。タイトルの右が「いいね」の数、括弧の中がコメントの数です。ぼくがこれまでに訳したものには★をつけています。1. Paul Eluard : Liberté 24000
2019年9月9日 19:17
Charles Baudelaire, L'invitation au voyage (1857)『悪の華』より。 わが子よ わが妹よ、 思い描いてごらん、遠い地へ行って 二人で送る甘い生活を! 思いのまま愛し 愛して死ぬのだ、きみにそっくりなあの国で。 あの曇り空にうかぶ 潤んだ太陽が不思議な魅力を放って ぼくの心を奪う、 きみの涙の向こうできらめく