べーやん

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『経堂ドライブ - 青春の轍(わだち) -』

経堂の街で燃えるような青春と深い愛。友情と情熱を抱きながら社会の問題に立ち向かい、マルクス主義の理論を追求する。共に未来を切り拓き真の変革を求めて。 主人公:佐藤哲也(さとう てつや) - 年齢:21歳(他の4人より2歳年上) - 出身地:宮崎県都城市 - 大学:和光大学に二浪を経て入学 - サークル:マルクス主義研究会 - 特徴:お喋りで人の話しを聞くのが苦手。真っ直ぐすぎるために時折暴走してしまうことも。政治や思想に深い関心を持ち、マルクス主義の理論を学ぶことで社会の変

    • 人材派遣会社ニコニコスタッフ

      面接官: 「こんにちは、哲也さん。ニコニコスタッフへようこそ。大学の先輩の方からご紹介いただいたと伺っています。どうぞお座りください。」 哲也:「はい。ありがとうございます。よろしくお願いします。」 面接官: 「まずは、スタッフ登録にあたっての簡単な質問をさせていただきますね。先輩の方からもご紹介いただきましたが、過去のお仕事経験やスキルについて教えてください。」 哲也:「はい、私は地元の農協で事務や営業の経験があります。また、コミュニケーション能力や体力を身につけてき

      • 和光大学生達が児童虐待問題について話し合った

        居酒屋 赤とんぼ 哲也: 「虐待死事件が保護責任者遺棄致死罪として処理されるってのは、納得しづらい部分もあるよな。報道で見るとほんとにひどい状況だから。でも、法律の観点から考えると、虐待死は殺人事件とは違うんだよ。」 翔太: 「なんで殺人罪じゃないんだろう?明らかに命を奪ってるのに、軽い罪として扱われるのは納得できないな。」 哲也: 「法的な見解だな。保護責任者遺棄致死罪は殺意をもって要保護者を遺棄したり必要な保護を与えなかった場合に成立する罪なんだよ。殺人罪は確定的な

        • マルクスとカラオケ

          駅前カラオケ ガンガン 美香子: 「哲也さん、ずっとデンモク見てるけど、何かあった?みんな待ってるし。」 哲也: 「ごめん、美香子。ただ、ふと思ったんだ。このカラオケってビジネスの仕組みを考えると、資本主義の一環としてどうなのかなって。」 美香子: 「資本主義とカラオケの関係?どういうこと?」 哲也: 「マルクス主義の視点から見ると、資本主義社会では利益追求が中心になるよね?カラオケも娯楽産業の一環で、利益を生み出すために運営されている。その仕組みに疑問を感じたんだ。

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        『経堂ドライブ - 青春の轍(わだち) -』

          和光大学女子が承認欲求について語る♯2

          居酒屋 赤とんぼ 美香子: 「理香、他人からの承認と自己承認の違いについて、具体的な例で教えてもらえる?」 理香: 「例えば、他人からの承認としては、友達や上司からの褒め言葉や認められることが挙げられるね。自分の存在や努力が他人に認められることで心地よい感覚を得ることができるんだ。一方、自己承認は自分自身が自分の価値や成果を認めることで満足感を感じられるんだよ。例えば、自分が達成した目標や克服した困難に対して自分自身で認めることができるんだ。」 美香子: 「なるほど、具

          和光大学女子が承認欲求について語る♯2

          和光大学生が語る消費税廃止論

          哲也: 「15年にわたる不況が続くこの国において、俺は消費税廃止の財源について、念入りに検討してきたんだ。俺の考えでは、消費税廃止には「税」と「国債発行」の二つの要素を組み合わせる必要があるんだ。」 悠馬: 「それは興味深い考えだな。この15年間の不況が国の衰退につながっていることは確かだよね。でも、消費税廃止の財源を確保するために税と国債発行を組み合わせるって、具体的にどういうことなんだ?」 哲也: 「そうだな、まずは税についてだ。税制改革を進めて、法人税と所得税を累進

          和光大学生が語る消費税廃止論

          2004年5月 環状八号線

          哲也: 「え?交通違反になってしまったんですか?でも、渋滞がひどくて、先頭に出るために車間を縫っただけです。」 警察官: 「はい。割り込み行為は道路交通法違反です。車間を詰めることは危険ですから注意が必要ですよ?」 哲也: 「すみません。危険を冒してしまったことを自覚しています。でも、この渋滞は本当に困っている人がたくさんいるんです。道路交通法は社会の秩序を守るために遵守されるべきですが、もしかしたらもっと効率的な方法があるのではないかと思ってしまいました。」 警察官:

          2004年5月 環状八号線

          和光大学生が考える残業問題

          居酒屋 赤とん 翔太: 「世間では残業が当たり前みたいになってないか?どう思う?。」 哲也: 「そうだな。まず残業の問題は、現代の労働環境で本当に大きな悩みの種になっている。働き手が限界を超えて働きすぎることや、ワークライフバランスの乱れは、社会全体にとってもかなり深刻な問題だ。 それには残業の問題を正しく理解することが重要だ。働きすぎは生産性や労働者の健康に悪影響を及ぼすだけじゃなく、創造性や仕事への意欲も減退させる。それに、労働者の家庭や個人の時間にも相当な負担をかけ

          和光大学生が考える残業問題

          和光大学生から見た物流業界の多重下請け構造

          居酒屋 赤とん 悠馬: 「哲也、物流業界についてどう思う?。」 哲也: 「物流業界の多重下請け構造の問題は、ずっと悩んでいる課題だな。毎日直面している現実で、本当に心が痛むよ。運送業界では、運賃が下請けに回るたびに削られて、採算が取れないくらいまで安くなっていくんだ。それがいつの間にか当たり前の状況になってしまっているんだ。もう遠く離れた存在のような標準的な運賃が示されているけど、実際のところはかけ離れているんだ。荷主たちも物流費を削減するために、多層構造の問題を認識して

          和光大学生から見た物流業界の多重下請け構造

          平成16年度和光大学入学式

          哲也: 「すんもはん。これってどけ提出すりゃよかね?」 翔太: 「ああ、それは学生証の申請書だよ。入学手続きの時に提出するんだ。」 哲也: 「そうなんか。はいめっのこっで、ちょっとドキドキしちょってがさ。俺、哲也ってゆうが。よろしゅう!」 翔太: 「よろしく!俺は翔太。入学式までちょっと緊張してるけど、お互い頑張ろうね。」 哲也: 「確かに、新しか環境でんスタートじゃっでね。ちょっとワクワクしちょっじゃっどん、仲間と一緒にきばれるって思うと励みになるが。」 翔太:

          平成16年度和光大学入学式

          ある日のアルバイト面接

          店長:「ありがとうございました。ただ、今回の面接では他の応募者にはない違和感を感じました。何かコメントはありますか?」 哲也:「まず、面接の機会をいただきありがとうございます。この面接で他の応募者にはない違和感があるとのご指摘をいただきましたが、私は労働者の解放についての研究に情熱を持って取り組んでいます。社会的な不平等や搾取の問題に対して深く関心と懸念を抱いています。現代の労働環境では、労働者はしばしば過重な業務や低賃金、不安定な雇用条件に直面しています。私はそれらの問題

          ある日のアルバイト面接

          2004年4月 東京経堂2

          哲也: 「あ、好きな異性のタイプですか?それは難しい質問ですね。異性のタイプについてお話するのはちょっと複雑なんですが、私は人間の心理や思考にとても興味があります。個人的には、相手の内面を理解することがとても大切だと感じています。異性のタイプについて、もう少し掘り下げてお話ししましょうか。この質問は実は、私が普段から考えている問題の一つでもあります。思想や理論とは異なる視点から、人間関係や恋愛についても探求することは大切なのです。例えば、私はマルクス主義の理論を追求することに

          2004年4月 東京経堂2

          上京2

          経堂アパート 父: 「狭かっ!うちん哲也ん部屋ん方が広かじゃなかか?」 母: 「哲也、こんアパートから大学は近が?」 哲也: 「え?なんで?」 父: 「ないじゃ?こん蚊取り線香みてと。これコンロけ?」 母: 「お父さんが担任ん先生と校長に挨拶に伺うついでに、学校ん場所を確認しちょこうとゆうとったっじゃっどん。」 哲也: 「バカな。高校じゃあらんし、そげんこつ必要なか。」 母: 「あ!思い出したっちゃがっ!はい、これ。」 (母が封筒を取り出して哲也に渡す) 哲

          上京

          哲也: 「あ〜腰痛か。なんでみやこんじょ(都城市)から東京まで車で来たっちゃろ。」 父: 「せからしか!おいが殆ど運転してお前はずっと寝ちょったじゃが!」 母: 「そうよ哲也。お父さんが飛行機苦手なん知っちょっやろ?こんハイエースだって親戚んしに無理ゆて借って来てくれたんやが?」 父: 「そいにしてん変わったなあ!おっかん、東京に最後に来たんが哲也が生まれたあとじゃっで昭和50…何年ごろね?」 母: 「え〜いつやったがねえ。JALが堕つっ前やったとは思うがけど。」

          2004年4月 東京経堂

          哲也: 「みんな!?何かの縁でこの5人、同じ沿線に住んでいると分かった。新歓の3次会にはなるけど改めて軽く自己紹介をしよう!まずは俺から」 哲也: 「初めまして、佐藤哲也と申します。この場を借りて、自己紹介と私の信念についてお話させていただきたいと思います。 私は都城市という宮崎県の町で生まれ育ちました。この土地には私の根源があり、私の信念と情熱が育まれました。宮崎県は自然の豊かさや歴史的な背景を持ち、その中で私は社会の不平等や課題について考えるきっかけを得ました。この地の

          2004年4月 東京経堂