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世界の観測者

雨粒張り付く窓から猫の顔

世界の観測者のように

通りを見下ろしてる眼差し

しんしんと雨が降る音が世界

そのものかと思えるような

火曜日

ぼくが手を振っても

突然走り出しても

猫は猫のまま

世界の観測者のまま

窓辺から見える風景が

あいも変わらずな日常なのだと

欠伸として評価された

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