hana ⁑ 李エクタ

カフェ店主|フラワーレメディ実践家|在日コリアン二世|なぜこのように生まれたの?と幼い…

hana ⁑ 李エクタ

カフェ店主|フラワーレメディ実践家|在日コリアン二世|なぜこのように生まれたの?と幼い頃から自己探究しているうちに50代も後半に。どちらでもなくどちらでもある世界に生きたい。エクタはunityひとつを意味するサンスクリット語。 https://linktr.ee/ektalee

最近の記事

「悲しみは永遠なるものへと向かうきっかけ」2024スターオブベツレヘム

2024年春、我が家のスターオブベツレヘム。 1週間くらい前から、咲き始めた。 つぼみのその後。 茎にうもれていたのが、少しずつ持ち上げられて、かたまりだったつぼみが分かれていく様子。 目で観察していたのはこの姿まで。 その後、ちょうど1週間前、実家で1泊して帰宅した日に咲いていた。 記録をみたら去年より4〜5日、開花が遅かった。 1日留守していたので、もしかしたら前日から咲いていたかもしれないが。 つぼみが開く気配はまだ感じていなかったので、開花は不意打ちで、とって

    • 春の牧野記念庭園に行ってきた〜バイカオウレンその後〜

      桜も見頃が過ぎた頃、実家の帰り道に牧野記念庭園に立ち寄った。 開花シーズンのお庭、どんな花に出会えるだろうか。 「多くは1本の茎から特徴的に花が2輪ずつ寄り添って咲く姿から、「二輪草」の和名の由来となっている」とあった。 すごーくわかりづらいけれど、カタクリもまだ咲いていた。 そして見頃のお花、ドウダンツツジ。 これは牧野博士が植えたものだそう。そのお姿を思い浮かべてみる。 これは赤い色が一際目を引いた。何の木かな。 大好きな朴の木の若葉をみることもできた。 これ

      • 紆余曲折ありつつもついに母が初めてデイサービスに(半日だけだけど)1人で参加してきた!途中で帰ってこなかったのは初めて!お昼ごはんもいただいてきた。有り難くてサクラサク気持ち。帰宅した母に「今日は何したの?どうだった?」と聞いたら「まったく人付き合いも大変だよ」だって。ウケるー。

        • 今日は父の命日。あれから19年。あの日も桜が咲いていた。そのせいか桜が咲くと少し寂しくなる。父が全てだった母は、毎年この日のために精を尽くし韓国式の祭礼の準備をしていた。今年は何の日かもわからなくなり、祭礼もあっさり省略となった。これでいいのだ。お母さん、これまでご苦労だったね。

        「悲しみは永遠なるものへと向かうきっかけ」2024スターオブベツレヘム

        • 春の牧野記念庭園に行ってきた〜バイカオウレンその後〜

        • 紆余曲折ありつつもついに母が初めてデイサービスに(半日だけだけど)1人で参加してきた!途中で帰ってこなかったのは初めて!お昼ごはんもいただいてきた。有り難くてサクラサク気持ち。帰宅した母に「今日は何したの?どうだった?」と聞いたら「まったく人付き合いも大変だよ」だって。ウケるー。

        • 今日は父の命日。あれから19年。あの日も桜が咲いていた。そのせいか桜が咲くと少し寂しくなる。父が全てだった母は、毎年この日のために精を尽くし韓国式の祭礼の準備をしていた。今年は何の日かもわからなくなり、祭礼もあっさり省略となった。これでいいのだ。お母さん、これまでご苦労だったね。

        マガジン

        • 実家通信
          22本
        • スターオブベツレヘムの観察ノート
          5本
        • アグニモリーの植物観察ノート
          11本
        • 100均のマクロレンズで撮ってみたら
          6本
        • 大事なことはみーんな小鳥に教わった
          23本
        • 『私のきんぽうげ物語』フラワーエッセンスをつくる旅
          13本

        記事

          つぼみができた

          今年もスターオブベツレヘムの開花シーズンが近づいてきた。 昨年10月末に「おかえりなさい!」を記録してから、5ヶ月が過ぎ、プランターでは葉が茂っている。月日の流れは早い。 植物たちは土の下で上で、活動を続けている。 何もしていないのにすごいなぁ、と球根の芽が出るたびに思ってしまう。 この葉っぱ。 ちょっと厚みがあって、ツルッとしていて、白いラインのとおったスターオブベツレヘムの葉っぱ。 一昨年から丁寧に観察してきたから、花が咲いていなくても、どこで出会ってもわかる。

          つぼみができた

          すっかり歯も弱くなってしまった母は、固いものを嫌がる。入れ歯だから歯ではなく、歯茎が弱くなったということか?母の最近のお気に入りは、ネギトロ、茶碗蒸し、プリン、あんパン、蒸しパン、はんぺん…などなど。付き合って食べていたら、なんだか私も頭フワフワしてきたような。おせんべ食べたい。

          すっかり歯も弱くなってしまった母は、固いものを嫌がる。入れ歯だから歯ではなく、歯茎が弱くなったということか?母の最近のお気に入りは、ネギトロ、茶碗蒸し、プリン、あんパン、蒸しパン、はんぺん…などなど。付き合って食べていたら、なんだか私も頭フワフワしてきたような。おせんべ食べたい。

          食べてもらうしあわせ

          最後に母が作ったものを食べたのはいつだったのだろう。 料理好きだった母が、料理をしなくなり半年近くが過ぎた。正確にはできなくなって、だが。 今でも私たちが「お母さん、このキャベツ切ってくれる?」「これ菜箸で炒めてくれる?」とお願いする形で作業をしてもらうことはある。 すると、迷いなく手は動く。何十年やってきたことだ。体が覚えている。 料理をするということは、思っている以上に様々な段取りや手順があることにも気づく。 人間には、食べる幸せのほかに、食べてもらう幸せ(食べさせ

          食べてもらうしあわせ

          久しぶりの晴れ。抑うつ状態の母を促し散歩へ。よかった。その気になってくれた。お日さまのおかげ。歩き出すと前より更に歩幅が小さくなってしまったよう…それでも88で杖もなしで歩いているからいいのかな。あれこれ思いが巡る。ふと足元に黄色が目に入る。タンポポだ。何はともあれ春はくるのだ。

          久しぶりの晴れ。抑うつ状態の母を促し散歩へ。よかった。その気になってくれた。お日さまのおかげ。歩き出すと前より更に歩幅が小さくなってしまったよう…それでも88で杖もなしで歩いているからいいのかな。あれこれ思いが巡る。ふと足元に黄色が目に入る。タンポポだ。何はともあれ春はくるのだ。

          こんなことしてていいよ

          母の抑うつ状態が続いている。 「認知症になったら、人が変わったようにずっとニコニコしているの」 いつだったかそんなお友達の親御さんの話を聞いたこともあり、たとえ何もわからなくなっても、穏やかに微笑んでいてくれればいいなぁと思っていたが、現実はそうではなかった。もちろんこれからそうなることもあるのかもしれないが。 最近の母は 「お母さん、こんなことしてていいの?」 「お母さん、ここにいていいの?」 と、繰り返し聞いてくる。 そのたびに 「お母さん、寝てていいんだよ」 「お

          こんなことしてていいよ

          きのう初めて母を

          きのう初めて母をお風呂に入れた。 すっかり足腰が弱くなり、認知機能も衰え、実家の古いお風呂に1人で入るのが難しくなってきたから。 着替えを手伝うことはしていたけれど、お風呂の介助は初めて。 私は服を着たままで。 腕まくり足まくりをしたら気合いが入った。 まだ寒いので、重ね着しているから服を脱がせるのも一苦労。一枚、一枚…脱ぐのにも時間がかかる。やっとのことでスッポンポンになった母は、痩せてしまって完全におばあちゃんだった。当たり前だが悲しかった。 それでも、悲しんではい

          きのう初めて母を

          週に一度のおツトメ。夕方、実家に着くと母が驚いた表情で「どうしたの??」という。「毎週来てるでしょ」「お母さんのごはん作りにきたよ」と返してもワケわかってない。もう慣れたけど。台所に行くとテーブルにジャムの瓶。トースターにはパンが用意されている。母なりに夕飯の準備をしたらしい笑。

          週に一度のおツトメ。夕方、実家に着くと母が驚いた表情で「どうしたの??」という。「毎週来てるでしょ」「お母さんのごはん作りにきたよ」と返してもワケわかってない。もう慣れたけど。台所に行くとテーブルにジャムの瓶。トースターにはパンが用意されている。母なりに夕飯の準備をしたらしい笑。

          5年日記の2年め

          去年から「5年日記」をつけ始めた。 時々、まとめて3日分書いたりもするが、1日4行なので気楽に続いている。1日の終わりに書くのは心地よい。 同じページに同じ日にちの記録が、上から下へ5年(5列)並ぶことになる。 今年は2年めになったので、SNSの過去投稿のように、去年の同じ日の記録を振り返ることができるようになった。 読み返すと、お天気の差や、毎年恒例の行事のこと、去年と変わったこと、相変わらずなこと、いろいろあってなかなか面白い。 先週、去年の今時分の頃の記録に 「

          5年日記の2年め

          ハッピーバレンタイン♡お休みの今日は朝から母のレクリエーションにおつきあい。最近は歌のほかに塗り絵も楽しんでいる。姉が用意してくれた高齢者用の塗り絵は、ページ毎にひと言と大きくてシンプルな絵。母がこれまで塗ったページを得意げに見せてくれた。黄色いバラとありがとう。上手に塗れたね。

          ハッピーバレンタイン♡お休みの今日は朝から母のレクリエーションにおつきあい。最近は歌のほかに塗り絵も楽しんでいる。姉が用意してくれた高齢者用の塗り絵は、ページ毎にひと言と大きくてシンプルな絵。母がこれまで塗ったページを得意げに見せてくれた。黄色いバラとありがとう。上手に塗れたね。

          実家でもヒヤシンスが開いていた。部屋中によい香りが漂っている。母は姉に「ニンニクの花が咲いた」と言ったらしい。笑。確かに球根の形が似ているね。母の記憶にあるニンニクと、この形が結びついたのだ。お母さん、よく思い出したね。香りとともに花の生命力がここにいる人たちに光を与えてくれる。

          実家でもヒヤシンスが開いていた。部屋中によい香りが漂っている。母は姉に「ニンニクの花が咲いた」と言ったらしい。笑。確かに球根の形が似ているね。母の記憶にあるニンニクと、この形が結びついたのだ。お母さん、よく思い出したね。香りとともに花の生命力がここにいる人たちに光を与えてくれる。

          1月最後の日。今週の母と散歩録。日差しが暖かく小春日和。いつもよりほんの少しだけ遠回りのロングコース。毎年「1月が1年で1番長い。2月からはあっという間だよ」というのが母の口癖だったのに、そういえば今年は一度も言わない。母はもうすっかり、時間とか暦とかの世界から解き放たれたのだ。

          1月最後の日。今週の母と散歩録。日差しが暖かく小春日和。いつもよりほんの少しだけ遠回りのロングコース。毎年「1月が1年で1番長い。2月からはあっという間だよ」というのが母の口癖だったのに、そういえば今年は一度も言わない。母はもうすっかり、時間とか暦とかの世界から解き放たれたのだ。

          ヒヤシンスが開いた

          冬土用のさなか、水栽培のヒヤシンスが開きはじめた。毎年、室内で水耕栽培し、成長を眺めるのを楽しんでいる。 今年は球根の根を出すために、日に当てずに置く期間をうっかり長くとりすぎてしまい、やや貧弱なようすだったので心配していたが、さすが球根!ちゃんと蕾がついてくれて安心した。 朝日を浴びて、今日はさらに開いた。 あぁ、いい香り。 ヒヤシンスは香りが強く、総状花序の花の形は小さなユリのように華やかで優雅さを感じる。 (以前の分類はユリ科だったよう) 和名の「風信子」は漢字

          ヒヤシンスが開いた