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宝の娘、るりを亡くして


はじめに

はじめに
こんにちは。るりママです。
高校三年生だった娘のるりを、半年前に自死で亡くしました。
るりは双極性障害II型と闘病中でした。

るりはとってもとってもかわいい、私のひとり娘です。
るりっていうのはペンネームですけど、漢字で書くと瑠璃とか瑠。
美しい青い宝石を意味するそうですね。
まさにるりは私にとって、かわいくてしょうがない宝物です。

そんな宝のるりですが、病気がわかってから半年もしないうちに急速に症状が悪化して、自死してしまいました。18歳の誕生日の直前でした。

るりの生きた証を

それ以来、私は抜け殻のようになり、心の漂流が続いてきました。
あんなにかわいい子が、なぜ死んだ。なぜ私は守れなかったのか。
何が起きているかわからなかった。帰ってこないことが信じられなかった。
病気にかかって「息しているけど生きてない」ってるりが言ってたな。
今の私もそれみたいだなと思いながら、虚無な日々を過ごしました。

が、亡くなって半年が経ち、喪失感いっぱいに悲しみ苦しむだけではなく、るりの命の輝きや生きた証を残したいと思うようになりました。

生きた証をどうやったら残せるのか?
まだ漠然としていますが、何となく思っているのは、

  • 精神疾患や自死をオープンに語れる社会。

  • 精神疾患や自死を防げる社会。

  • 精神疾患の患者やその家族を支えられる社会。

です。

こうした社会を作っていくために、るりの体験を役立てたい。
それが、るりの生きた証であり、私がるりと、これからも親子で一緒に取り組めることじゃないかと思っています。

母娘で綴る闘病の日々

るりはnoteに闘病ブログを綴って、懸命に生きようとしていました。
そこには私のこともしばしば書かれています。
私は一緒に闘病しているつもりでしたが、るりは本当の辛い気持ちを少しずつしか私に伝えられなかったようです。また、私の思いがるりに伝わらないこともありました。るりはその母娘のすれ違いも描いています。

最後は病気の悪化でるりも私も追い詰められ、私は宝であるるりの命を守ることができませんでした。無念という言葉では言い表せないほど、複雑な辛い思いがあります。

でも、これから、るりが体験した出来事が、母の私の目からはどう見えていたのか、葛藤も含めて綴っていきます。
できれば両方を読んでいただき、私たちが双極性障害の当事者やその家族として感じた困難を、少しでも感じていただければと思います。

るりのブログ

こちらがるりのブログです。

るりへ。
病気で苦しい中、よくがんばって書いたね。えらかったね。
ママはあなたのメッセージを世の中の人にもっと読んでもらって、少しでも精神疾患と自死について理解が深まるように、あなたと一緒にがんばるよ。
だいすきだよ。

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