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砂の美術館「砂で世界旅行・フランス編」にて壮大な砂の彫刻を見に行ったお話

自称、美術好きハンターの雲です。
パリオリンピックが終わりましたね
パラリンピックはこれからですが。

人生掛けて戦っているアスリートの姿は感動しますね。

パリ繋がりということで、鳥取県の砂の美術館に来ました。
砂の美術館で「砂で世界旅行・フランス編」をやってます。

暑くて溶けそうです
動画仲間のReiさんと一緒に来ました

鳥取砂丘と砂の美術館の関係

砂の美術館は、鳥取砂丘のすぐ近くにあります。

鳥取砂丘のすぐ近くです
駐車場はたくさんあります

鳥取砂丘の砂を使って、彫刻作品「砂像(さぞう)」を作って展示してあります。

2006年に砂像を展示するプロジェクト「砂の美術館」としてスタートしたそうです。

2012年に砂像専門屋内展示施設が出来て現在の形になったそうです。
ポイントは定期的にテーマを変えて砂像を展示していることです。
「砂で世界旅行」がテーマだそうです。

去年は、「砂で世界旅行・エジプト編」でした。

今年は、「砂で世界旅行・フランス編」です。

なんとタイムリーな、フランスのパリオリンピックにピッタリの企画です

砂の彫刻とは

氷の彫刻や、木の彫刻は有名なので誰でも知っていると思います。
砂の彫刻とは何ぞや?
小さい頃、公園の砂場で山とか作ったことあると思います。

ハイ!
それのことです。

大人が大真面目に砂で造形物を作ったものです。

しかも、日本最大の砂丘の砂で!

要するに、最初は砂に水かけて固めます
砂を水で固めてます
固めた砂を水かけて削ります
ラフに削ります
上の方から順に削ってます
ほぼ完成
作品名は「フランスのスポーツ-ベルサイユ宮殿での馬術競技」です

作品名は「フランスのスポーツ-ベルサイユ宮殿での馬術競技」です
制作は茶園勝彦さんです。
砂像彫刻家・砂の美術館総合プロデューサーさんです。
制作過程まで公開しておられるのは、非常にありがたいです。
水で固めているので、最終的には砂に返るのですね。
近くでみると、質感がすごいです。
砂とは思えない細かい彫刻です。

展示作品(私は気になった作品)

ノートルダム大聖堂

屋内展示場で最初に出てくるのはノートルダム大聖堂です
デカいです
4方向全て精密過ぎる砂像です

ノートルダム大聖堂とは、「我ら貴婦人」という意味だそです。
実物は1163年から180年かけて完成。
ゴシック建築の最高傑作と称されてます。

パリの風景

「パリの風景」製作者:スラヴァ・ボレツキさん

セーヌ川の左はドーム屋根の裁判所です。
ナポレオン三世で有名なシャンジュ橋、オルセー美術館、
エッフェル塔の見えない角度で撮影しちゃいました。

百年戦争

「百年戦争製作者:イリヤ・フェリモンツェフさん

1339年から1453年まで続いた戦争
フランスとイギリスの王位継承と領土で百年も戦争してました。
結果的にはフランスが勝利しました。
戦争の歴史を繰り返さないようしたいものです。

ジャンヌダルク

「ジャンヌダルク」製作者はヘレナ・バンガートさん
馬にジャンヌダルクが乗ってます
こちらは火あぶりをされるジャンヌダルク

ジャンヌダルクとは百年戦争の終盤で登場します。
16歳で軍を先導して士気を高めて英雄とされました。
しかし、2年後19歳に異端裁判で火刑に処されます。
死後25年後に名誉回復されたそうです。
19歳の女の子ですよ。
こうゆう歴史を繰り返しては絶対にいけません

絶対王政

「絶対王政」製作者はドミトリー・クリメンコさんです

国王が絶対的な権力をもつ統治体制です
朕は国家なりと言う王様がいましたね
ベルサイユ宮殿を建設したりしました。
財政難を引き起こしました。
世襲による政治権力を引き継ぐのが、どれほど危険なことか歴史から学ぶことが出来ます。
我が子可愛さが、国を亡ぼす例と思いました。

フランス革命

「フランス革命」制作はミケーラ・チャピーニさん

右は贅沢三昧のルイ16世とマリーアントワネットです。
左は処刑場です。

この二人だけが原因ではありませんが、生まれながらの貴族など権力者は国民の税金を浪費して財政難になり、対策として増税しました。
当然国民は反発しますよね。
国王は民衆を武力弾圧しました。
民衆は武力蜂起して政府を打倒して、聖職者、既存の特権廃止をしました。
フランス革命とは、民衆の力で勝ち取った民主主義です。
日本は敗戦で戦勝国から命令されて行っている民主主義です。
似て非なる気がします。
でも日本大好きです。

ベルサイユ宮殿

「ベルサイユ宮殿」制作はレオナルド・ウゴリニさんとアンゲフォン・ディビッドさんです
今回の目玉です。大きさは圧巻です
奥の宮殿は望遠カメラないと撮れないです

民衆を導く自由の女神

「民衆を導く自由の女神」制作はトーマス・クォートさん

実は絵画は教書に載ってましたが、今までジャンヌダルクと勘違いしてました。
1830年のパリで起こった7月革命だったのですね。
1814年に復活したブルボン王朝を打倒するマリアンヌを描いたのですね。
個人的には今回一番気に入った作品です。

終わりに

他にも作品は多いです。
パリオリンピックで結構もらい泣きすることがありました。
前から砂の美術館は興味もあったこともあり、フランス展が歴史にフォーカスしているのは素晴らしいです。

たぶん、美術展示は、何も考えずにスッと流して歩くことも出来ちゃいます。
でも、ひとつひとつの作品をじっくりと観ると、作家さんが作品に込めたメッセージや自分自信の想いなど、わかることがあります。
昔、誰かが言った言葉ですが、美術は心を暖かくします。

私は人が少ない鳥取県の海に行くのが好きなのですので、鳥取県が人気が出ると微妙な想いですが。
よい美術館であり、素晴らしいフランス展でした。


Reiさんとツーショット頂きました!

まさかの屋外展示でReiさんにラッシュガードとられました

動画版はYouTubeにアップしています。
9分です。
良かった観て頂き、チャンネル登録やいいねしてくれると嬉しいです。

こちらは60秒のショート動画です

長い文章を最後まで読んで頂きありがとうございました。

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