あずぴん【本と言葉がすき】

このよでいちばんすきなのは ほんをよむことねむること

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大人の読書感想文「密やかな結晶」

自己紹介を書き、これから毎日書こうと決心した翌日から書かないという 1日坊主。 今日は私の大好きな小川洋子さんの本の中でも特に大好きな「密やかな結晶」の読書感想文を書こうと思います。 プロローグ 私は自称「本好き」ですが「本好き」には2タイプいると思っています。 1タイプ目は月10冊くらい読んじゃう活字好きタイプの本好き。 2タイプ目はたくさん読まないけど深めていくタイプの本好き。 私は後者です。(深めている自信はありませんが) 図書館の本、ほとんど読んじゃう雫(

    • 大人の読書感想文「世界はうつくしいと」長田弘

      詩、それは、 むずかしいもの。 センスが必要なもの。 私には読めないもの。書けないもの。 そんな固定概念を吹き飛ばしてくれたのは長田弘さんである。 万葉集を読む時はこう考える。「この部分が○○用法で△△だからつまりこの句は~~ということを表しているのだ」と。 絵画を見るときはこう考える。「この部分は○○の象徴で△△という時代の~~を・・・した感情を表現しているのだ」と。 音楽を聴くときはこう考える。「この部分は○○という楽器を△△していて~が・・・で素晴らしい」と。 こ

      • 大人の読書感想文「海辺のカフカ」

        想像力とは厄介なものだ。 森羅万象を多彩に色づけることができる一方で憎しみも絶望も恨みも生み出す。 冷酷な自然に身を置く多くの動物はたとえ感情を持っていようとも想像力は持たないだろう。自身以外の物事によりつけられた傷は傷でしかない。えぐれた皮膚もそこから滴る血もあらゆる元素の集積でしかない。 人の身体は動物のそれとは異なる。脳は厄介なつながりを持ち過去を記憶し今を観察し未来を想像することができる。中途半端な想像力を持つ私たちはそれゆえに個人に都合の良い未来を想像する。人が

        • 朝の三日月

          私はパン屋さんでアルバイトをしています。 チェーン店ではなくて地域のパン屋さんという雰囲気の 素敵なバイト先です。 バイトのある日はだいたい4時に起きて5時にバイトが始まります。 真夏は4時半には明るくなっていたけれど 9月に入って私の出勤時間は暗い時間になりました。 早い時間のバイトを始めて気が付いたことですが 早朝の空気というのは東京でも人の気配が少なく、 私のことを拒んでいるように感じます。 バイトに行く道は1度だけ曲がるのですが曲がる前の道は目の前に 月が見え

        • 固定された記事

        大人の読書感想文「密やかな結晶」

          大人の漫画感想文「凪のお暇」

          あらすじこのような感じで悪と戦うわけでもなく鬼に食われるわけでもなくスポーツに青春をささげるでもない物語です。 選んだ理由この漫画は、途中までアプリで読んで最後の3巻をTSUTAYAで借りて読んだ。 日常系?(っていうのかな?漫画詳しくないからジャンル分けが分からない)ってなんだかほのぼのして自分の生活に与える影響が少ないだろうと思って読むことを避けていたのだけれど。つまり私は漫画を人生の教訓を得ること、自分の堕落した生活に喝を入れること、を目的に呼んでいたのだけれど。こ

          大人の漫画感想文「凪のお暇」

          大人の読書感想文「シュガータイム」

          あらすじ三週間ほど前から、私は奇妙な日記をつけ始めた。春の訪れとともにはじまり、秋の淡い陽射しの中で終わった、私たちのシュガータイム。青春最後の日々を流れる透明な時間を描く、芥川賞作家の初めての長編小説。                            文庫本背面より 一人の大学生が奇妙な食欲と彼女の周囲に起こるありきたりな「変化」。 その流れが誠実に描写し、過剰なほど美しく描かれている。 選んだ理由私は好きな作家さんは?という質問に「小川洋子さん」と即答できる。

          大人の読書感想文「シュガータイム」

          「借りぐらしのアリエッティ」久しぶりに見たので感想書いてみる

          「借りぐらしのアリエッティ」を通して見て最初に思うことは緑の美しさである。 アリエッティの登場シーン、翔が寝転ぶ庭、二階から見える庭、アリエッティの部屋にある花々、、、 どの場面を切り取っても青々とした緑と色とりどりの花々の美しさが潜んでいる。 実際、緑は美しいものばかりではないと思う。生き物の死骸が転がっていることもあれば枯れた花、草もある。虫食いでみじめな姿になった葉も。 そのみじめさに生き物の神秘が隠されていると私は思う。 しかし、アリエッティで描かれる緑の美しさは

          「借りぐらしのアリエッティ」久しぶりに見たので感想書いてみる

          明日死ぬと思って生きろ 最近、こういう考えが響かない 人生に後悔がないことはそんなに大事だろうか 読みたい本、あったな 行きたい所、あったな 読めなかったな 行けなかったな でも、まあいいか。 こう思って一生を終えたい

          明日死ぬと思って生きろ 最近、こういう考えが響かない 人生に後悔がないことはそんなに大事だろうか 読みたい本、あったな 行きたい所、あったな 読めなかったな 行けなかったな でも、まあいいか。 こう思って一生を終えたい

          「シン・仮面ライダー」

          Amazonプライムで見ることができたから見てみた。 私は映画を見始めても途中で投げ出してしまうことがよくある。 しかしこれは投げ出さなかった。そのくらいには引き込まれた。 いろいろ考えさせられたし面白かった。 私はぼーっとしていると映画や本の主張に飲み込まれてしまうのでだいぶ批判や疑問を呈しながら鑑賞した。そのため批判?みたいな感想だけれどとても面白かったとおもう。 この映画全体を振り返って思うことはルリ子や政府、本郷の考えも結局はオーグたちと同じ一つの個人の理想に過

          「シン・仮面ライダー」

          「君たちはどう生きるか」をどう見たか

          君たちはどう生きるかを見てきた もともとジブリ映画ファンだからみたいと思っていたが ネタバレ歓迎精神なので特に焦る必要はないかと ほとぼりが冷めたであろうこの時期に見に行った 見終わってまず感じたことは「疲れた」 私は映画を見ると疲れがちであるがそれにしても疲れた いろいろ考えながら見すぎたのかもしてない 見た後に自分でちょっと考えたのち 他人の脳みそに頼ろうと決め「君たちはどう生きるか 考察」 などと調べてはみたが「む~」という感じであった 納得いかないというか納得

          「君たちはどう生きるか」をどう見たか

          実話が生んだ最上の映画      「最強のふたり」

          映画の紹介今回私が見た作品は「最強のふたり」という作品です。 有名な作品ですので知っている人も多いのではないでしょうか。 日本国内におけるフランス映画の興行収入では歴代1位の記録を残しています。  タイトル:最強のふたり  制作国:フランス  制作年:2012年  主演:オマール・シー あらすじこの映画の主な主人公はタイトルにもあるように”ふたり”です。 1人は前科があり貧しい生活を送る青年、 もう一人は体の障害をもち裕福な老人、 正反対のふたりなのです。 社会で出会うこ

          実話が生んだ最上の映画      「最強のふたり」

          自己肯定感よりだいじなこと

          はじめに私は20歳と6か月しか生きていない 人生100年時代、5分の1しか生きていな分際で偉そうなことはいえないが それなりに敏感に生きてきた身として思うことを書こうと思う 自己肯定感って何?このあいだインスタグラムを見ていたら 「自分がブスすぎてイヤになる」というコメントに対して 女性インフルエンサーが 「そんなことないよ、みんなかわいいから!」 と言っていた 私も自分のことをかわいいとは思わないが、あったことない人に かわいいからといわれて「よかった」と思えるだろう

          自己肯定感よりだいじなこと

          大人の読書感想文「同調圧力のトリセツ」

          はじめに  私は集団で生きるのがあまり向いていないと自覚、他覚されている人間なので同調圧力からはそれなりにダメージを食らってきた自覚がある。 小学生、中学生のころは同調圧力に倒され、高校にかけて倒されつつ時には切り傷やかすり傷で済み、今ではほとんどかすり傷で生きていると思う。 まあ、わからないけど。無自覚のうちに受けていると思うが。 ただ、自覚しているかしていないかは置いておいて多くの人が同調圧力に苦しんでいるのが現在の日本だと思う。 自分の意思とか軸とかがないとや

          大人の読書感想文「同調圧力のトリセツ」

          帰り道 道路で剣道をしている子を見つけたから わざと曲がってとなりを歩いた 私に気づいてさっとよけてくれて 笑みがこぼれた でも、邪魔してごめんね がんばってね

          帰り道 道路で剣道をしている子を見つけたから わざと曲がってとなりを歩いた 私に気づいてさっとよけてくれて 笑みがこぼれた でも、邪魔してごめんね がんばってね

          考えることは大切だと思った

          私は他人に異様に憧れすぎてしまう癖がある 例えば小学生のころはいとこに憧れ字を真似したり趣味、雰囲気、しゃべり方などあらゆることを似せようとする しかもこれらは○○だったらどうするだろう?と考えるのではなくまるで自分がその人になったように自然に出てくるのだ 今考えれば「大丈夫か?」と思うが当時は当たり前にそんなことを毎日やっていた(ちなみに多分正常な人間に育ったので大丈夫だった) 「今考えれば」と書いたが今全くないわけではない、ましになった 人にあこがれることは悪いことだと

          考えることは大切だと思った

          ルパンに学ぶ現代の生き方

          私はつい最近Amazonプライムに入りました。 4月からテレビのない生活になるため何か映像を!!! と思いAmazonプライムに入ることに。。。 ただよくよく考えると 私はあまり映画を見ないし なんなら苦手だし アニメを見るわけでもないし という人間であることに気づきました。 でもお金かけてるし何か見ようと思って最初に目についたのがルパン三世 何で見始めたかはあまり覚えてないけどはまったのです シーズン1~6までありますが私は1から見始めました。 1は見終わり2の

          ルパンに学ぶ現代の生き方