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【あがり症】「人前は危険」→「人前は安全」に記憶を更新しよう

あがり症の克服と研究のために
トライアンドエラー
(セルフ人体実験ともいう)を
繰り返した、ロン毛のあがり症です。


今回は、人前で話す練習会などで
「場数を踏む目的」について
紹介したいと思います。


早速ですが、大きく2点あると考えています。


《目的1》
 「人前で話す=危険」という記憶を、
 「人前で話す=安全」に上書きする。


《目的2》
 「自信をつける」


今回は《目的1》について紹介しますね!


「人前で話す=危険」という記憶を、
「人前で話す=安全」に上書きするとは?


以前の私は、人前に立つだけで、
「凄まじい緊張」に襲われていました。


条件反射的にそんな状態になるため、
「パブロフのロン毛犬」と言っても
過言ではありません。


なんなら、犬になって犬小屋に
引きこもりたいくらいの心境でした。


なぜ、そうなったかと言うと、
私の脳 (偏桃体)が、「人前=危険」と察知し、
無意識のうちに自分自身を緊張させていたから。

(参考リンク)
無意識に湧き上がる緊張はどこから来るのか?


その状態を改善させるためには、
「人前=危険」という脳に刻まれた記憶を
「人前=安全」に書き換える必要があります。



そして、その手段として「場数を踏む」があります。


なぜ、場数なのか?


実は、脳からすれば、
「人前=危険」という記憶は、
人間を生き延びさせようとする重要なものです。
(補足:社会的に死なせないため。)


それだけに、脳(扁桃体)に深く刻み込まれており、
そう簡単には変えることはできません。


実際に、私がそうでしたからね。


なので、回数をかけて根気強く
変えていく必要があります。


簡単に記憶を書き換えることが
できれば楽なんですがね、、、


では、ここからは脳に刻まれた
記憶の書き換え方法を紹介します。


記憶の書き換え方法


まず、前程として、場数を踏む場所は、
「安全な場所」であること望ましいです。


安全な場所とは、
「失敗してもオッケー」な場所ということ。


ビジネスなどの本番で失敗すれば、
致命傷になることもあるでしょう。


そうならないように、
セーフティネットのある場所を選んだ方が無難です。


セーフティネットがあるとは言え、
人前で話すときは凄まじく緊張しますけどね(汗)


凄まじく緊張しながらも、
「人前で話せた」という経験により、
「人前は安全」であることを
自分の頭(脳)に分からせるということです。

↑コレ、重要です。


前述したように、記憶に刻まれた記憶を
書き換えることは容易ではありません。


なので、繰り返し、繰り返し、何度も
「人前でも安全に話せた」ことを
自分の脳(扁桃体)に分からせることが必要です。


これにより、少しづつ脳に刻まれた
記憶が書き換えられていきます。


そして、それに併せて無意識に湧き上がる
すさまじい緊張が、少しずつマシになってきます。


まさしくそれは、「人前=安全」
記憶が変化している証拠なんですね。


では、どれくらい場数を踏めばそうなれるのか?


これは、人によって変わると思います。


少ない回数の人もいれば、
私のように何十回とかかる人もいるでしょう。


「ええっ!!そんなかかんの?」
と思うかもしれません。


私の場合は、それだけ「人前=危険」が
強く記憶されていたということです。


かなり時間はかかりましたが、
身をもって脳をアップデートさせる
経験ができたのが良かったです。


「セルフ人体実験」としても大きな収穫でした。


まとめ


もし、プレゼンやスピーチ
練習会に参加されるんでしたら、
今回紹介した目的を意識されてはどうでしょうか。


具体的な目的を意識しているのと
そうでないのとでは、
取組むモチベーションも変わりますからね!


次回は、場数を踏む目的の2点目
「自信をつける」を
紹介させていただきます。


最後に、少しだけ余談を。(毒吐きます)


私は前述のように、「人前=安全」に
なるまでに、かなりの回数かかりました。


なので、ネットで見かける
「長年悩んだあがり症でも、
1回セミナーを受講すれば克服できる!」
系のセールスコピーには、懐疑的です。


そんな、簡単な話ではないというのを
実際に体験していますから。


事実、その手のセミナーを
受けたこともありますが、効果はゼロでした。


もはや、この手のセールスコピーを
使っている商材は、嘘くさくて感じてしまいます。

(参考リンク)
あがり症セミナー受講報告

(次回リンク)
自信をつけろ!

(関連リンク)
「恐怖条件付け」について
表情に反応する脳みそ
45秒でわかる:成功体験が大切な理由


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