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アグニモリーの植物観察【11】紅葉と特別ちいさい子編
一昨年から去年の春にかけて、スターオブベツレヘムの植物観察をしていた。
ご指導くださっていた先生に、花が咲き終わった後、プランターの球根はどうしたらよいかを伺ったら
「そのままほったらかしでも、ちゃんと来年も花をつけてくれます。できれば、地上から姿を消すまで、どのように変化していくのか、観察を続けてもらうのがいいと思います」
とお返事くださった。
‘地上から姿を消すまで’
その言葉がとても響い
アグニモリーの植物観察⑩本質を言葉にしてみる編
アグニモリーの魂が何を語っているのか。
植物観察を通じて、どれだけその魂に近づけるか。
春からアグニモリーを観てきて感じたことは、植物はいつだってそこにいて語っている、ということ。私がそこにどれだけ開いていくか、それにつきるのだ。
私はどれだけアグニモリーに対して開いて、その言葉を受け取ることができたかわからない。
言ってみれば、たったの半年間、そうしてみただけだから。
それでもその半年間は
アグニモリーの植物観察⑨エレメント編
シュタイナー的植物観察でみていく「かたちの背後にある力」には四大元素、4つのエレメントの要素がある。
地、水、火、風…私たちと自然を構成する4つの質を表している。
四大元素については、占星術やタロットで(なんとなく)知っていたが、エレメントといえば、この夏「マイ・エレメント」という映画を観た。
交じりあってはならないとされている火の女の子と水の男の子が恋に落ちるストーリー。四大元素の特徴が、誇
アグニモリーの植物観察⑧花のこころ編
シュタイナー的植物観察では、まず、植物の形態や色などの事実「体」をスケッチなどをしながらしっかりと観察し、その上でその植物の「魂」…こころ、「霊」…本質へと観察をすすめていく。
ギザギザの葉、細かく深い毛。
しっかりとした茎。
蕾ができた後の、上へ上へと立ち昇ろうとする形の変化。
小さな黄色い花の明るさ。平らな開花の姿。
風に揺れる花。ベル形の果実。
他の株とは少し距離をおきながらも、果実はひっ
アグニモリーの植物観察⑦人とのつながり編
私とアグニモリー、西洋キンミズヒキとの出会いは、バッチフラワーレメディがきっかけだ。
それまで、赤いミズヒキ、いわゆる赤まんまの花は知っていたけれど、バラ科のキンミズヒキと触れ合うことはなかった。
もちろん気づかなかっただけかもしれないが。
フラワーレメディの創始者、イギリスのエドワード・バッチ博士は1930年に、アグニモリーに出会い、明るい笑顔のかげに、苦悩を隠している人のためのレメディとした
アグニモリーの植物観察⑥果実編
花は下から上へ、らせん階段を上るように咲いていった。先端のほうの花が咲く頃には、下の花は実になりつつあった。つぼみの形が、果実のもとになっている。
花が咲き終わってしぼみ、少しずつ萼が大きくなり、棘のあるベル状の実になっていく。
英名の「Church Steeples(教会の尖塔)」はこの形からきているのだろう。
果実をスマホのマクロレンズで撮ってみた。
棘の先がカギ型になっているのがよく
アグニモリーの植物観察⑤開花編
開花がはじまった。
あらためて拡大した写真を眺めていたら、完全に開花した時、5枚の花弁がほぼ平らであることに気づいた。
バラのようにふわっとカップ形でもなく、平らに開いている。
この花の姿をみていたら、バッチフラワーレメディとして使われるアグニモリーのキーワード、指標の一つ「Openness」という言葉が浮かんだ。
まっすぐに上に向かっていた出来上がった蕾は、成長と開花とともに、少しずつしな
アグニモリーの植物観察④つぼみ編
春から初夏へ。
アグニモリーさんの葉っぱはどんどん増えていった。
シュタイナー的な世界観では、植物はエーテル的存在であるとみる。
エーテルの力とは、ひと言でいうと生命力そのもの。内側から成長し、繁茂し、まあるく膨張していく力。
そこに外側から宇宙諸力といわれるアストラルの力が加わることによって、まあるい形に切り込みが入ったりして、その植物らしい「かたち」を形成していく。これは内側からのエーテル
アグニモリーの植物観察①「はじめまして!」
秋分の日。東京は急に気温が下がり、秋の訪れを身体で感じた。
今日、春から参加していたEarth spiralさん主催「ゲーテ•シュタイナー的植物観察」の実践クラスが終了したので、この半年を振り返りながら、観察記録をここに記していきたい。
私が観察の対象として選んだ植物は、アグニモリー(西洋キンミズヒキ)。
数年前に、バッチフラワー実践家のお仲間の方から分けていただいたものが、ありがたいことに毎