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「発見の喜びを感じよう」!

2010年4月に設立された「BOOKSCAN」という会社がある。この会社の「サービス案内」は、次のようになっている。

 「世界中の本好きのために」――私たちは世界初の低価格蔵書電子化書籍サービスとして、“蔵書を電子書籍化+廃棄処分する” お手伝いをしています。BOOKSCANなら、簡単に蔵書を電子化し、オンラインで管理することができます。
「本が好き。たくさん読みたい。」――でも置く場所がなくて困ってる。そんな方におすすめです。ご自宅にある大量の蔵書をBOOKSCANまでお送りください。「新しい本を買いたいけど家の棚がすでにいっぱいで…」と心配する必要はありません。新たに空いたスペースに、欲しかった本を好きなだけ並べることができます。
あなただけの「マイ本棚」――BOOKSCANすべてのお客様に、あなただけの「マイ本棚」を無料でご提供しております。スキャンした書籍すべてを、専用の本棚画面で一覧可能。表紙・背表紙・タイトル一覧などご自身でカスタマイズ可能です。

これまでに私が上梓した書籍の多くは、すでに電子書籍化されている。それらは、従来の「書籍出版契約」に加えて、新たに「電子書籍出版契約」を結んだ成果である。

ただし、2018年に『愛の論理学』(角川新書)を発行するために株式会社KADOKAWAと結んだ契約書では、最初から当然のように書籍と電子書籍が合体した契約書になっていた。「角川映画」などでも知られるKADOKAWAは、それだけメディア媒体を優先しているのかもしれない。

さて、「BOOKSCAN」が特化しているのは、とくに学会誌や雑誌資料などのバックナンバーを電子書籍化すれば、「マイ本棚」で一括管理して情報検索ができるようになる点である。量だけではなく質的にも貴重な歴史的書籍を抱える個人や図書館などにとって、大いに将来性のある分野だと思う。

実は、この会社は、すばらしい社会貢献を実践している。「科学」や「考え方」から「ビジネス」や「可能性」に至るまで、あらゆるテーマで幅広い分野の「著者」にインタビューした記事を、無料で公開しているのである。

本日確認したところ、すべての「著者」インタビューは591件、そのうち私に関係のあるタグでは、「研究」が246件、「海外」が229件、「大学教授」が131件、「科学」が103件、「哲学」が87件のようになっている。

沖中幸太郎氏の取材を受けて、このWEBサイトに私のインタビュー記事「発見の喜びを感じよう」が掲載されたのは、2014年12月のことである。彼のインタビューは、私の経歴を振り返りながら、これまでの著作活動への動機を明らかにしていくという手法で、楽しい記事に構成されている。その最後の部分を紹介しよう。

――考える出発点が「本」なのですね。
高橋昌一郎氏: そう。逆に「この本にすべて書かれている」とか「この本さえ読めばすべて大丈夫」という本があったら、それはニセモノだということです。本の目的は、それが大いなる知的刺激を読者に与え、常に出発点となること。それは専門書でも同じで、それ以上のものを本に期待すべきでもないと思っています。今はありがたいことに、方々から出版の話が来ています。これからも論理的思考を基盤に置いて、様々なテーマで「知的好奇心」を刺激する作品を書いていくつもりです。

以下に、全文が掲載されている。私の記事ばかりでなく、多彩な「著者」たちの「生の声」に接するためにも、ぜひご覧いただきたいサイトである!

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Thank you very much for your understanding and cooperation !!!