ブリュッセル～アムステルダムひとり旅#01.始まりと計画と

2024年4月19日 21:41

１．旅の終わりが旅の始まり

　昨年、オランダ旅行から帰って来たときにはすでに、次はブリュッセルへ行こうと決めていました。

　時期は同じく３月下旬。できる限り安いフライトをと探していたら、図らずも昨年と同じ日に出発することになりました。

２．ベルギーからオランダへ

　今回の旅行も目的はアート。西洋画を巡ります。

　ブリュッセルに行くとなればアントワープは欠かせません。ベルギー第２の都市で、バロックの巨匠ピーテル・パウル・ルーベンスはこの街で多くの名作を生み出しました。また、アントワープは『フランダースの犬』の舞台としても知られ、主人公のネロが一度は観てみたいと懇願したルーベンスの祭壇画も聖母大聖堂にあります。

連なる雪山が美しい。
地球って丸いんだなあと思わせる景色。
がんばったら宇宙まで手が届きそう。

　日程的に余裕があるわけではないので、ベルギーに絞って回るのが賢明か・・・。

　しかし、ずっと気になっていた展示があります。アムステルダム国立美術館（Rijksmuseum）で２月16日～６月９日まで開催されているフランス・ハルス（Frans Hals）特別展。

　昨年、オランダ・ハーレムにあるフランス・ハルス美術館を訪れて以来、あの勢いある筆さばきと魔法のような表現力にすっかり心を奪われてしまいました。

**《笑う少年》1625年頃（Wikipediaより）**

ハルス作品の中で一番観たいと思っていたのがこの少年。
笑い声が聞こえてきそうなほどのリアル感！

　アムステルダムまで足を延ばすとなると、飛行機はソウルーブリュッセルの往復ではなく（韓国在住です）、アムステルダムからの帰国になります。往復チケットではなくなるので割高になるかなと思いましたが、調べてみると、アムステルダムから帰国した方が安いことが分かりました。

　こりゃ素晴らしい！

３．旅程

　そして決まったのが――

ベルギー・ブリュッセルからオランダ・アムステルダムへの
アートひとり旅。

　そうと決まれば、アントワープだけでなく他の都市も回らなければもったいないオバケが出ちゃいます。色々と考慮した結果、去年行きたくても行けなかったロッテルダムとハーグにも行くことにしました。

　予定を立てているだけですでに旅行した気分。わくわくが止まりません。

　そして、最終的に決めた行き先は以下の通りです。