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人妻への恋

ロダンに憧れた
とある彫刻家が
人妻に恋をした

人妻は夫と共に
若き彫刻家のパトロンとなる

忙しく浮気症の夫
病弱な子供の死
打ちのめされ
苦しみ戦う人妻の
側に常にいたのは
若き彫刻家でした

道ならぬ恋に
苦しむ彼は
友人の詩人高村光太郎に

我 心に病を得て甚だ重し

と書き送る

その後
苦しむ人妻の姿を芸術に昇華した
作品を残して

若き彫刻家は
血を吐き
壁を染めて
その
命を終えるのでした

30年の人生において
彼の炎は
人妻に燃え
芸術に燃え
尽きてしまった

Love is art.
Struggle is beauty.

この言葉を残した
若き彫刻家、荻原守衛。

愛は芸術
苦しみもがくことは美そのもの

緑に囲まれた美しい美術館
彼とここに来たかったな

彼を想う

このゆっくりとした
緑と美に囲まれた
この空間を
二人で堪能したい

そのあとは
きっと
守衛の激しさと寂しさを
感じて
激しく求め合うでしょう

いつもより
お互いを思って優しく
心のままに激しく

彼が私に体を打ちつけるとき
私は悦び還すでしょう

いつかきて欲しい
そんな日のために
いつかくる
そんな日のために

うん。
ダイエットしなきゃ!
炭水化物好きなのどうにかしてよ。

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