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リファラル入社4割のログラス 社員に聞くリファラル採用の“正攻法”⑤ 〜ログラスで働くことが、人生のギフトになるように〜

ログラスでは、社員に人材を紹介してもらう「リファラル採用」を推進しており、実際に社員の約4割がリファラル採用で入社しています。

しかし、「どのように声かけしていいか分からない」という悩みはつきもの。

そもそも声かけには勇気がいったり、誰に声かけすべきかわからない人も多い中で、リファラル採用に成功した社員はどのような動きをしていたのでしょうか。

この記事では、「リファラル入社をした社員」と「その紹介者」に話を聞き、リファラル採用を成功させるポイントを紐解いていきます。

株式会社ログラス カスタマーサクセス 比留間 心之介(右:リファラル入社をした社員)
慶應義塾大学文学部卒業後、2015年にBPM、DX、組織変革に強みを持つコンサルティング・ファームに入社。専門商社における基幹業務システムの展開、運用立ち上げ・BPO化や、RPA事業におけるCX向上を目的としたカスタマージャーニー策定などを支援。上場SaaS企業でマルチプロダクトの全社カスタマージャーニー策定および課題分析・施策立案などに従事したのち、2022年2月ログラスに3人目のCSとして入社。お客様の経営管理高度化支援やCSOps立ち上げ、開発チーム連携を兼任。趣味はポーカーで海外大会での優勝歴あり。

執筆記事:独立系コンサルティング・ファーム、上場IT企業を経て経営管理SaaSスタートアップのログラスに転職しました。

株式会社ログラス 代表取締役CEO 布川 友也(左:紹介者)
慶應義塾大学経済学部卒業後、2016年SMBC日興証券 投資銀行部門に入社。PE、総合商社によるM&Aや投資先IPOアドバイザリー業務を担当。その後、GameWith経営戦略室にてIR・投資・経営管理等を担当。2019年株式会社ログラスを創業、代表取締役に就任。経営管理クラウドサービス「Loglass」を開発・提供。

執筆記事:ログラスはミッションを刷新しました

声をかけ続けて「本気です」を伝えること


――布川さんがはじめて比留間さんに声をかけた時は、タイミングが合わず断られてしまったと聞いています。

布川:そうですね。比留間さんをログラスにお誘いしたくてはじめて声をかけた時は、「(前職の)オファーを受諾したばかりなので、長期的に考えます」と返答をもらいました。でも、そこで諦めたくなかったので、「また半年後に連絡しますね」と宣言しました。

比留間:その後、本当に6ヶ月後にまた連絡をいただいたんです。

布川:私は「半年後に連絡しますね」と言った瞬間に、その場でGoogleカレンダーの半年後に「○○さんに連絡する」というスケジュールを入れるんです。これを徹底しています。

布川:半年経って連絡をしてみると状況が動いていることもありますし、そうでなくとも「半年後に連絡する」と言われて、本当に連絡が来るという体験はなかなかのインパクトがあるのではないでしょうか。

加えて、声をかけられた側も「本当に来てほしいんだな」と感じることができますよね。このタイミングで「いや、今の仕事を続けます」と言われたら、年単位のリファラルプロジェクトになるので、1年後にまたお声がけをします。

――コンスタントに声をかけ続けるんですね。

布川:そうです。さらに1年後に声をかけても断られたら、「相手にも申し訳ない」と考えてコンスタントな声かけは止めるようにしています。

比留間:仰る通り、コンスタントに声をかけてもらうと「本気なんだな」と伝わってきます。

当時のやりとりを見返す布川さん、比留間さん

これまでの「あらゆるご縁」を思い起こしてみる

布川:私がリファラル採用についてぜひ伝えたいのは、「どこのどなたにご縁があるかは分からない」ということです。自分が過去何をしていたか?を思い起こしてみたり、Facebookの友達をスクロールして「この人は今どこで何をしているんだろう?」と思ったら、思い切って声をかけてみてほしいです。

――比留間さんも日頃からリファラル採用に取り組んでいるのでしょうか?

比留間:そうですね。以前も久しぶりに高校の同級生の集まりに参加した際は、私のFacebook投稿を見ている旧友から「比留間さんが転職したログラス、最近すごいね」と声をかけてもらいました。

そういうメンバーに「実は仲間を募集しているんだけど、こういう人周りにいない?」「大学のゼミでIT系に就職した同級生はいない?」と声をかけました。日頃からSNSに投稿することで周りから興味を持ってもらえていると、声かけに繋げやすいですよね。

布川:さらに言うと、「私は興味ないな」という返事をもらったとしても、「そうですよね。」で終わるのではなく、「本当にこのポジションの人が必要で困っています」「周りに良い人はいませんか?」と繰り返すことで、繋がるご縁もあると思います。

興味を持ってくれた人とはまずはカジュアルに話すようなプロセス(カジュアル面談)があるからこそ、お互いの負担も少なく選考を進められると思います。ハードルを高く感じずに声かけにチャレンジして欲しいですね。

入社の決め手は「CTOが自分のキャリアに興味を持ってくれたこと」

――布川さんからの声かけではじまったリファラル採用でしたが、比留間さんが最終的にログラスへの入社を決めた決定打はなんでしたか?

比留間:オファーを受けたあとに、Loglass Night(※)に参加して、CTOの坂本さんと話したことが決め手になりました。数分の会話ではありましたが、「比留間さんは、今後どういうふうになっていきたいんですか?」という質問をしてくれたんです。

私の先入観として、一般的にエンジニアサイドの人は、ビジネスサイドの人のキャリアに興味が無いと思っていたんです。それにも関わらず、このような会話ができるCTOがいると知れたことは、「仲間を包摂していく意識がしっかりある人がCTOなんだな」とポジティブな印象を受けました。

(※ Loglass Night:オフラインでログラスらしい“熱狂”を持った機会を設けたいという経緯で、月末に実施している社内イベント)

2022年11月には「Loglass Night」を豪華にした「Super Loglass Night」も開催

加えて、CTOの坂本さんはもともと会計の勉強をしていたと聞きました。そのような人材を布川さんが見つけて、信頼を得て一緒に経営しているというお二人のストーリーに運命的なものを感じましたし、その当事者である坂本さんと実際にお話しして、不安なく入社を決められました。

――比留間さんは非常に論理的な方だと思っていたので、運命的というワードが出てきたのは意外でした。

比留間:そうですよね。論理的な人間だと思われがちですし、数値などの客観的な情報ももちろん大事にしているのですが、いわゆる「エモ」とか、偶然・運・縁もすごく大事だと考えています。その運を持っている会社は成功確率も高いのではないかと。

ポーカートーナメントでも、運の良いことが何回か重ならないと優勝はなかなかできません。ログラスは創業時からそうした好運が重なっている企業であり、大きく成功するまでの物語の序章として見ると、とても面白いです。その物語に自分も賭けてみようと思いました。

リファラル採用は働くモチベーションと自信につながる

――誘った側の布川さんは、実際に比留間さんと働けることになって、どう感じましたか?

布川:コンサルとしてのキャリアを積んできた比留間さんが「ログラスの事業はポテンシャルがあるので成功すると思います」と言って入社してくれたことは、私たちのビジネスにお墨付きをいただいたような感じがして、とても嬉しかったです。

正直にお話しすると、私のようなスタートアップ起業家は「本当にこのビジネスは上手くいくのか」という不安を常にどこかに抱えています。もちろん「これは絶対上手くいきますよ」と言い続けていますし、自信もあるのですが、内心では「あれもできていない」「これもできていない」という無力感も同時に感じているんです。

だからこそ、ログラスの事業やプロダクトの価値に共感して「これは必ず上手くいく」と信じて働く仲間が増えるのは、非常に心強いです。

――比留間さんは、布川さんと一緒に働くことがモチベーションに繋がっていますか?

比留間:そうですね。やはり、スタートアップは人間関係が密だと思うんです。知り合いのいない会社にいきなり入社するシチュエーションとは全く違いますし、古い知り合いの大きなチャレンジの手伝いができるのは、そうでない時と比べて、心理的に近く感じますし、モチベーション高く働けています。

相手の大切にしていることを、一緒に大事にするコミュニケーション

――このリファラル採用体験を振り返ってみて、「これが正攻法だ」といったナレッジはありますか?

布川:相手の大事にしているものを蔑ろにしたり、否定しないことがとても大切です。私が比留間さんとお話してきた中で、彼には「ポーカー活動と仕事のバランスが大事だ」という基準があることを知りました。なのでログラスに誘った時も、そのバランスを損ねないことが大切だと考えていました。

相手の価値観を尊重してコミュニケーションを取ってきた結果、比留間さんはいちど他社に転職したけれど、盛り上がっているログラスを見て「やっぱり入りたいな」と感じてくれました。正攻法といえるかは分かりませんが、とても大切な価値観だと思います。

私は現在も多くの方に声をかけてリファラル採用活動をしているのですが、ご本人がプライベートな理由で、「ログラスの業務量に耐えられるかわからない」と言っていたとしても、「一刻も早くログラスに入った方がいいよ」とは言いません。

「あなたの人生が一番大事なので私はずっと待ちますし、私は必ずログラスで良い場を提供できるようにしたいと思っています。でも、無理して来る必要はなく、自分で決めてほしいです。」と伝えるようにしています。こうした、コミュニケーションの微妙な塩梅が大事です。

――その方にログラスのことを考えていただく時間が大事なのですね。

布川:そうです。「ご自身のご状況に合わせて来てほしいです」とお伝えした上でご本人に考えていただくことが、最もLTV(Life Time Value)が高いと思っています。そういったコミュニケーションを丁寧にとれる人を、ログラスのメンバーにも増やしていきたいと思っています。

ログラスで働くことが、人生のギフトになるように

――これからリファラル採用を頑張りたい人へ、一言お願いします

比留間:自分の大切にしている価値観をしっかり表現しながら働いていれば、必ず周りにも「〇〇さんが働いているログラスって良い会社だな」と感じてもらえると思います。
お客様に対しても、社内に対しても常に緊張感を持って仕事をしながら、自身の価値観を表現することは大変かもしれませんが、その姿勢を見ていただいた上でリファラル活動をすれば、良い反応が返ってきやすいと思います。

布川:私は、「ログラスで働くことが、人生におけるギフトになるように」と思ってこの会社を作っています。だからこそ、ギフトを渡すように「ログラスという会社にこういうポジションがありますよ」と周りの方に伝えてもらえたらと思います。

もしかすると、誘うときに「嫌がられないかな」とか、ネガティブなイメージも湧くかもしれませんが、都度誠実なコミュニケーションを取っていけば、必ずしも採用に繋がらなくても、いつか違う形で返ってくるケースもあると思います。

振り返ってみれば、比留間さんがコンサルとして働いていた時は、1つのシステムベンダーとしてログラスに声をかけてくれました。そこで私がログラスの営業としてギフトを渡し続けた結果、全く違う形ですがリファラル採用という結果に繋がりました。(協働した案件も受注につながり、大きな成果が出ています。)

仮にこれが採用に繋がらなかったとしても、例えばパートナーセールスに繋がるとか、他のお客様を紹介してくださるとか、ギフトを与えることによって広がる経済圏が必ずあると思います。

なので、リファラルの声かけが結果的に採用に繋がらなかったとしても、何かしらのプラスがあると思って周りの人と繋がっていってほしいです。

【ログラスをもっと知りたい方へ】

▼採用情報(ログラス Job Board)

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▼ログラス 会社紹介資料

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