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「本当の思い」に気付いていますか?

ゴールデンウイークで、お休みの方も多いのではないでしょうか?

いつもより時間のある時は、
お茶のお供に
こんなことを考えてみるのもいいかもしれません。

あなたは「本当の思い」を
相手に届けられていますか?

娘はアルバイトの面接に
2度も落ちてしまいました。

「もうどこでもいいから受かって欲しい」
と言っている割には、塾講師にこだわっていました。

探せば仕事はいくらでもあるし、
友達のアルバイト先を紹介してもらうこともできます。
でもなぜか、こだわっています。

どうして塾にこだわるのか、聞いてみました。
 
答えは、
「塾が好きだったから」でした。

「どうして塾が好きだったの?」と聞くと、

「学校では大勢の生徒を先生が1人で見てる。
だからわからない問題があっても
わかるまで教えてもらうことが難しかった。
でも塾の先生は、
私がわかるまで丁寧に丁寧に根気よく付き合ってくれた。
 
それが嬉しかったし、
そのおかげで、問題が解けるようになった。

問題が解けるようになるのは、
本当に本当に嬉しかった。

塾はそういう場。

私はそういう経験が嬉しかったから、
同じような子のサポートをしてあげたい。」

と言っていました。

娘は少し個性的で、
「そこ?」という突拍子もないところでよく躓いていたので、
問題を理解するのにとても時間のかかる子でした。

だからこそ、
分かるまで付き合ってもらえた感謝
分かるようになった時の感動
より強く残っているのかもしれません。

「その気持ちを面接で伝えてる?」と聞いたら
全く伝えられていなかったそうです。

娘の中に「その気持ち」は十分にあるのに、
気持ちを言葉にできていませんでした

よさそうな「よくある言葉」を並べて
面接をこなそうとしていたのです。

自分の本当の気持ちを
自分のオリジナルの言葉で整理していくのは、
時間もかかるし根気のいる作業です。

だから、よく使われている
自分の気持ちに「近そうな」
それっぽい言葉でやり過ごそうとするのですが、
それをすると
「うまくいかない」にぶち当たります。

娘も
「こんなにやりたいと思っているのに
どうしてうまくいかないんだろう」とモヤモヤすることになったのです。

言葉にできない気持ちは、
ぼんやりとそこにあるだけで
キチンと整理できていません。
ということは、「自覚できていない」のです。

気持ちはあるのに
本当はどう思っているのか、
自分でもわかっていないということになります。

そんな状態では、もちろん人にも伝えられません。

分かりやすく言うと
好きな人が出来たのに、
その気持ちを「好き」と認識できていない間は、
相手に好きだと伝えることは出来ないのと同じです。


これを
私たちは日常でよくしていると思うのです。

面接に限らず、仕事や家庭など、
私たちの住む世界は「対人関係」で成り立っています。

対人関係の場では、
言葉でコミュニケーションを取ります。

言葉になっていない気持ちは
相手には伝わりません。

あなたも、
自分の本当の思いが言葉にできているかどうか
考えてみてください。

「わかって欲しい」
「わかってくれない」
「うまくいかない」と
モヤモヤの原因を相手のせいにしていませんか?

あなたは本当はどう思っていますか?

「ムカつく」と言いながら、本当は
「話を聞いて欲しいだけ」だったり、
「嬉しい」と言いながら、本当は
それをされるのは「面倒」だったりしていませんか?

「本当の思い」は、自分が認識して
自分の言葉で伝えるしかないのです。

あなたの「本当の気持ち」を
丁寧に言葉にできた時、
行き詰まっていたことがスッとうまく行き出すのだと思います☆

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