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介護事業を20年経営して思うこと Vol.32

株式会社北陸福祉会 専務取締役の高澤 由香里と申します。
今回は、「気持ちがマニュアルを超える時」です。

当社は、富山県高岡市・砺波市・南砺市にて、
グループホームやデイサービス・小規模多機能型居宅介護事業を、
20年運営しております。

介護事業の経営はもちろん、介護現場に私も出て
日々ご利用者様とかかわってきた中で、
いま思うことを綴りたいと思います。

医師の言葉にうるっと

当社のグループホームに長年いらっしゃるご利用者様が
いよいよ水も喉を通らなくなり救急搬送となったことがあります。

ひとしきり診察した医師から
その時に言われた言葉は今も胸に残っています。
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よくここまで、
医療行為ができない中でここまで看たのは
本当に大変だったと思います。
職員の皆さんにも
本当に良く頑張ったと伝えてあげてください。

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グループホームの特性上、医療行為ができない。
こうした事情を理解いただいた上でかけてくれた言葉です。

オンコールがあれば駆け付け
朝晩必ずバイタルを取り、よく話をし、
少しでも変化があればすぐに行く
フロアのムードメーカーだったこのご利用者様の表情や
職員と重ねた議論や工夫、様々な長年の思い出が去来し
うるっとしました。

気持ちがマニュアルを超える

食事一つとっても毎日味を変えたり見た目を変え
ご利用者様の口に運ぶ際は「今日は○○ですよ」と説明をして
少しでも食事を楽しんでいただく。
おむつも同様に、単に交換するのではなく、
過ごしやすいように工夫をする。
退勤時にご利用者様の元に寄り
「○○さん明日また来ますねー!」と声をかけてから帰っていく職員。

介護はこうする、という基本的なやり方以上に
人としての気持ちの良いやりとりや
穏やかに過ごしていただきたいという気持ちを
いつも職員から感じました。

こうした行動を
誰に言われるでもなく実践している当社の職員を
私は心から誇りに想っています。

介護は義務じゃない
やっぱり気持ち
その人を想う気持ち

いつも本当にありがとうございます!

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当社では、相手を想って行動できる方と一緒に仕事をしたいと考えています。ご興味を持っていただきましたら、一度お話ができたら嬉しいです。
就職・転職を今すぐ考えてはいないけれど、共感できるという方もぜひご一報ください。

下記の採用サイトからエントリーいただいても、直接お電話をいただいても構いません。TEL: 0763-22-1777(ニシヤチまで)


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