和光大学生達が児童虐待問題について話し合った


居酒屋 赤とんぼ

哲也: 「虐待死事件が保護責任者遺棄致死罪として処理されるってのは、納得しづらい部分もあるよな。報道で見るとほんとにひどい状況だから。でも、法律の観点から考えると、虐待死は殺人事件とは違うんだよ。」

翔太: 「なんで殺人罪じゃないんだろう?明らかに命を奪ってるのに、軽い罪として扱われるのは納得できないな。」

哲也: 「法的な見解だな。保護責任者遺棄致死罪は殺意をもって要保護者を遺棄したり必要な保護を与えなかった場合に成立する罪なんだよ。殺人罪は確定的な殺意や未必の故意が必要なんだけど、虐待による死亡がそうじゃない場合は、保護責任者遺棄致死罪として処理されるんだ。」

悠馬: 「なるほどな。つまり虐待による死亡が明確な殺意を伴わない場合は、保護責任者遺棄致死罪として処理されるってことか。でも、それでも十分な罰則があるのか心配だな。」

翔太: 「保護責任者遺棄致死罪の罰則も、ケガをさせた場合と死亡させた場合で違いがあるんだ。でも、それでも10年以上の懲役になるかっていうと、よくわからないな。」

哲也: 「具体的な事件の詳細や裁判の判断によって量刑が決まるから、一概には言えないな。ただ、報道されてるようなひどい状況だと、10年以上の懲役になる可能性もあるかもしれない。ただし、保護責任者遺棄致死罪の罰則は殺人罪とは異なる罪名だ。その理由や法的な解釈には限界がある。児童虐待に関しては、法整備や社会的な取り組みが求められていることは間違いない。」

悠馬: 「そうだな。もっと厳しい罰則や保護のあり方を考えるべきだと思う。児童の命を守るためにも、対策を進めていく必要があるよな。」

翔太: 「確かに、児童虐待に対する意識を高め、早期の発見と介入が重要だよね。法的な規定だけでなく、教育や啓発活動も大切な要素だと思う。」

哲也: 「ああ。虐待で子供が命を失うってのは大きな悲劇だし、親の無責任さには本当に憤りを感じる。法的な観点だけじゃなくて、もっと厳しい処罰や保護。そして予防や支援の仕組みも重要だよ。家族や地域、社会全体で児童の福祉を守るために取り組む必要がある。」

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